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サイドストーリー:プレイヤーネーム「シルク」編第2部第4話
作業服の男は、立ち去る間際、シルクとネイルに気づかれないよう作業を行い、その後始末のために戦場から少し離れた場所に来ていた。
「ちょっとおとなしくしていてね」
そう言って彼は肩に抱えていた赤い糸で縛り上げた男を下ろす。背の高い男だが、重さは特に感じていないかのような振る舞いだった。
「君みたいな強いNPCがついてると安心しちゃうよね。あの子は追い詰めれば追い詰めるほど輝くタイプだから、今回君の出番はなし」
場所は探偵たち2人が使っていた小屋の前。そんな作業はまるでものを扱うように雑で、ごとりと痛そうな音を立てる。
「しっかし原種は支配が通りにくくて面倒だよ。今の今まで私たちの目的が果たせていない原因で、邪魔者。でも排除したら今度は目的のものが壊れて手に入らなくなる。迷惑極まりないよね」
「君たちも彼らに奉仕するために用意されているんだろ。反吐が出る」
「まあでも、候補者の役に立ってくれるなら今のうちは見逃しておいてあげるよ。どうせ起きるころには全部忘れているだろうし」
作業服の男は早口で長々と独り言を言い、気が済んだところでその場を立ち去る。
時間は昼過ぎ。これといって人通りがないわけでもないが、その様子を変に思い男に声をかける者はいない。
通常NPCには知覚できない存在。それが作業員であり、彼らの暗躍は一部のプレイヤーに着実に変化をもたらしていた。
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時間がないのはシルク側であり、彼から攻めるのは必然だった。
そんなシルクの能力だが、アバターが変化している状態であれば常に使い続けるというわけではない。任意で切り替える必要がある一方、1秒だけ使うといった芸当は難しいと彼は感じる。使えないことはないだろうが、割に合わない消耗を強いられるだろうと予想する。
そんな使用上限があることを相手に知られては不都合だ。常時発動ができないことはすぐに見破られるだろうが、それでもクールタイムを嫌い使っていないように振る舞い警戒を誘いたい。
ステータスを確認してはいないが、一応身体能力の向上は実感している。できれば能力を使わずに勝ちたいと思うシルクだが、そんな出し惜しみをしていられるほど余裕がないことは自覚していた。
前へ踏み込みこぶしを振るう。しかしそれは横へ跳んで回避されてしまい、横から頭を揺さぶるほど大音量の咆哮を浴びせられる。意識が少しの間遠のき、体から力が抜ける。しかし魔物はシルクへの追撃ではなく、少女の方へと顔を向ける。
「援護するわ!」
そんな状況でネイルが弓を射る。射撃は魔物の意識の外だったのか、回避行動は取るものの間に合わず矢が掠める。しかし前回と違い毒が効いているようには見えない。そもそも先ほど受けた毒の影響もないかのように振舞っているが、毒が効いていないのだろうか。
「なんで!?」
「今暴れてるのは魔物の意思じゃない。おそらく彼の体に絡みつく糸が原因です」
意識を取り戻したシルクは少女と魔物の間の位置に立ちつつ、驚いているネイルにそう告げる。
そんなシルクの予想は正しい。今魔物は赤い糸で無理やり動かされている。体の本来の持ち主の意識を無視し、痛覚や毒の影響を考慮しない動きはおそらく彼自身を蝕み続け、このまま行動を続ければ自我を失うかもしれない。
しかしこれだけアドリブで会話できるNPCであればそれくらいは気づけるのではないか。そんな疑問にすぐに答えが返ってくる。
「糸? そんなもの見えないけれど」
「(あの男の攻撃もアビリティの一種に見えたけれど、違うのか? 状況を正確に理解してるのは俺だけと考えたほうがいいか)」
そもそもシルクの変質したアバターの外見にも何も言ってこない。これがNPCの想定外の事態であり、彼らには処理できない情報なのだろうと考える。確かにゲームであればこれはバグやハッキングによるチートの類だ。シルクの能力もデバックモードを起動したときの挙動に近いものを感じる。
とはいえそんなことは今重要ではない。シルクは自分の力の種類や用法について考えるのは別の機会でいいと意識を切り替える。
「(一度命令を出すとそれ以外の行動はとらないのか?)」
残る懸念材料は少女だ。できればネイルかエルヴォのどちらかに少女を安全なところまで避難させてもらえないかと頼みたいところだが、先ほどシルクを攻撃する絶好のタイミングで特に行動せず、少女を狙うしぐさを見せたところが気になる。
あの時の糸使いの男は、シルクを追い詰めるために魔物に少女を襲わせた様子だった。そしてそこから命令変更は1度も行われていない。もしかすると魔物は正気に戻さない限り少女を狙い続ける可能性がある。その場合、彼女を逃がすことは難しい。
「(この場で決着をつけるしかない)」
魔物は、先ほどまでの逃げに徹していた姿とは対照的に攻撃的になった結果、周りの住民の目など気にせず暴れている。この場所に兵士が呼ばれるまでそう時間はないだろう。
加えてネイルによる弓での攻撃によるダメージも蓄積していく。動きが俊敏なままだからと言って残りHPが潤沢に残っているかどうかはわからない。
ところでエルヴォは何をしているのだろうか。シルクは彼の横を飛び出した後、周りを見ても彼の姿はない。
ネイルがいなければ攻撃が捌ききれないとわかっているだけに、あてになる人が1人減ったのは痛手だった。
エルヴォを頼ることができない以上、この場は2人で乗り切るしかない。下手に少女を逃がそうとするとそれを追って魔物の行動についていけなくなる可能性があるため、シルクはこの場で決着をつけると決意する。
とはいっても、糸をどうにかする算段はまだついていない。
「とりあえず気を惹いてみるか」
まだ少女に固執していると決まったわけではない。危険ではあるが注意をこちらに逸らすことで少女が逃げる時間を稼げるのではないか。そんな期待も込めて攻撃を仕掛ける。
そんなシルクの行動に先ほどは咆哮を返した魔物は、一応彼を脅威と認めたのか反撃を仕掛ける。
拳を突き出したところに体当たりを繰り出してくる相手。ステータスが上がったとはいえ四足の俊敏な魔物の速度には勝てず、シルクは体を打たれ壁に背を打つ。
「かはっ」
「大丈夫!?」
「無事じゃないが、それよりもあいつを警戒してくれ」
その様子に動揺したネイルは、思わずシルクのほうを見るが、彼はそれよりも魔物と少女の様子を気にする。
しかし牙や爪であればよりダメージを与えられるはず。先ほどから攻撃が妙に甘いと感じる。考えられるのは、あの糸使いの男の命令。彼はこの戦いを劇と呼んでいた。となるとシルクがあの魔物を討伐し少女を救うという筋書きがあるのかもしれない。
そしてシルクにとっては腹立たしいことに、彼はその筋書き通りに行動している。唯一違うのは、魔物を倒すのではなく魔物も助ける。そう考えていることだけだった。
そんな彼の希望を打ち砕こうと、魔物は今度こそ少女を襲おうとする。
確かに本筋はシルクを少女を救った英雄に仕立て上げることだろう。しかし少女を救えずその復讐を果たそうとする悲劇の英雄でも構いはしない。糸使いの男にとってはどちらにせよシルクを中心とした劇が完成する。だからシルクは殺さないが、少女は殺しても構わない。そんな思考が透けて見えるように、魔物は躊躇いなく少女にとびかかる。
しかし、その動きは一瞬だけ鈍った。
ネイルの射撃が命中し、今度は矢が肩に深々と刺さる。
「なんで避けない?」
そう思うシルクの目に、ほつれた糸が見える。
どうやら、先ほど掠った矢が糸を切ったらしい。切られた糸の拘束力はわずかだが弱まり、魔物の自我が抗う余地を生み出した。そして魔物の足は鈍り、ネイルの攻撃が命中する。
「このままいけば倒せそう!」
「だめだっ! あいつを倒したら大変なことになる」
「あ、そういえばそうだった……でもあいつ、倒すまで止まんないでしょ? どうすんの?」
いまだに魔物は抗っている。体を蝕む毒の苦しみに耐え、勝手に動かされる体に逆らい自我を保っている。そんな諦めない心の持ち主を救う。そのためにシルクは考える。
「確かに糸の拘束力は弱まった。でもあの糸は体の内側に入り込んでる。どうしたら……」
ネイルに糸は見えていないが、糸自体は干渉可能で切断できる。そして糸を切れば支配は弱まるとわかった。だが矢が刺さった個所、傷口に赤い糸の端が揺れている。どうやら細い糸が体内に入り込んでおり、それが血管のような模様として浮かび上がっているようだ。つまり外に出ている糸をすべて切ったところで完全な解放はできそうにない。
「それでも最低限魔物が抵抗できる状態までもっていければ、事態は解決するか」
「何ごちゃごちゃ言ってんの? 来るよ!」
ネイルにそういわれシルクは再度構えをとる。相手を傷つけないと誓った無手だが、糸を切断するのには向かないだろう。ここはネイルを頼るしかないのか。しかしそれでは自分の手で守るという思いを果たせていないのではないか。
シルクが攻撃をためらっている間に魔物が攻撃を仕掛ける。
「撃つから当たんないでよね!」
「浅く掠めるようにできないか?」
「は? 何言ってんの!? 意味わかんないんだけど」
糸を斬れば魔物が自由を取り戻す。そう思いネイルに提案をするが、まともに取り合ってもらえない。
彼女に理由はわからないだろう。それでも強引にでも押し切るべきかもしれない。そう思うが、自分で糸を斬らないシルクがそんなことを言っても説得力がない。
信念に固執するか、それとも最善の行動を取るか。他人が見れば何を迷っているのかと思う場面だが、彼は真剣だった。
そうして迷っている間にも動きの鈍った魔物に矢が撃ち込まれ、魔物は少女を狙うように牙を向け、爪を振り下ろす。身体能力が上がっているとはいえ、防御力の向上は俊敏性や力に比べ見劣りする。少女を守るために盾役を担っているが、このバフがかかった状態がいつまで持つかわからないだけに、悠長なことは言っていられない。
ネイルの攻撃に頼り切りになっている今、彼女の攻撃で魔物を縛る糸が解けるのを待つことしかできないのだろうか。
そんな諦めの感情が心に影を落とす頃、それで諦めるなら今この場に立っていないと思い出す。
「まだ足りないならもっと多く。それだけの話じゃないか。――応えろ、エクストラ・オーダー!」
脳裏に浮かんだそのキーワードを口にすると、電脳世界では感じるはずがない心臓の鼓動を感じる。
ズキリと鈍い痛みが体を突き抜け、冷や汗をかく。先ほどまで使っていた時間操作も常識破りな力だったが、それを使っていた時ですら負担は感じても何か致命的な代償を払ったとは思わなかった。しかし今回のエクストラ・オーダーは、シルクの身の丈に合わない埒外な力を無理して使うということ。体にかかる負荷は想像を絶し、本来現実の肉体の状態なんて把握できないはずの電脳世界の中にいてなお、生命の危機を感じる。
『本当に実行しますか?』
周囲の時間がゆっくりになり、目の前にYesとNoの選択肢が提示される。彼がYesと言えば、きっと代償を払うことになる。この仮想世界の1イベントにその価値があるのか。彼の魔物と少女を救いたいという気持ちは本物なのだが、それでも彼の目は泳ぎ、口の動きはゆっくりと、どちらつかずに呻くばかり。
迷いや恐れの前に苦悩し、信念を貫くことの難しさを知る。その問いは、たかが剣1本を握るか握らないかで迷う男に対し、本当の選択とは何かを突きつけるようだった。
「俺は……俺、は……」
――シルクの現実は嘘に満ちていた。
彼は人を見る目があり、愛想もよかった。そんな彼の性質は人事に向いており、そういう役職に収まったのは自然な流れに思えた。
けれど彼は器用ではなかった。自分の能力の適正と周囲からの期待を前に、自分の気持ちを優先することはできず、人事の仕事をこなすうちに憂鬱さを覚える。彼は誰かを傷つけるかもしれない行為を仕事だと割り切ることができなかった。就活生への対応では不採用の通知を送ったり、就活生から断りの連絡が来たりすることに心を揺さぶられ、同僚を能力不足を理由に異動を通告したり、時にはクビにするべきだと上に報告する。彼の視点は鋭く、彼の提案は会社全体の利益に繋がる一方で彼自身はその行為に疑問や苦痛を感じる。
もちろん彼を肯定する意見を口にする同僚もいる。権限を持たない職員が就業態度が悪い職員を注意することは難しく、多少の警告を出したところで真に受けることのほうが少ない。そういった人物を相手に論理立てて反論の余地がない形で通告を行う彼は一部の人からはヒーローのように見られていた。
だが権限を持つからこそ厄介なこともある。辞めさせた相手に恨まれることはもちろん、次は自分がターゲットになるのではないかと恐怖心を隠せない、自分を人だと思っていないような目で見られることもあれば、その権限を持つ相手にすり寄ってくる利己的な相手もいる。人に取り入るのが上手いそういった相手をあしらう彼の態度は、彼の役職の仕事としては適当なものであるにも関わらず彼が孤立する要因になった。
真面目な就業態度の同僚からは信頼されている一方、友人のような親しい間柄の人物は少ない。
そんな彼の心の空白を埋めたのが、オンラインゲームだった。
人目を気にしていないようなそっけない態度を取っている一方で、誰よりも自分を見てほしかった。演技をせずに自分のやりたいように振る舞い他者から頼りにされるということ。誰か一部の人と親しくしていたからと言って色目を使っているとみなされることはない。ゲームの中であれば、彼の欲求は満たされた。
けれどそれも所詮は幻。相手の態度を見れば自分を利用しようとしているのか、自分より劣るプレイスキルに見下されているのかはなんとなくわかる。目を背けていてもふとした時に気づくそういった思惑を前に、彼は自分の目の良さを呪った。
虚しさを埋めようとするほどに埋まらない空白を自覚させられるばかりの日々。
そんな中で彼は今回の事件に巻き込まれた。
お人好しな彼はパーティを組めないプレイヤーに声をかけ、その時本当の意味で頼りにされているという実感を覚えた。その時は、心の空白が少し埋まったような気がした。
彼がこのゲームをクリアすることに固執する理由は、おそらくそこにある。ゲームをクリアしようとする彼を頼り、仲間と慕ってくれる誰かを求めていた。
しかしその思いが叶っても、その幸福な時間は長くは続かない。所詮仲間同士の絆はゲームをクリアするまでの間だけのもの。現実に戻ればまた1人になってしまう。
ゲームクリアを目指して行動する裏で、彼はゲームクリアの先のことまで考えてしまったことを後悔しながら戦っていた。
「(仮に現実に戻ったところで、僕に残っているものなんてない)」
現実を取るか、それとも、この場で後悔しないために得体の知れない力に頼るか。命の危険からくる痛みに怯み、口も手も動かなくなった時、彼の脳裏を走馬灯のように過った現実の日々。脳裏を過ぎ去った記憶を思い出す度に、現実から気持ちが離れていくのを感じる。
「(たとえ幻想だとしても、僕は『シルク』を嫌いになりたくないんだ)」
そして改めて自分の中でシルクという存在の大きさを噛みしめる。辛い日々から逃げて、理想の自分でいられたシルクというアバター。それは偽物だと分かっていても捨てることなく手元に残していた大切な名前。
今の自分はシルクなのだ。そして、彼はきっと自分を犠牲にしてでも誰かを助けることを躊躇わない。
「最悪だ」
本来何も取り繕わないための仮面だった。けれど今のシルクは、自分の理想を演じるための義体だった。そこに現実の彼の居場所はない。彼がどうなろうがシルクには関係がないわけだ。
「でも、迷わなくていいのは楽だな」
そう呟いて、大きく一度深呼吸をする。それから彼はこぶしを握り締め振りかぶる。
「全部もってけよ。その代わり、中途半端はナシだからな」
そう言いながらシルクはYesの画面を殴りつける。
視界がぐらりと揺れ、酷い頭痛に苛まれる。代わりに手に入れた力は、半透明な刃を作り出す力。
そんな体調不良の原因も、自分自身の身に起きた変化も、処理しきれないほどの情報が頭に流れ込んできた反動だ。
しかしそれだけが原因ではない。原因がはっきりしたからこそ、自分の身に起きた異常を理解する。自分の脳がこの仮想世界を維持するリソースの一部として回路に組み込まれてしまった。混乱と定着しきらない記憶の曖昧さのせいで正確なことは言えないが、おそらくゲームをクリアし条件を満たしても現実に戻れるかどうか怪しくなったと理解する。代償を覚悟していたが、その覚悟を超える事態を前に地面がなくなって空中に放りだされたような感覚に苛まれる。
だからと言って放心している場合ではない。やり直して犠牲をなかったことにすることができるとは思えない以上、ここで成し遂げなければ犠牲が無駄になる。頬を叩いて気合を入れなおし、余計な考えを頭から追い出して目の前の魔物を視線の先に捉えると、体の震えが治まる。
今回はステータスの上昇がなく、体力回復もない。だから刃を届かせるためには地力で接近しなければいけない。
幸い他人の行動を把握するのは得意だ。ネイルの攻撃タイミングと少女の位置から次の行動を決定する。
シルクは始めに前へと駆け出す。それまで防戦一方だった状況からの急変に魔物側は対応が遅れ、その隙を狙うように横からネイルが魔物の背中に矢を打ち込む。
「なんで効かないのよ!」
「(違う。魔物にはダメージが通っている。でも、これだけマテリアルを失ってもなお動きは鈍らないか……)」
散る赤いエフェクト。しかし今のシルクには飛び散ったエフェクトが空中に消えていくことなく地面に転がり赤いシミを作る。システムの一部となった彼には、セカンドプラネットの本来の姿、その一端が映った。
だがその先ほどまでとは異なる光景に動揺している暇も余裕もない。そもそもセカンドプラネットの本来の姿は情報として脳内に入ってきている。実際にそれを目の当たりにしただけに過ぎないし、相手が受けたダメージがより分かりやすい形で可視化されたと思えば都合がいい。
しかし半透明な刃を差し込む前に魔物は何かを察したように体を捻る。その行動を前に正面からぶつかると考えていたシルクは不意を突かれる。
対面を避け、少女の方へと駆ける魔物。そのまま行けば少女はその顎で体を食い破られるだろう。
失敗した。そう思うが、まだ間に合うはずだと信じ思考を切り替える。魔物本体へのダメージ量から察するに、魔物はもう次のネイルの攻撃には耐えられないだろう。これが最後のチャンス。そう思うと、煩い心臓と意識を手放したくなるくらいの頭痛がより一層激しさを増したように錯覚する。そんな緊張に耐え、シルクは渾身の一撃を放つべく構えを取るのだった。




