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ゲーマーが往く、異世界チート発見!  作者: ヤタガミ
第二部 喪失と挫折
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第十七話

難産でした

思い付きでここまで来ましたが、設定を整えるのはホントにきつかったです

ある程度はかんがえていたんですが、きっちり整理するのは大変でした


 さっきから百合の百面相が凄くて、説明があんまり頭に入らないんだが…

ま、まあそれは置いておくとしよう、うん

考えようによっては、百合の百面相もある種の癒しをもたらしてくれる、と思う


身体能力値についてはある程度解った

まだ足りていない情報もあるが、それも説明されるかもしれない

とにかく、質問は最後にして、今は集中して説明を聴こう


「さて、こっ恥ずかしい話は一旦頭の片隅に置いといて。次はスキルに関して説明するぞ」


キタキタ、スキル

さっきから凄い気になってたんだよね

中二病罹患者なら、これに胸躍らないのはあり得ないだろう

……俺?俺はほら、中二病はちゃんと寛解したから

今は時折り黒歴史的発作に悶えるくらいだから、ね?それ以上は言わせんな?


「俺のステータス、一番下に書いてあるな。こいつを参考に説明していくぞ」


おっと、今は黒歴史に心囚われている場合じゃないな、集中集中っと



「まず、スキルはスキル名+そのスキルのレベルで表記される。一番最初に大剣術Lv7、とあるな?これは、大剣術というスキルと、そのスキルレベルが7である事を示している」


このオジさん、意外と丁寧に説明してくれるな、見た目がさつというか、粗野というか、大雑把な感じなのに

やっぱり、上に立つ人間はただ一芸に秀でているだけじゃダメなんだろうな


「スキルが三列に分かれて表示されているのは分かるな?これにもちゃんと意味があるんだ。一列目に注目してほしい」


はい、注目しました


「一列目、ここには戦闘技術に類するものが記される。勿論、戦闘技術だからって、それ以外に使えないって事は無いぞ。野営の時なんかは大剣で薪割したり、宴会で槍を振り回して宴会芸をしたりするしな」


風魔法なんかも、洗濯物を乾かしたり、暑い時に涼んだり出来そうだな

というか、槍で宴会芸って…剣舞ならぬ槍舞でもするのか?先端で皿回し出来そうだな


「二列目、ここはなんと言えばいいかな…俺らは頭脳労働系と呼んでいる。まあ、インテリな分野のスキルが記されているんだな。軍団指揮や部隊指揮なんかの、戦闘指揮系スキルはここに分類していいのか?って思うんだが、ここに記されるんだから仕方ないな」


確かに、軍団はどうか知らないが、部隊指揮なんかは前線で敵さんの真ん前で動く事もあるだろう

そういう意味では、一列目の戦闘技術に分類されてもいいんじゃないか?と元帥さんは考えている訳だ


「三列目、急に所帯じみてきたな。ここは日常生活で用いられる技術が記される。料理は俺の趣味だ。掃除洗濯は軍に入ったばかりの時に覚えた。工事は、俺が工兵だった事に由来している。まあ、一時期だけだったけどな。すぐにステータスを見込まれて戦闘組に放り込まれたよ」


うん、元帥さんは現場叩き上げの、生え抜きの軍人さんなんだね

その顔の傷痕、凄いからな、なんか納得


「んじゃ、次は…そうだな、この世界の人間のステータスについて説明しておこうか」


お、それそれ、それが知りたかったんだよ

元帥さんのステータスは見せてもらったけど、そのステータスがどれだけのものなのか

他の比較対象が無いから、全然分からないんだよな

説明プリーズ!


「まずは生命力な。これはだいたい80000くらいが平均だ。俺の100232は結構高い方なんだ。さっきも言ったが、この数値は皆かなり高く成長する。当然だな、これが低かったらおちおち外出歩けないからな」


あ、最終レベルMAXステで教えてくれるのね

よく考えれば当たり前だな

いくら初期値が高くても、成長率があるんだもんな

例えば、生命力の初期値が2000として、成長率が1.08と1.09では

前者が86855、後者が136436になる

その差は実に49581と、無視できない程の差が生まれる

僅か1%の差でこれだけの差が出来るのだから、最終ステで論ずるのは当然だろう


「次、魔力。これはだいたい30000くらいが平均だ。多い奴だと100000越える奴も出てくる。俺は魔法型のステータスではないから、魔力はメチャクチャ低いな」


さっきも言ってたな、魔法型のステータスじゃないって

見れば推測出来るが、ステータスには偏りがあって、それがそのまま素質を表してるんだろう

元帥さんは、ステータスを見るに完全な前衛型、力で押し切る典型的戦士だ

大剣術と盾術が際立つね


「攻撃力、これは俺自身結構あるんだぜ?平均は7000程だ。俺は10414。これは世界でも有数の攻撃力だ。だいたい9000越えると一級品だ。10000越えは超一級だな、どこの国でも仕官出来るぞ」


そうだよな、この数値が低いとそもそも有効なダメージが与えられないって言ってたからな

相手のHPをちまちま削っていく戦法もあるっちゃあるが、命懸けでやる事では無いな、うん


「魔法力は、攻撃力より平均はやや低めで6000だ。だが、この数値は高い奴はとにかく高い。ウチにも何人も居るが、一番高い奴で15000くらいあるな。もっとも、低い奴はとことん低いから、平均値が下がってしまっている訳だが。これも10000越えれば、どこの国でも雇ってくれるぞ」


魔法って物理より強いイメージあるよな、ロ〇サガとか

物理がナイフで魔法が銃って考えると理解しやすいか…弾数に制限があるのもそれっぽいし


「対物力は5000が平均だ。これと抗魔力も高い奴はとことん高いんだが、対物力と抗魔力が高い奴は攻撃力や魔法力が低い傾向にあるな。ウチだと、これが高い奴が近衛に選抜されやすいな、勿論それだけの木偶の坊じゃあイカンがな」


「抗魔力の平均は対物力より少し高めで6000だ。魔法力と同じだな。だが、これはあまり数値が高くならない。魔法力は15000ある奴もいると言ったが、こちらは10000あればいい方だ」


壁役ってヤツか、でも対象のステータスより低めが通常の様だし、タンクに守ってもらってその隙に…って戦術は採りづらいだろうな、明らかに死にやすい役目を、そもそも引き受けてくれる奴はいないだろう


「ここまでの説明で、如何に攻撃が優遇されているか理解出来た事と思う。そして、何故生命力が高い数値で纏まっているのかも、理解してくれた事だろう」


確かに、これで生命力が低かったら一撃死も十分にあり得る事態だ


「一応、装備で防御は補正する事が出来るが、それは攻撃も同じだからな」


つまり、元帥さんのステータスを参考にして考えると、一回攻撃を受けるとだいたい2000あまりのダメージを受ける結果になる訳だ

で、生命力は100000弱、50回でお陀仏

多いんだか少ないんだか、分からないな


「まあ、その辺を補うのが腕の見せ所だな。ここは経験が活きてくるところだ」


そう言って腕をムキーッとする元帥さん、甲冑に包まれて分かんねえよ

いやに細いから、きっと力こぶなんか出来てないんだろうな


「じゃあ次な。機動力、これは高低差が激しいステータスだな。平均は5000程だ。高い方だと12000とかで、低いと1000なんて奴もいる。前者の場合は防御ステータスが低い事が多いな。ウチの国王陛下なんかこの数値が凄い高いんだが、逆に対物力と抗魔力はあり得ないくらい低いぞ」


回避型ってことなのかな…それなら、国王様が凄い細身だったのも納得、目の前のオジさんは納得できないけど


「次は、感覚力か…これは逆に高低差が小さいステータスだ。上が7000位、下が6000程だ。ただ、さっきも言った事だが、これがどの感覚に表れるかは人それぞれだから、この数値は参考程度に留めておくのがいいな」


お!こいつは感覚力が高いぞ!偵察を任せよう!→実は味覚が鋭敏なタイプでした、じゃあシャレにならんもんな

事前に聞き取り調査すればいいんじゃない?と思ったそこの貴方!そう、そこの貴方

変化ってさ、劇的でないものは気付きにくいんだよ

多分、感覚もそうなんじゃないかな?

ある日突然急速に強化されるものでもなさそうだし、本人が無自覚って事もあり得るだろう


あ、検査すれば一発で判明しそうだな

遠くを見させてどこまで見えるか、とか、遠くから声をかけてどれくらいまで聞こえるか、なんか専用の機材が無くても出来るだろ


「次は思考力だな。これも高い奴が少ないタイプのステータスだ。逆に低い奴は結構いるな、そのせいで平均も大分低い4000だ」


確か、知能に関するステータスだったっけ?

頭の良さって相対的なものだから、皆頭良いって事は皆頭悪いって事と大差ないからね、そういう偏りが生まれるのは仕方がない


「最後に運勢力。これは皆低い。どれだけ低いかって言うと、最高でも2562しかない、これは歴史上の最高値だ。平均は700くらい。どうだ?かなり低いのが解るだろう?でも、別にこれで問題になった事はないんだ。だから誰も気にしない、問題ないんだからな」


実際に、相手と競う感じの相対的な使われ方しかしてないみたいだし、全体的に低くても関係ないんだろうな

それを言ってしまうと、全てのステータスがそうなんだけどな

ダメージ計算なんか、小学生でも解るアルテ〇オス計算式だし


「じゃあ、次はスキルに関して説明しようか」


お、さっきの説明じゃあ完全には理解できなかったから、これは助かるな

しっかり聴こう、集中集中


「スキルにもレベルがあるのは既に説明したな。ではそのレベルについて説明する」


「まずはスキルレベルの上昇についてだ。スキルレベルの上昇するタイミングは、通常のレベルアップと同時だ。レベルが1上昇するとスキルレベルも1上昇する、事がある」


事がある?


「曖昧な表現はわざとだ。今から説明するから、しっかり聴く様に。大事なことだからな」


「スキルレベルの上昇はレベルアップ時に行われる。だが、これは確実に行われるわけではない。スキルレベルの上昇に関しては諸説あるが、一定の確率で上昇するかどうか判定されている、というのが最有力だ」


「この上昇確率だが、レベルが上がれば上がるほどに低くなっていき、最終的にはまず上がることは無くなる。それくらい低確率になるという事だ」


「ではスキルレベルの上限についても話しておこう。当然の事だが、スキルレベルにも上限がある。これはレベル10が上限だとされている。何故この様な表現をするかと言えば、このレベル10に至った人間が、歴史を紐解いてみても殆どいないからだ。更に、通常のレベルと違って、上限の表記も無い。よって、推測の域を出ない、という訳だ」


レベル10が上限で、その上限、と思しき所まで至れた人は歴史上でも殆ど居ない、と


「さて、このスキルレベルだが、当然これも能力の評価に用いられる。一般にはレベル5が普通だと言われている。だいたい皆、レベル5までは普通に到達するんだよ。勿論、晩年に開花したスキルなんかは、上昇機会に恵まれない事もあり、低レベルのままという事も起こり得るがな。俺のスキル、計算術を見てもそれが解るだろう?別に計算が異常に苦手ってわけでもないんだぜ?ただ、計算を本格的に始めたのが、ある程度の立場に就いてからだったからな」


つまり、偉い地位を得たのが高レベルになってからだったから、あまりスキルレベルが上がらなかったと

なんかそれって問題じゃないか?


「で、レベルが6になれば方々から重宝される様になる。レベル7になれば引っ張りだこだ」


レベル5が普通と優秀の境界線な訳だ

なんか世知辛いな、能力至上主義も


「スキルの開花条件は判っていない。俺の計算術なんかは、仕事で計算を始めてから開花したけど、そうでなくても覚える奴がいるし、その逆もまた然りだ」


そこが曖昧じゃいかんでしょ

狙ってスキルを覚えられれば、使える人材確保が容易になるのに


「説明はこんな所かな。んじゃあ、次は諸君らのステータスを確認させてもらおうか」


…来た

嫌な感じだ、教科書を忘れた事を言い出せず、先生に当てられるまで黙っている時みたいな気持ちがする

間違いなく、俺のステータスは弱体化している

冷静に考えれば、皆と同じ数値の筈なのだから、こんな不安な気持ちになる必要はないんだが……


そう自分に言い聞かせて、何やら前で準備しているのを眺めていた


今回説明した設定

今後変更になる可能性は大いにあります

なので、仮のものとして認識しておいてくださると助かります

仕事も忙しくなってきたので、次回は年内に上げられれば万々歳


そろそろモブも動かさないと……

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