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吸血鬼が始めるダンジョン経営 ~アトラクション化で効率的に魂採取~【祝8万PV】  作者: 近衛 愛
第3章 ダンジョンマート金沢店 オープン2日目

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【021】ダンジョンマート金沢店オープン:2日目その2

 ダンジョンマート金沢店の2日目がオープンした。


「「「いらっしゃいませ。ダンジョンマート金沢店へようこそ」」」」


 昨日色々と対策した結果、昨日よりはスムーズに接客が行えている感じがする。


 僕は受付の状況を見ながら、定期的にソウルデバイスの個数と、冒険者カードの残数をチェックして、困っている人がいないか、周囲を軽く確認しながら、始めは玉藻姉さんの保険契約の業務についてまわった。


 保険契約の内容は、別室にて行われている。一度に5~10人くらいの方に、モニターを使って紹介していた。声ははっきりとわかりやすく、明るく笑顔で参加者の方にしっかりと目線を合わせて話していた。


 僕は、まだ多くの人の前に立つことが慣れていないので、見ないように後ろの掲示板を見ている感じだ。でも、参加者の顔を見ていないと、理解しているのかしていないのか?というのが表情から読み取れなくなってくる。


 玉藻姉さんは、しっかりと一人一人の表情を見ながら、保険契約のテキストを見ないで、スラスラと指し棒を使って説明していく。僕だと、テキスト読むときは、がっつり本を読むので、参加者の方に向いていなかったので、聞こえなかった人もいたようだ。


 テキストが口の前にあることで、人との視線を遮り、口の動きも見えず、話す音も若干遮さえぎられ聞きづらくなってしまうようだった。


 やっぱり今日は他の応援スタッフの方について、よかったと思う。比較する対象がないと、自分のレベルがわからず、これで出来ているから良いと思ってしまうとこだった。


 玉藻姉さんを見た後で、保険の説明をすることで、自分が出来ていない部分が色々と見えてきて結構へこんだりもした。でも、それ以上に学ぶことが沢山あって、向上心がでてきたようだ。


 玉藻姉さんは、保険についての質問に関しても、さっと回答している。僕だとテキストを読み返して、何ページのここにこういう風に書いてありますよ。と自信なく答えていただろう。


 後で玉藻姉さんに聞いたら、

『オーナーになった時に、色々な知り合いにお願いして、保険契約の説明を行って、指的や質問してもらったわ』

って言ってました。


 玉藻姉さんは努力の人だと思いましたよ。僕は、会社のスカイぺで聞いた内容でわかったつもりでいただけで、本当の意味で保険契約の内容を理解していないことがわかったんだ。今度スタッフを採用したら、一緒にシミュレーションして、鍛えないと、玉藻姉さんみたいに出来そうにないぞ。でも、スタッフの勤務時間ってどうなるんだろう?


 9:00~22:30だと 13:30勤務になって、日本の一般的な勤務だと8時間でそれ以上は残業という扱いになってたかな。お昼休憩の1時間を入れても。ちょっと足りないし、これに仕事の勉強やシミュレーションを入れるともっと少なくなってしまうな。


 う~~~んっと、仕事中だった。これは後で考えよう。


 保険契約の説明を何度かフォローした後は、ヨシさんのフォローに行きました。ヨシさんは、ダンジョンの受付から、ダンジョンの入口の転送ポイントまでの説明を色々な場所でしています。トイレや、ロッカー、休憩所、自動販売機など色々なところで足をとめて説明です。


 見ていると、やる気のある人はヨシさんの近くに行って、頷きながら真剣に聞いているんだけど、やる気がないのか興味がないのかわからないけど、離れている人は別のとこに視線をやっていて、ヨシさんの説明を聞いてないようでした。


 歩きながらで、場所を移動しながらともなると、ついてくる人数や場所によって説明のやり方を変えるようです。うまく、ヨシさんは全員が説明する場所が見られるように位置どり、参加者が全部入ったのを確認した上で説明してたのです。


 僕なんか。場所に行ってそのまま説明して、次、次、はいやった、ってなってそうですね。ルームで説明するのとは違い、参加者がついて来れているかどうかも確認しながらやっていることが大切なようです。これは練習は難しそうですが、心構え一つでなんとか出来そうな感じがします。


 説明の途中で参加者が、ヨシさんの説明を聞かずに、僕の作った初心者用ダンジョンマップを眺めてましたね。読んで見てくれて、しかも熱心に見てくれているので、心の中は嬉しかったです。


ヨシさんの説明をないがしろにしてたので、結果微妙な気分になりましたけど。頑張って作ったものが参加者の方にも興味をもってもらえてよかったですわ。


 移動しながらのポイントは、参加者全員がちゃんといるか確認。説明する場所をちゃんと全員見ることが出来るか、全員に聞こえる声の大きさ、方向に向いて話しているか気を配ることがとても多いですね。


 ま~ヨシさんなんで営業スマイルとかはあんまりしてませんけど、真摯しんしな対応が冒険者の皆さんに説明を聞いてくれる雰囲気を作ってるのかなって思います。

お読み頂きありがとうございます。


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