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蜘蛛であれゴキブリであれ

それは蜘蛛だ。


目が八つあり、口にはクワガタの鋸。


腕は六本あって、足は二本。


硬い鎧を着込んで、兜には、二本の触覚。


…………あれ? でもこの体系からして………


「ゆうへい、大丈夫ですか!?ッてゴキブリぃいいいいいいいい!?」


騒ぎを聞きつけたアイアンメイデンが中に入ると同時に大きく悲鳴を上げた。


そのゴキブリとは、まさしく俺を襲った怪物だ。


「羅羅等!?」


怪物は後ろを振り向く、いや、ゴキブリと言われてんのアンタですよ。


その騒ぎを聞きつけて、ウンディーネもやってくる。


「あー…………、G」


最早面倒くさくてアルファベットで片つけちゃったよこの子。


「いやああああ!!何であんなに進化しているんですか!!?やはり日本には虫を進化させる大麻料理でもあるんですか!?」


思いっきり指を差してゴキブリに向ける。


あー止めろ、俺を襲った敵さんは、蜘蛛みたいな感じで登場してきたんだから!!


「射、射羅羅!!」


傍に落ちていた鉛筆を持って、綿雨みたいに口から吐いた糸を巻き付ける(蜘蛛は口から糸を出さないけど)、なんとなく蜘蛛っぽいぞ。


「うわ!粘液だしましたよ粘液!!べたべたしてます!! うわああ!!」


「あー………やだ。」


もう止めたげてええええ!!ゴキブリのライフポイントはとっくに0よ!!


何だか血管が浮き出てるし、もう我慢の限界なんだ!!


分かるぞ、俺もわかる!!蜘蛛として登場したのにゴキブリとして扱われたもんな!!分かるぞ!!


と思ったら突進してきた!!



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