27話
午前中の筆記試験を終えて寮の食堂で昼食を食べることになるらしいから寮の食堂に移動する。
そうして移動している道中では筆記試験を終えて集中していた精神が途切れている子供が多く見られる。
安堵している者や筆記試験の成績がよくなかったと思っているのか暗い雰囲気の者や泣いている者など多数だ。
それを見てあれだが俺は特に気にせずに食堂に向かうが、俺と同じように自信がある子供たちも食堂に向かっていた。
しっかりと学べる環境で学んでいれば問題なくあの筆記試験はそれなりの高得点の点数は取れるだろうしな。
そんな事を思いながら食堂で昼食を食べて午後に備えていれば、寮の玄関先に向かう時間がきた。
『午後の試験会場に向かう時間になりました。寮の玄関の前に移動しましょう。』
寮のアナウンスが聞こえて来てたのにあわせて一斉に子供たちが動き出すのを知覚しながら俺も周りに合わせて移動する。
そうして移動した寮の玄関先では多くの子供たちが集まっており、その子供たちの集団の前に午後の試験会場に案内してくれるのだろう教師と思わしき大人がいた。
「それではこれから試験会場に向かいます。私の後に着いて来てください。それでは行きますよ。」
案内役の大人が移動を開始した。その後ろに着いて子供たちが移動するのに合わせて俺の方も移動を開始した。
そうして案内されたのは巨大なドーム状の建物だった。前世にあったスポーツ会場みたいな建物だ。ここでまずは体力テストをするのだろう。
「それでは受験番号に分かれて体力テストを行ないます。自身の受験番号の元に移動してください。」
子供たちが一斉に自分の受験番号の書かれている場所に向かって移動を開始したのに合わせて俺も移動する。
そうして移動した先には午前中の教室で同じく筆記試験を受けていた子供たちが並んでいた。
「時間になりました。体力テストを始めます。まずは筋力テストからです。」
午前中の教室で筆記試験を受けていた子供たちが俺を含めて集まった。そして体力テストが始まった。
筋力、持久力、柔軟性、敏捷性、走力、跳躍力を測る為に始まった体力テストは試験官が魔法を使ってしっかりと記録を取るようだ。
体力テストで使われるのは魔道具を使ってどれだけ出来るのかを調べるみたいで、最初の筋力テストから始まった。
それから筋力、持久力、柔軟性、敏捷性、走力、跳躍力と体力テストは続いていく。
全身の筋力を確かめるテストを行ない、持久力ではどれだけ動けるのかを調べて、柔軟性を確かめる為に身体を動かし、どれだけ敏捷性があるのかを動いて確かめ、走って走力を調べ、跳躍力をジャンプして確かめた。
そうして全ての体力テストを終える頃には全身がクタクタになっていて疲れてしまうほどだ。
全ての体力テストが終われば次は魔力量を確かめる魔力量測定が行なわれることになるのだけど小休止を挟むことになる。
魔力量の測定を行なう魔道具の用意をする為、その間に身体を休めて置くようにとのことだった。
「用意は出来ましたので魔力測定を行ないます。受験番号を呼ばれた者から来てください。まずは61番からです。」
そうして呼ばれた61番の子供が前に出て魔道具で自身の魔力量を測定していくのを眺める。
少しでもあの魔道具を調べられないかと見ながらアカシックレコードを使わずに情報を集めていく。
魔力感知や魔素感知などの感知能力を使いながら幾つもの思考を使って情報を集めて行った。
この情報で魔力の測定の情報から俺自身や周囲の魔力を測定する方法が増えるかもしれない。
そもそも今の俺ではどれだけ魔力量があるのかは理解していても、この国の基準になっている魔力の数値が分かるのは良いことだろうし、今後は国の基準で分かった魔力の数値を元にして正確な魔力量の数値になるな。




