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【連載】Dark × Marriage[ダーク×マリッジ]〜死せる花嫁と漆黒の護衛騎士〜  作者: シロヅキカスム
▼ショートカット/シナリオ版 

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シナリオ #06

 再会した従者は、なぜか見たこともない仮面で目元を覆い、くたびれた姿をしていました。


 フィオナは意を決して、従者に訊ねます。

 はたして、自分の身にいったいなにが起こったのかと。


 ディオスは、彼女に一枚の紙を渡しました。

 新聞です。その一面を読んだフィオナは、血相を変えてしまいました。


『【悲報】侯爵家のフィオナ・ベルベット嬢、死す。婚約の祝いの席にて、毒を盛られたか』


 ああ、やはり夢ではありません。

 自分は死んでしまったのだと、彼女は強いショックを受けました。


 さらに記事には、死んだフィオナの代わりに、エリオールとの婚約は義妹のリリアが引き継ぐことも書いてありました。


 フィオナは怒り狂いました。

 すべては仕組まれていたのだと、彼女は確信しました。自分をだしに公爵家との縁を取り持ち、その命を葬ることで後釜を狙ったのだと。


「わたしを毒で殺したのも、きっとあの子──リリアにちがいないわ!」


 はっきり言いきったフィオナは、ふとあることに気づきます。


「待って……わたし、死んでないじゃない!」


 そうです。

 彼女はたしかに、いまここにいます。


 新聞の記事は嘘っぱちであると一笑しますが、一方でディオスは首を横に振りました。


「いいえ、あなたは死んでいます」


 そう言って、従者は令嬢に鏡を差し向けます。


 映った顔に、フィオナは絶句しました。

 くすんだ青い肌、悪鬼のごとく血の色に染まった瞳──おぞましい姿をした、自分自身がいたのです。

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