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魔装機兵  作者: 甲羅に籠る亀


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48/69

48話

 トカゲ系モンスターの中でも高位のモンスターの物は高い。ミスリルやユニコーン素材よりは安いけど。


 値段の安いトカゲ系モンスター素材を使うのならトロールの素材を使うアクセサリーの方が値段も効果も良さそうだ。


 「トロール素材で治癒促進の魔法付与のアクセサリーが欲しいです。」


 「なるほど、それなら指輪、腕輪、足輪、首飾り、耳飾りとあります。アクセサリーによって付与される効果が変わります。こちらを確認してください。」


 骨素材で作られたアクセサリーの見本を見せて貰うと指輪なら付与可能な魔法は1つ、腕輪なら3つ、足輪なら3つ、首飾りなら2つ、耳飾りなら1つのようだ。


 「治癒促進の魔法を付与するとなると指輪や耳飾りだと効果が低くなりますね。出来れば腕輪か足輪がいいかと思います。」


 「腕輪か足輪ですか。」


 腕輪や足輪だと指輪や耳飾りよりも値段は上がるけど、今回は宝石を使用したアクセサリーじゃない分だけ安い方だろう。


 それに今の俺の財布の中には腕輪と足輪の2つを購入しても問題ないくらいにはお金はある。


 「あ!腕輪と足輪を2つずつ購入したとして治癒促進の効果って重複しますか?」


 「残念ですが同じ魔法の効果を重複させることは難しいですね。うちでは重複可能なアクセサリーは作れませんので。」


 「そうですか。それなら腕輪を1つお願いします。」


 「分かりました。それでは身に付ける方の腕を出してください。測りますので。」


 俺は言われた通りに腕を出した。


 腕周りの長さを測ってから店員は紙に数字を書いている。


 「もう腕を戻しても良いですよ。出来上がるまでに1週間ほど時間が掛かります。」


 「1週間後に取りに向かえば良いんですね。」


 「はい。会計をした後に番号札を渡しますので1週間後にお名前と番号札を確認後に出来上がった腕輪をお渡しします。」


 「分かりました。」


 俺は会計を済ませて番号札を受け取ると、番号札は収納魔法の収納空間の中に収納して無くさないようにした。


 もう用はない装飾品屋を後にした俺は次に向かうのは薬屋だ。薬屋は装飾品屋の近くにある。


 薬屋に到着するまでに掛かった時間はそこまで長くなく5分未満で薬屋に到着する。


 「いらっしゃいませ。」


 薬屋の中は薬の独特の匂いがする。


 常時発動しているアカシックレコードが薬品や店の奥にある薬を作る道具や素材を含めて解析を開始している。


 多数の思考にアカシックレコードの解析した情報が流れ込んでくる中で、俺自身の目でも売られている薬品を確認していく。


 家にあった中等魔法学園の教科書にあった薬品を作る魔法で作成する薬品も売られているのが確認できた。


 薬品を作る素材自体も村の近くの草原にでも生えているから採取して自分で作ったりもしたことがあるけど、店売りの薬品の効能や品質は俺が作った物よりも効能も品質もどちらも高い。


 魔法以外の方法で作られているのか、それとも独自の魔法で持って薬品が作られているのか気になるところだ。


 今は店の奥で薬品の作成が行なわれていないからアカシックレコードで解析しても意味はないが、それでももしかしたら薬品を作る時であれば作り方を知ることが出来るかもしれない。


 それはそれとしてこうして俺が作った薬品よりも高性能な薬品が売られているのだからこの薬品を目指して薬品作りの魔法を新しく作るのもありかも。


 何があった時の予備として使われている思考を使ってシミュレーションで新しい魔法の作成を行なっておこう。


 とりあえず体力の消耗を回復するのに役に立ってくれる薬品を購入することにして、他にも万が一の時に必要そうな薬品を購入していく。


 そうして薬屋で買い物を終わらせると、俺は店員に薬作りに使われる薬草などが購入可能な素材屋の場所を聞いてから薬屋を出た。

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