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ゴキブリ退場コート参戦

蜘蛛の突撃は、以外にもアイアンメイデンが受け止めた。


「気持ち悪いですけど……ッ、代理戦争の為にッ!!」


息を吐く様に蜘蛛を大きく投げつけた。蜘蛛は窓ガラスにぶつかって外に出る。


追うようにアイアンメイデンは外に出る。


俺も後を追い、二階から降りて玄関から外に出た。


外は丁度道路付近で、蜘蛛は空手の組み手のように型を取る。


アイアンメイデンは指先を針のように差し出して、その指を蜘蛛に刺す様に向ける。


「………」


「―――」


その沈黙は、戦いの前の静けさ。


代理戦争は既に始まっている、この戦いは、先にどちらか動いたほうに分がある。


「…………ん?」


あれ? そう言えばこの蜘蛛、もしかして………。


俺は家に戻って懐中電灯を取りに行った、親父が通販で買った超強力な光を放つ懐中電灯だ。


その懐中電灯を蜘蛛の目に目掛けて照らす。


「ッ卯輪嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼!!!」


蜘蛛は大きく声を上げて、悶絶をする。


「あー………なんか見た事あると思ったら、あれだ、暗視ゴーグルに似てんだあの目」


昔、親父が見せた暗視ゴーグル、それを外面から見せて貰ったが、何か音がするのだ。


「………え? 私の出番終わりですか?」


「あー………まだ。」


ウンディーネがそう言うと、アイアンメイデンは大きく振り返る。


目の前には、コートを被った男、蜘蛛を軽々と持ち上げて、その蜘蛛を投げ捨てる。


「うぬぬ……この俺を差し置いて筋肉自慢……負けるかぁ!!」


俺は早速目の前にあった蜘蛛の残骸を持ち上げて、投げ返す。


意外と蜘蛛は軽い、小石の様に飛んでいく蜘蛛。


コートをきた男は避けようとせずに、そのままぶつかった。


土煙が巻き上がり、肌蹴たコート。


その顔が垣間見えると、その顔は俺の顔見知りだった。


「……は? 親父?」

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