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魔装機兵  作者: 甲羅に籠る亀


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3話

 母親のお腹の中で暇を潰す為にシミュレーションで遊んで時間を潰していたのだったが、ある時に気が付いたことがあった。


 シミュレーション内に魔力や魔法に関するシミュレーション内容があったことに。


 このシミュレーション内容を元にして魔力や魔法に関することを知れるんじゃないかと。


 シミュレーション内の魔法に関しては6つの魔法。火種、水呼び、送風、盛土、光明、暗闇の6つ。


 更にその魔法を使うのに必要なのが魔力と魔力の素である魔素。


 俺は片方の思考をシミュレーションで魔法や魔力に関するシミュレーションを行ない、もう片方の思考で魔法を使うのに必須の魔力を感じられるかを調べることにした。


 魔力や魔素に関する情報が最低限だが最初からシミュレーションの中にあった事もあってシミュレーション内で色々と実験が行なえた。


 もっと情報を集められればシミュレーションの結果も変化するかも知れないが、限られた情報を基にしてのシミュレーションでも今の俺には役に立った。


 その証拠にお腹の中の俺はあれから数日しか経っていないのに魔力を感じられる様になっていた。


 まだ魔法を使うなんてことは出来はしないし、もし魔法が使える様になったとしてもお腹の中にいる時に魔法を使うなんてことはするべきじゃない。


 とにかくシミュレーションを通して魔力を感じられる様にはなったのは大きな進歩だ。


 ここから俺は次に魔力の素である魔素を感じられる様になろうと思っている。


 シミュレーション内での予測と分析では魔素を肉体に取り入れることで魔力が生まれるという結果になった。


 実際にそう言う結果になるのかどうかは情報不足で確かめてみないと分からない。


 その為にも魔素を観測できる様に感じられる様にならないと駄目だ。


 魔素を感じられる様にならないと駄目なのだから、シミュレーションを駆使してでも感じられる様になろう。


 それと多重思考を駆使しているからか思考が1つ追加されて本体の思考も合わせて3つの思考を使って魔素を感じられる様に頑張っていく。


 1つの思考がシミュレーションを、1つの思考がシミュレーションの結果を試し、1つの思考がより魔力感知の精度を上げる。


 3つの思考を駆使して常に睡眠の時以外は頭を使い続けながら1週間が経っても魔素を感じられない。


 そこでどうして魔素のことを知ったのかを考えることにした。


 情報としてはシミュレーション内で自然とかの項目に魔素と魔力があった。


 そこで魔素と魔力の関係性の情報もあったから知ることが出来た。


 どうやったら魔素から魔力に変わるのかは人の体の仕組みに関する情報の中に組み込まれているからシミュレーション内では魔素を取り込んで魔力に変換することが出来るのを知った。


 根本的な頭の良さが俺にはない。


 そこが一番の致命傷な部分な気がする。


 それでも頭を働かせる。


 魔素を感じる。魔力を感じる。


 魔力感知の精度を上げた先に続く道の先にある技術が魔素感知なのではないかとシミュレーションをしてみた。


 シミュレーションの結果としてはそれで魔素を感じられる様になっていた。


 実際に現実でもこれで魔素を感じられる様になるのかは分からない。


 それでもやるべきだろう。


 俺は3つの思考の2つを魔力感知の精度を上げるのに使うことにした。


 どれだけの精度で魔力感知が出来る様になれば魔素を感じられる様になるのかは分からないが、これは長期的なペースで行なっていく。


 今も1つの思考は俺自身の肉体に向けて魔力感知を行ない、もう1つの思考は外部に向けて魔力感知を行なっていた。


 魔力感知の精度を上げると決めてから、シミュレーション内では魔素感知に関しては一時的に終了し、今度は魔法に関する実験を行ない始めていた。


 

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