32話
とにかく観測分析情報収集魔法アカシックレコードを知られないようにする為の隠蔽能力を高めないといけない。
その為に俺の知っている情報を基にしてアカシックレコードで情報を取得しているとバレないようにしなくては。
俺はシミュレーションで使う予定の半分の中でも4分の3を使ってアカシックレコードで情報を収集していると知られない様にする改良を行なっていくことにした。
そして使う予定のシミュレーションの4分の1を使って俺自身の正確な魔力量を測定することに思考を使っていく。
そうしてシミュレーションを行ないながらも本体の思考では寮に向けて歩いていた。
「それにしても落ち込んでいる子供がそこそこ多いもんだ。」
寮に戻るまでの間に視界に入った子供たちの3割くらいが試験の結果が良くなかったからか落ち込んでいたり泣いている子供もちらほらと見受けられる。
それとは逆に良い成績を取れそうな子供は満足そうにしている表情をしている様に俺からは見えた。
俺としても筆記試験も実技試験のどちらもかなりの高得点を取れている自信がある。
あぁ、でも体力テストに関しては色々と鍛えていても年相応でそこまで良い点を取れている気はしない。
初等魔法学園でも中等魔法学園でも両親の教科書に書かれている内容は理解しているからこそ、初等魔法学園と中等魔法学園の通う年は身体を鍛えることもしておいた方がいいか。
69番が言っていた通り、俺も魔装機乗りになりたいし、魔装機に乗るのなら身体を鍛えておくのは悪いことじゃないどころか良いことだろう。
「初等魔法学園に通う間は体力作りを行なうのが良いよな。筋肉を付けると身長が伸びないらしいし。」
初等魔法学園に通う間にすること一覧に体力作りも追加している間に寮が見えてきた。
「今日は大浴場にでも行くか。昨日は大浴場を見ただけで使っていないもんな。」
広々とした浴室に身体を伸ばしてゆっくりとお湯に浸かれるのは身体を休ませられるだろう。
それに昨日は大勢が入っていたし、今なら大浴場を利用している子供はそんなに居ないだろうから、大浴場に入る時に俺の周りにだけ浄化魔法で湯船とお湯を浄化して綺麗にすることだって出来るはずだ。
寮に帰ってきた俺は泊まっていた部屋の大部屋に向かおうとした時に寮の管理人であるシバーの姿を発見した。
「シバーさん、ただいま帰りました。」
「ん?あぁ、お帰りなさい。試験はどうだったんだい?」
試験の出来を質問してきたシバーに俺は正直に答えることにした。
「体力テスト以外は問題なかったですよ。他は自信ありです。」
「それは良かったね。上位クラスになれると個室になるけど、どうしてもと言うのなら同室部屋にも出来るから言うんだよ。」
「分かりました。でも個室の方がゆっくり出来て俺としては個室が良いですね。試験官にも1組だろうって言われたんで明日からは個室ですよ、たぶん。」
「ははは、そうかい。明日は個室に案内するよ。」
それから俺はシバーと少し話をしてから大部屋に向かった。
大部屋に着いた俺は昨日の寝泊まりしていたベットの周りに結界を作り出してから収納魔法の収納から着替えを取り出して大浴場に向かう。
大浴場の脱衣所では片手で数えられる程度しか子供の姿は見えないがそれでも今から大浴場を利用する子供はいるようだ。
俺は全裸になると股間をタオルで隠して大浴場の中に入った。大浴場ではそこそこの子供の姿が見受けられる。
浄化魔法で全身を綺麗にしてから俺は魔道具のシャワーを使ってシャンプーやソープで身体を隅々まで綺麗にしていく。
全身が綺麗になってから身体の周りに浄化魔法を常時纏わせてから湯船の中に入った。
「はぁーーーー。」と声が出てしまうが身体を伸ばせるくらいに広い浴室は身体が休まる感じがした。
俺は湯船にゆっくりと浸かってから大浴場を出て、この日は食堂で夕食を食べてからすぐに眠りにつくのだった。




