表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【彼女の計画_外伝】新作公開!影たちの物語 ~瞳の章~『彼女の無意識 』―指揮者と雑音の行方―  作者: Taku
【彼女の計画_外伝】 影たちの物語 ~Eの章~

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/46

第1章 Eの章 Eの告白 第2話 【瞳との再会】

待ち合わせは、かつての会社近くのカフェ。


数年ぶりに会う瞳は、少し年を重ねていたが、優しい雰囲気は変わらない。Eは、あの日見たことを話した。非常階段の二人と、それを見ていた「観察者」のこと。そして、自分が置いたあのメモのこと。


瞳は静かに耳を傾けていた。

Eが「3月11日の午後2時46分ごろです」と言ったとき、瞳の表情が変わった。


「その日、その時間……私は会社にいませんでした」


瞳は説明した。毎年3月11日、彼女は東北を訪れ、追悼イベントに参加している。社内報にも写真が載っていた。あの日、あの時間、彼女は確かにそこにいなかった。


Eの頭が真っ白になった。


――じゃあ、私が見た「瞳さん」は誰だったんだろう?

――そして、それを見ていた「観察者」は?


瞳にも、答えはわからない。

ただ、一つだけ確かなことは、Eが見た「瞳」は、瞳本人ではなかったということだ。


帰り際、瞳は静かに言った。


「あのメモ、ちゃんと届いてましたよ。ありがとう」


それだけだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ