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【彼女の計画_外伝】新作公開!影たちの物語 ~瞳の章~『彼女の無意識 』―指揮者と雑音の行方―  作者: Taku
【彼女の計画_外伝】 影たちの物語 ~Eの章~

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第1章 Eの章 Eの真実 エピローグ 【窓の外】

Eは今も時々、あの日のことを思い出す。


3月11日、14時46分。

非常階段の二人と、それを見ていた「観察者」。

そして、自分が置いた一枚のメモ。


あの二人が誰だったのか、今もわからない。

あの「観察者」が誰だったのかも、わからない。


もしかしたら、あの「観察者」は、最初からいなかったのかもしれない。

もしかしたら、私の見間違いだったのかもしれない。


でも——それでもいい。


(私が見たものは、私の中で確かにあったことだ。それだけで十分だ。)


もしあの日、あの時間に合格メールが来ていなかったら。

もしあの日、渡り廊下に出ていなかったら。

もし純に会っていなかったら。


でも、その「もし」は、もう考えない。


だって、それが自分の選んだ道だから。


窓の外では、今日も誰かが誰かを見ている。


その視線の先に、また別の誰かがいる。

その誰かもまた、別の誰かを見ている。


視線の連鎖は、どこまでも続く。


その連鎖の中に、自分もいる。


(私も今、誰かを見ている。そして、誰かに見られている。)


それだけで、十分だ。


---了---


※Eの章_「Eの告白」、「Eの選択」へ続きます。

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