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魔装機兵  作者: 甲羅に籠る亀


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42/63

42話

 夏休み。寮の中には暮らしていた場所が遠い生徒や貧しい生徒、それに魔法を存分に学びたい生徒以外はそれぞれ自宅に帰宅していた。


 俺も寮で夏休みを過ごすことにしているが俺が1組のクラスで仲良くしているライスとマリンの2人は貴族と言うこともあって寮にはいない。


 寮での食事もだいたいはライスとマリンの2人と一緒に食べていることが多かったから1人で食べるのは久しぶりだったりもした。


 そんな俺は夏休みで生徒の数が少なくなった校舎を歩いている。


 目的地は生徒が立ち入りを禁止されている場所の近くだ。


 魔法や魔道具による侵入防止や警備もされているところで何があるのかは分からない。


 そんな場所を探る為にようやくアカシックレコードの隠蔽機能を追加した新しく改良したアカシックレコードで探りにいく。


 「さてと、ここくらいからやるか。」


 監視カメラに似た魔道具からは見えない位置で座り込み本を読んでいるように見せかけながら俺はアカシックレコードを発動した。


 数々の防衛対策や探知対策をされているだろう場所に向けて行なったアカシックレコードでまずどんな対策をしているのかを調べ上げていく。


 多数の情報が一気にアカシックレコードから送られてくるが、それはすべて多数の思考が受け持つことで情報処理は行なえている。


 「なるほどこんな防衛対策をしていたんだ。これは参考になるのもある。」


 バレずにアカシックレコードで情報を抜き取ると、そのまま立ち入り禁止エリアまでアカシックレコードの探知範囲を増やしていった。


 「んん??」


 アカシックレコードの探知範囲を伸ばして立ち入り禁止エリアを探っていたのだが、そこで手に入った情報を確認していたのだけどどうやら立ち入り禁止エリアに置かれていたのは魔道具だった。


 その魔道具の中には入学試験の時に使われていた魔力測定機もあるのがアカシックレコードで確認できた。


 他にも資料室もあってどんな資料が置かれているのかをアカシックレコードで調べたのだけど、その資料に書かれているのは生徒に関する情報が書かれている紙などしかなく魔法の探究になるような貴重な資料とかは置かれていなかった。


 でも今のアカシックレコードの隠蔽能力なら立ち入り禁止エリアにあった防衛対策や探知対策なら問題ないことを知れたのは良かったことだろう。


 それに魔道具の中には俺が知らない情報を持っている物がある可能性もあるのでそちらも調査しないといけない。


 今のところはアカシックレコードで魔道具の情報を獲得してシミュレーションにも情報を追加することだろう。


 とりあえず夏休みの目標にしていたことは達成してしまった。


 こうなると体力作りなどの肉体の強化をする為に鍛えることと図書室で読んだ本の内容で使える物がないかの確認くらいだ。


 でもそれは初等魔法学園にいる場合ならの話だ。ここは王都だ。だからこそ、王都の中なら俺が知らないことがいっぱいあるだろう。


 それに今回のことでアカシックレコードを俺が使っていることも隠蔽は出来ていると思う。


 アカシックレコードを堂々と使って数日職員室などを周りながら先生たち教職員でもアカシックレコードに気付いていないことを確認したら王都をアカシックレコードを発動した状態で見て回るのもありかもしれない。


 とりあえず今回は立ち入り禁止エリアにあった資料室の情報を含めて多くの魔法や魔道具の情報収集も出来たことから一度寮に戻って手に入った情報を精査することにした。


 それが終われば王都を見学する時に何か物を買うといけないからお金の準備をしないといけないだろう。


 お金の方は魔法陣を登録した魔法のお金があるから金持ちと呼べるほどじゃないけどそれなりにあるし、何か気になる物があったりしたら値段次第で購入するかもしれないな。

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