47話
防具屋を出た俺は次に向かったのはアクセサリーが売られている装飾品屋に向かう。
これから向かう装飾品屋は魔法付与や特殊な効果のあるアクセサリーが売られている店だ。
防具屋を出て歩きながら装飾品屋に向かう途中で小腹が空いた俺は途中の屋台で売られていた肉サンドを買って食べることにした。
「うまっ!」
焼かれた肉の油をパンが吸ってパンにも肉の味が付いていて美味しいし、焼かれた肉に使われているスパイスの効いた肉も美味い。
ついつい夢中になって歩きながら食べていると途中に果実水が売られている屋台を発見する。
「喉が渇いたし買うか。」
屋台に向かった俺はどんな果実水が売られているのかを確認してから購入を決めた。
売られていた果実水は桃に似た果物が使われている果実水だ。
飲む前から桃のような匂いが果実水からするがまずは一口口に含んで飲んだ。
「濃いんだ。美味い。」
水で薄め過ぎて果物の味がしない果実水もある中で、この屋台で売られていた果実水は果物の味もはっきりしていてすごく美味しかった。
味の濃い肉サンドの口になっていたところに果実水を飲むと、口の中に残っていた肉サンドの味が綺麗になくなるのもいい。
肉サンドを食べて果実水を飲む。小腹が空いていたがそれも満たされる。
「ごちそうさま。」
満足した。
小腹を満たして満足している間に向かっていた装飾品屋に到着した。
肉サンドを包んでいた紙や果実水の入っていたコップを収納魔法の収納空間に収納してから浄化魔法で口回りと口の中と手を綺麗にして装飾品屋に入る。
「いらっしゃいませ。初めてのご利用ですか?」
「は、はい。そうです。」
「それではこちらにお掛けください。」
装飾品屋の店員に案内されて椅子に座ると店員がカタログを持ってこちらに向かってくる。
それにしても何もアクセサリーが置かれていないのは何故なのだろうか?それもこれから説明されるのだと思う。
「それではこれからこの店の説明をさせて貰いますね。」
「分かりました。」
それから店員が説明を始めて分かったのはこの装飾品屋ではどのような効果を持ったアクセサリーが欲しいのかを決めてからオーダーメイドで作り始めるのだそうだ。
だから何も置かれていなかったらしく、それと見本として効果や魔法付与のないアクセサリーを後で持って来てくれるらしい。
それを聞いて本当に残念に思った。
俺が知りたいのは主に魔法の付与が知りたかったからだ。
でも仕方がない。
俺はカタログを見ながら素材や付与される魔法を確認していくことにした。
その中で気になったのは肉体を癒す効果のある魔法付与だ。
カタログの説明ではそれほど強い癒しの効果はないけど、それでも寝て起きた時に健康なら身体を万全な状態になるくらいは効果があると書かれている。
身体を癒す効果だからか、その分だけ魔法付与の値段も高いし、1つのアクセサリーで治癒促進の魔法付与しか出来ないようだ。
でも俺はこれが気になった。
これまで学んだ魔法の中には肉体を癒す効果のある魔法はちょっとした傷を治す魔法しかない。
だからこそここで治癒促進の魔法付与の情報が欲しいし、それにこれから身体を鍛えることを重点的にやって行こうとも思うから身体を癒す効果のアクセサリーはかなり欲しい。
「この魔法付与をするのならどの素材が良いんですか?」
「治癒促進の魔法付与ですね。それならこちらですね。」
カタログに載っていた素材を幾つか見せて貰ったが金属系素材だとミスリルが、モンスター素材だとユニコーンやトロールやトカゲ系モンスターが良いそうだ。
流石にミスリルやユニコーンの素材を使った物を購入することは難しい。購入するのならトロールかトカゲ系モンスターの素材を使ったアクセサリーだろう。




