58話
流石にアカシックレコードの範囲を広げたことで解析できる本の量も増えたことから思考に負担が一気にきた。
倒れるほどではないけど思考を大量に使うことになっているからか頭が痛いし、頭が怠い。
それでもアカシックレコードを維持するのは問題ない。1時間もすれば慣れても来るだろう。
とにかく解析範囲を増やしたことでこの図書館にある本の解析も午前中には終わるだろう。
あれから2時間が経ってようやく一般人が立ち入り禁止のエリアにある本も含めてこの図書館にある全ての本の解析が終了した。
本当に長かったし頭をかなり使ったせいでお腹も減って脳も疲労してある感じがする。
「ようやく終わった。とにかく今は何か食べて休憩したいし、何処かで食べよう。お昼も近いし。」
俺は図書館を出て何処かで早めの昼食を食べる為に飲食店を探すことにした。
若干ふらふらするのを耐えながら道路を歩いていると良い匂いがしている店を発見する。
「ここにするか。」
肉の焼ける匂いに釣られて飲食店を発見した俺は店が空いていることを確認して中に入ることにした。
「いらっしゃいませ。一名様ですか?」
「1人です。」
「一名様ですね。それでは席まで案内させて貰います。」
俺は店員の人に案内されながら店内を見てみた。まだお昼前なのにもう店の中にはお客さんの姿が数人見える。
これが昼時になればもっとお客さんが増えていくのだろうと思えるほどに美味しそうな匂いが店の中を充満していた。
「こちらがメニューになります。お水はご自由に飲んでください。メニューが決まりましたらお呼びくださいね。」
「分かりました。」
メニューを開いてどんな料理があるのかを確かめてみることにした。
ここは肉料理がメインでほとんどの料理が肉料理だ。
今日は朝早くに起きて身体を動かしたし、それに図書館ではアカシックレコードをかなり使ったからお腹ぺこぺこで幾らでも食べられそうだ。
とりあえず頼むのはステーキにしよう。
ステーキに使われる肉は鳥、豚、牛の3種類が定番のようだけど値段が高くなるがモンスター肉もある。
でもメニュー3種の肉盛りステーキと言う鳥、豚、牛の肉を使ったステーキのメニューがあるからそれにする。
ボリュームも満点でそれぞれの肉の重さが200グラムで合計で600グラムの肉が食べられるし、ソースも選べるからにんにく醤油のソースにしよう。
「注文いいですか。」
「はい。今行きます。」
それから俺は3種の肉盛りステーキをにんにく醬油ソースとライスを頼むと料理が運ばれるまでの間、多数の思考を1つに付き一冊の本の内容を確認する形で時間を潰すことにした。
シミュレーションを行なう思考は1つもなくして、アカシックレコードも料理人の技術を解析するのに使う以外は使用を最低限にして、魔力や魔素関連の操作や制御に感知を行なっている思考は残して、残りの使用可能な思考のみで図書館の本の解析した内容を確認していく。
かなりの量があるけど半年あれば全ての本の内容を俺が使えるように記憶することが出来るだろう。
とにかくここからは地道に本の内容の解析した内容を確認していく作業だ。
300近い思考を使って本の内容を確認している間に昼食が来るのを待つ中で1つ思い付いたことをやってみることにした。
俺はチート能力の1つである思考超加速を使って加速した時間の中で一気に本の内容を確認することが可能なのかを確かめることにした。
結果から言えば可能だった。
でもその代償に疲労がすごくてカロリーもかなり消費してしまった。
凄まじい空腹感と頭は倦怠感を持つことになってしまったが、300近い思考全てを超加速させたことで凄まじい早さで本の内容を確認することが可能なのだと分かった。




