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魔装機兵  作者: 甲羅に籠る亀


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5話

 俺が最大魔力量を少しでも増やそうと頑張っている間にもシミュレーションを使って魔力をより感知、操作、制御する方法はないかや、魔素を感じ取れる様にならないか、魔法を自分で一から新しく作れないかなど試していた。


 魔法に関して以外は実際にシミュレーションした結果を調べるのに試せるので役に立っているが、魔法に関しては実際に使ってみることが出来ないのでシミュレーション内で新しい魔法が発動することが出来ていても実際に魔法として成り立っているのかは分からない。


 あれから更に月日が経って俺の思考も5つまで増えた。


 よりはっきりと俺の魔力と母親の魔力の違いが分かったことでも魔力の変換効率に違いがあった。


 今現在の母親の魔力を俺の魔力にする効率は96.64まで効率的に俺の魔力へと変換することが出来る様になったいた。


 俺の魔力になるとしても魔力の最大量に全ての変換した魔力がなる訳じゃない。けど、それでも俺の魔力量は始めた時と比べて7倍くらいは増えているので効率的に魔力を増やしたのは正解だったはずだ。


 だけどこの日はいつもと違かった。


 それは今日も魔力を増やそう、そう思っていた時のことだった。


 いつもの様に羊水で漂っていたのだが、突然羊水がどんどんと流れ出して行ったのだ。


 いきなりの事で慌てたのは俺だけじゃなかった。


 この頃になると魔力感知を伸ばして母親の身体の外まで魔力感知で感じ取れる範囲が広がっていた。


 羊水が母親の身体から出たことで母親の周りにいる子供だろう体躯の小さい者と大人だろう体躯の者が慌てている姿が感じ取れる。


 そこから更に大人がドタバタと何処かに向かい、母親は安静に出来る場所にでも移動している様だ。


 魔力は個人個人で違うので分かった。ドタバタと何処かに向かった大人が2人の大人だろう人を連れて来て戻ってきた。


 そこからは早かった。


 母親のお腹の中から外に出るのにそう時間は経たなかった。


 視界がはっきりとしない中で産婆だろう人に抱き上げられながら体は勝手に泣き叫んだ。


 それからすぐに体を綺麗にされて魔力が母親と同じだから分かったが母親に産婆に渡されて抱っこされる。


 抱っこされながら俺に向かって何かを言っているのだが、地球にはない言語で何を言っているのか分からない。


 それになんだか体が疲れて、俺の意識はなくなって眠りに付く。



 産まれてから数日経った。


 それで分かった中で一番良かったのは赤ん坊の演技をしなくても良いことが分かったことだ。


 お腹が空いたら泣くし、眠くなったら眠るし、おしめが汚れたら泣く、感情が昂ったら泣く。


 俺が意識しなくても体が勝手に泣いて動くからこそ、俺は赤ん坊の演技をせずに過ごしていた。


 まだ視力がはっきりしない。が、それでもこの数日間の間にシミュレーションも活かしてこの世界のか、それともこの国のかは分からないが段々と言語の方も俺に話しかける両親や兄だろう者のお陰で理解し始めたきたところだ。


 元々シミュレーション内にあった情報も合わさってこのままあと1週間くらい時間があれば問題なくこの世界の言葉を覚えられる様になるはずだ。


 言葉を覚えられる様になるまではシミュレーションを言語理解に使用することにした。


 その間にも周囲の確認は魔力感知を総動員して行なっている。


 産まれてからの数日の間にまた増えた思考も使い、常に外部の魔力感知を思考を2つ使って行なっていた。


 まだ産まれたばかりだから外に出たことはないが、部屋のどの位置に物があるのかなどが分かり、今は家の周り1メートルくらいまでは魔力感知の範囲で分かっている。


 あ、お腹が空いてきたと思ったら体が勝手に泣き出し、泣いている声を聞いて母親だろう魔力の持ち主が俺のところまでやって来た。

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