38話
一悶着があったりもしたがクラスメイトたちと交流を深める為にとクラスメイトのライス・ゴーハンの提案でクラスメイトたちと昼食を食べることになった。
寮の食堂で食べることになった昼食は豚カツに似ているオークカツ定食だった。
お盆に乗ったオークカツ定食に美味しそうで早く食べたいと思っているけど、今はクラスメイトたちと食べることになったせいで全員が席に座るまで待つことにした。
「それじゃあみんな食べようか。」
「「「「「いただきます!」」」」」
ライス・ゴーハンの合図で昼食が始まった。
早速俺は豚カツに似ているオークカツを一口食べる。サクサクとした食感にカツに使われている肉の味が豚カツに似ているけど、こちらの方が美味しい。
オークカツを食べてサラダを食べてと無言でただ黙々と食べているとライスに話しかけられる。
「オーシャンさんも聞いていたけど、君のあの魔法ってそんなに難しくて私たちでも覚えられないのかい?」
「乾燥の魔法は初等部でも習う魔法だけどさ、あの魔法は少しずつ改良した魔法だからどれくらいで覚えられるのかが分からない。中等部で習う浄化魔法の方も改良しているから覚えられる難易度が高くなってる可能性が高いし。」
「んーーそうか。便利だから覚えたいんだけどな。魔法陣だけを教えて貰うことは出来ないか?」
「魔法陣を?そうだなぁ……。」
乾燥の魔法も浄化の魔法も改良した結果、魔法陣はかなり複雑になってしまっている。
俺は何度も何度もシミュレーションも含めて魔法陣を展開しているからこそ、かなりの速さで魔法陣を展開することが出来る。
けど、そんな複雑で難しい魔法陣をただ教えただけで魔法が使えるようになるのかどうか不安でもある。
でもこれはある意味では実験になるかもしれない。俺以外の人でも使える魔法になっているのかを知るのにクラスメイトたちを使うのはありかもしれないな。
「魔法陣だけを教えるだけなら良いけど、まだ魔法陣の登録が終わっていないからな。」
「あぁ、それだと教えられないか。登録きたら教えてくれないか?」
「うん、それなら良いぞ。でも魔法陣を教えるだけだ。それ以上は教えられないぞ。」
流石に魔法陣の構築術式の魔法文字や魔法数字に関することは教えられない。そこまで教えることになると俺の時間が結構使わないといけなくなるからだ。
「それは仕方ないさ。流石にそこまではね。」
「初等部に居られるのも2年しかないからな。それまでに学校の図書館にある本を全て読み切るにはどれだけ時間があっても足りないくらいだからな。」
初等魔法学園にある図書館だけでもかなり広い。そんな広い図書館に置かれている本の数もかなり多く、普通の子供が全てを読み切ろうと思ったら1日に最低でも3冊は読まないといけないくらいに本が置いてある。
でも俺ならチート能力もあって半年くらいで本の内容自体は記録が可能なはずだ。
そこから記録した本の内容までしっかりと確認するには時間が更に掛かってしまうから俺でも卒業までにすべての本を読み終われるかは分からないが、もしかしたら更にチート能力が成長して2年も必要じゃないかもしれないけど。
「図書館の本を全部読もうと思ってるのか!?すごい事だぞ、それ!」
「将来のことを考えると今は色んな情報を集めたいからな。図書館にはたくさん本があってピッタリだろ?」
「す、すごいな。あ、それならオススメの本があったりしたら教えてくれよ。」
「良さそうな本があったらな。」
どんな本が図書館に置かれているのか分からないけど、初等魔法学園に通う子供たちが読んでも良い内容の本が多そうではある。
それから食堂の隣の席のライスだけじゃなく他のクラスメイトたちとも話をしながら食堂で俺は昼食を食べていくのだった。




