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第十七話 営業で培った忍耐力

 「それでどういう事か説明してもらおうか?」


 俺は今、騎士達の砦の中の会議室みたいなところでさっきの状況を質問されている。

 俺の正面には真剣な顔のアーロン、そしてその奥には険しい顔付きの騎士達。

 完全にアウェーだ。

 その中でファリンは一人、アーロンの横で心配そうな表情で俺を見ている。

 ファリン……君だけが俺の味方だよ……勘違いじゃないよね?


 「黙ってないで説明してもらおうか」


 俺が周りを見渡して自分の境遇に悲観していると、アーロンは俺に言葉を促す。

 これはまるで取り調べだ。

 俺はみんなのために戦ったのに……これは冤罪だーー!!


 「いや、黙ってるも何も……」


 俺は心の中で理不尽さに叫びたい衝動にかられたけど、前世での就活の面接、上司とのやりとり、そして営業で培った忍耐力で淡々と状況を正直に話す。

 

 「……なるほど、じゃあフェイトが魔族を倒した結果、魔物の統率が効かなくなって対応出来なかったって事か……」


 俺は努めて冷静に、そして事実を正直に伝えた。

 俺の営業で培った洞察力からすればアーロンは一定の納得はしているようだ。


 「そうだって。だいたい俺が何か企んでいたらわざわざ危険を知らせる合図を送ったりしないだろ?」

 「それもそうだが……」


 アーロンは頭では納得してるけど心では複雑だというような反応を示す。

 でも、俺からしたら正直に話す以外どうする事も出来ない。

 しばらく沈黙が続くとアーロンは周りの騎士達を一瞥して俺の方を見て口を開いた。


 「……フェイト、俺が今から話す事を実行出来たら我々騎士はおまえを信じよう」

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