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魔装機兵  作者: 甲羅に籠る亀


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54話

 モンスターの心臓部である魔石は魔道具を作るのにも使うのにも必要な物で、魔装機のエンジンにも使われる重要な素材だ。


 そんな魔石を売っている素材屋に到着した。店の外観は魔石が高価だからなのか厳重に警備されている。


 「いらっしゃいませ。」


 俺は魔石の素材屋に入ってすぐにアカシックレコードでの解析を行ないながら、俺は魔石が置かれている売り場を確認していくことにした。


 属性魔力が込められている魔石が多数置かれているが、どうも売り場に売られている魔石はどれも加工された物でモンスターから取り出されたサイズの魔石は売り場には1つも見当たらない。


 流石に巨大なモンスターから取れる魔石だから魔石自体のサイズも大きくて売り場に置けないのかもしれない。


 素材屋としてもここは植物の素材屋や布の素材屋や毛皮の素材屋と同じくらいかそれよりも小さいくらいの素材屋だから。


 とりあえず売られている魔石はどちらかと言えば使い捨ての加工された魔石が多い。


 でもその中で高級な加工された魔石は魔力を注ぐことで何度でも使える魔力バッテリーのような魔石になっているようだ。


 乾電池と充電可能な乾電池の違いみたいな物なのだろう。


 今見ている加工された魔石の売り場では魔道具を起動させるのに必要な魔力が溜まっている魔石のようだ。


 どう加工されているのかはアカシックレコードで解析中だけど、シミュレーションで加工された魔石の情報を基にして実際の魔石を加工する技術が手に入れば良いと思う。


 魔道具を使うのに必要な魔石の売り場を見終わると、俺は次に魔道具を作ったりするのに必要なのだろうほとんど加工されていない魔石を確認することにした。


 魔力バッテリーのような加工はされていないけど、モンスターから手に入った魔石をある程度の大きさに加工はされている。


 片手サイズの魔石から一抱えしないと持ち上げられない魔石にそれよりも大きな魔石など本当に多種多様な魔石が置かれている。


 それにしてもアカシックレコードで砕いて使いやすいサイズに加工しているのは分かるが、これが砕かれていないサイズの魔石だとどれくらいの大きさなのだろうか。


 あとでちょっと店員の人にでも聞いてみるとしよう。その前にこっちの砕かれて加工された魔石を見ていこう。


 それにしても砕いたことで魔石から魔力が漏れたり、魔素を吸収する機能が落ちたりしていないのだろうか?


 アカシックレコードでそこのところをしっかりと確認してみると分かった。


 どうやら砕かれても魔石の機能は落ちてはいないようだ。小さなサイズになっているから蓄えられる魔力量は減っているし、魔素を魔力に変換する機能もだいぶ落ちている。


 魔力バッテリーとして加工された魔石は魔素を魔力に変換する機能を排除することで蓄えられる魔力の量を多くするように加工されているのが、この砕かれてサイズ分けされている魔石をアカシックレコードで調べることで分かったことだ。


 それに魔石の値段が砕かれている魔石の方が加工されて魔力バッテリーとなった魔石よりも値段が高い。


 これはまだ魔素を吸収して魔力に変換する機能が残っているからだろうか?そこのところが疑問に思うが、店員に質問したら分かることかもしれないので聞いてみることにした。


 そしたら俺の予想の通りにまだ魔素を吸収する機能が残っているから値段が魔力バッテリーとして加工された魔石よりも高いのだそうだ。


 各種属性の魔石を魔力バッテリー加工された充電可能な魔石と使い捨ての魔石、砕かれた魔石わサイズ別で幾つかを購入してから俺は店員に加工が一切されていないモンスターから手に入った魔石がないかを聞いてみた。


 「ありますよ。ですが低級の魔石でもかなりの値段がします。購入するんですか?」


 「実際に見て確かめてからって出来ますか?」


 「可能ですよ。こちらに着いて来てください。」

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