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妖狩:特異超常現象捜査課  作者: 定春
『無敵のジャンパーを仕留めろ。』
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EPISODE 41「不死VS死神」

龍我がミッションをクリアした傍ら、『死神』に遭遇した凱は苦戦を強いられていた。


凱は『玄武』を“武装”し、『死神』の刃を盾で受け止める。


『死神』は“斬月”を放つが、凱は盾の上にバリアを展開して全てを断ち切る斬撃波を受け止めた。


「俺の技を受け止めた…止めたのはお前が初めてだ『玄武』。」


「そりゃどうも…(何なんだコイツ…雲見てぇにふわふわした動きのくせに一切太刀筋が読めねぇ!)」


さらに大剣を再び装備し、攻撃を可能にして『死神』に反撃する。

しかし身軽な『死神』は軽々と避け、体術を駆使して凱にダメージを与える。


「貴様は両腕の盾に大剣を片手に持ちながら戦っている…武装前のパフォーマンスは大幅に減っているな。」


「何先輩面してアドバイスしてんだ!」


『死神』の言う通り、盾が重く、大剣も重いのでいつものように軽々と振ることは難しい。

そのことを指摘されさらに力を上げたが、それも逆手に取られ、黒刀の柄頭で顔面を殴られた。


鼻血がダラダラと流れるが持ち前のー「“不死アンデッド”」ーの術式で回復した。


「不死か…『死神』に貴様の命を取れるか…試してみよう。」


『死神』の身体から赤黒いスパークが発生し、背後から巨大な黒鬼が咆哮を上げながら顕現した。

その見た目は風雅と戦った時より変化し、よりマッシブで顔も本物の鬼の形相だ。


       「『黒鬼オーガ・零式』…“武装”…!」


左側の頭部に赤い角が生え、顔には回路のような痣が出現。

左腕の筋肉が膨れ上がった後、腕全体に血のように赤いラインが走り、黒く変色していく。


膨れ上がった左腕は黒く変色したあとに一気に収縮し、『死神』の“武装”が完了した。


「なんてオーラだ…まるで鬼だな。」


「闇を味わうがいい…。」


と厨二全開のセリフを放ちながら拳を握り凱に迫ってくる。

凱は咄嗟にバリアを張り、防御しようとするが、『死神』の拳には赤黒いスパークが走り、

バリアを突き破り凱の体に直撃した。


一撃が重く、骨や内臓がその衝撃でビキビキと音を立てながら傷ついていく。

凱の体は拳の衝撃とスパークの影響でヒビ割れていく。


そのまま吹き飛ばされ、商店街の中を通過した。


凱は大剣を握ってさらに追撃を仕掛ける『死神』の拳を受け止めた。


「まだ動くか…!」


「俺は不死身だ!」


『死神』の体に玄武の顔を模したバリアを設置しそれ目掛けて拳を叩きつける。


「“砕”っ!」


拳から放たれる大地の衝撃がバリアを砕き、『死神』にダメージを与える。


威力を殺しきれず後退するが、商店街の中央でついに止まった。


「“斬月”…!」


商店街の中から斬撃波を飛ばした。

他の店を巻き込みながら迫ってくる三日月型の斬撃を凱は地面のタイルを剥がして投げつけ、さらに盾でバリアを張る。


斬撃はタイルの塊を切り裂き、バリアに届くが、少しだけ威力が落ちたのかバリアを壊すほどの破壊力は無かった。


しかし、『死神』はすでに凱の懐に入り込んでいた。

バリア解除後の油断した時だった、一度納刀した黒刀を至近距離で抜刀。


            「“盈月えいげつ”…。」


懐で抜刀、体を一回転させて凱の体を切り裂いた。


凱の腹から鮮血が吹き出す。


「が…あ…!」


「いくら不死といえども痛覚はある…“盈月”は相手の懐に入り弧を描くように切る…!」


凱は腹を抑えて片膝をついてしまい、“武装”も解除されてしまった。


「さて、これでようやく静かになった…“女王の器”の場所を話してもらおうか…。」


「だから知らねぇって…!誰だよそいつ。」


「お前はよく知っているはずだ…知らぬとは言わせないぞ…」


刃が凱の口元に向けられる。

言っても言わなくてもどうせ口を切られる。


そして凱の口を切ろうと刀を動かそうとした瞬間、マンホールから鴉丸司令官が現れ、横から『死神』に向かって正拳突きを繰り出す。


「ボスぅ!」

「早くたてクソガキ、撤退だ。」


「また貴様か…!」


「よぉ…相変わらず派手なことやってるな…。」


「俺は貴様など知らん…ぐっ!」


突如、武装された左腕が右手にもった刀を抑え、体に強力な電流が流れて『死神』は苦しみ始めた。


「ぐっ!邪魔をするな…!!」


『死神』はすぐに“武装”を解除、再び凱に刃を向けようとするが、すでに二人は彼の前から消えていた。


           ー作戦室ー


鴉丸は負傷した凱を支え、作戦室まで戻った。

さすがに一人ではささえるのが難しいので花に手伝ってもらった。


「凱さんどうしたの!?」


「死神にたま狙われた…。」


凱の傷はすぐに治り、一人で歩いて円卓の5番の席に座った。


龍我含めた全員が心配する中、凱は声を出す。


「おいボス!まだなんか隠してるだろ…もうこの際だ全部言いやがれ…知ってんだろ…『死神』が何者でどこから来たのか…」


「おやっさん本当か…。」


と風雅は尋ねる。

鴉丸はため息をついて0番の席に深く座る。


「はぁ…そうだな、この際だ全部言ってやろう。全員座れ。」


風雅たちは司令官の指示に従い、1番、2番、6番、8番の席に座る。

花も風雅が用意したパイプ椅子に座った。


「じゃあ話してやろう…『死神』の過去…妖狩エージェント:『零』の過去を…!」


            EPISODE 41「不死VS死神」完

           次回 ???

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