51話
最終的にそれなりにお金を出したからかやる気のなかった店員も俺が素材屋を出る頃にはウキウキとした雰囲気を出して素材屋を出る時には見送られた。
次に向かうのは布や糸などの生地や繊維を扱う素材屋だ。
防具屋で確認した衣服系の防具に使うような物から平民が着る普段着から貴族が着る衣服やドレスなどに使う素材が売られていると防具屋の店員から聞いた素材屋に向かう。
先ほどまでいた素材屋から歩くこと10分くらいで目的の素材屋に到着した。
「いらっしゃいませー!」
素材屋には衣服を作るだけじゃなく衣服の修復にも使う素材が売られているからか、この素材屋には女性が多く布の生地や糸などの繊維を見ていた。
なんか店員も含めて女性ばかりで場違いな気持ちになるけど気にしないでアカシックレコードで解析を開始する。
布の生地や糸などの繊維のアカシックレコードでの解析は売り場にある物だけじゃなくバックヤードに保管されている物も含めて一気に解析を進めていく。
なるべく早く解析を終わらせる為にも店員や俺以外の客に対してはアカシックレコードでの解析を行なわずに、俺はこの素材屋に売られている素材だけに向けてアカシックレコードの解析を進めて行った。
そうしてアカシックレコードでの解析を進めている間に俺も自分の目と手で布の生地や糸などの繊維を確認していくことにした。
モンスターの毛や素材を撚り合わせて作られた糸から作られた布の生地や植物の繊維を使って作られた布の生地、他にも普通の生き物の動物の毛や虫の糸から作られた布の生地なんかも置かれている。
値段としてはやっぱりモンスターの毛や素材を使って作られている布の生地や糸が値段としては高い。
でも素材が貴重なら植物でも動物でも昆虫の物で作られた布の生地や糸も高い値段で販売されているようだ。
でも売り場にある布の生地や糸の値段なのでバックヤードで保管されている貴重な布の生地や糸などはこの売り場には置かれていない。
とりあえず俺は触り心地や布の生地の色などの素人でも分かるところから布の生地や糸の確認を行なっていく。
「それにしても触り心地が良いんだな、これ。」
値段を確認すれば買えないこともない値段で、一体どんな素材から作られた布の生地なのかを確認してみた。
使われているのは動物の羊の毛を使って作られているようだ。
でも他の羊の毛で作られた物よりも肌触りが良くて触り心地も良いからか値段は他の羊の毛から作られた布の生地よりも高い。
それでも買えない値段ではないので購入することにした。他にも値段の安い布の生地や糸も購入する予定だ。
他にはないかとモンスターの素材から作られた布の生地なども触って確かめてみたり、アカシックレコードから届いた情報で布の生地の通気性や吸水力なども確かめたりしていく。
それから何枚かの布の生地や糸を購入することを決めながらバックヤードに置かれている品物のカタログを確認することにした。
売り場で売られている物よりも値段が数段上の物から値段は変わらないが取り寄せないといけない物まで様々な布の生地の情報がカタログに書かれていた。
やはり防具や魔装機のパイロットスーツとして使えるような布の生地や糸は値段が桁が違う。
店員にバックヤードに保管されている高級な布の生地は確認可能なのかを聞いてみた。
「可能ですよ。ですが購入するのですか?」
購入できるようなお金を持っていないんじゃないかと疑っているような目をしている店員に俺は見せられる程度の所持金を見せて納得して貰う。
それに練習用の布の生地や糸は安い物を使う予定だ。高級な高い布の生地は少量だけ購入して色々な実験で変化するのをアカシックレコードで確認する為に購入する。
まあどれだけ少量でも値段が高い布の生地は購入することはしないが。




