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魔装機兵  作者: 甲羅に籠る亀


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20話

 迫る大剣の一撃を弾く。


 機体の内部が大剣で大剣を弾いた際の衝撃で揺れるのを感じながら、俺は大剣を相手の魔装機のコックピットに向けて突き出した。


 こちらの魔装機の突きをギリギリのところで回避されて反撃に大剣の振り下ろしがこちらの魔装機を襲う。


 しゃがむ様にして膝を曲げたこちらの魔装機が大剣を盾の代わりにして相手の魔装機の振り下ろしを防御した。


 振り下ろされた大剣の一撃が重みのとなってこちらの魔装機を揺らし、コックピットの中では激しい振動が遅い、相手の魔装機が映るコックピット全体に映し出されている画面の景色は揺れる。


 今のこちらの魔装機は膝を地面に突いている状態だ。このままだと反撃に出るのも難しい。


 振り下ろした大剣を押し付ける相手の魔装機に対して、このまま防御体勢から抜け出すことが出来ない。


 少しでもこちはの魔装機の力を抜くことになれば、相手の魔装機の大剣にそのまま押し切られてしまうだろう。


 結局はそのまま何も出来ずに俺の操作していた魔装機はシミュレーション操作の魔装機に負けてしまったのだった。


 かなりリアルなシミュレーションを体験した俺はベットから起き上がって身体を伸ばしてストレッチをする。


 「ふぅ、起きるかな。」


 まだ少し朝の早い目の時間帯だ。


 ベットから降りた俺はリビングに向かうと美味しそうな匂いがしている。もう朝食を母親が作り始めている様だ。


 「お母さん、お父さん、おはよう。」


 「ディン、おはよう。」


 「もうそろそろでご飯できるから顔を洗っちゃいなさい、ディン。」


 「うん、分かった。」


 リビングではもう既に父親も起きていた様で両親に朝の挨拶をした俺は顔を洗っていくのだが、その際に出した水は魔法を使って出した。


 それから兄が起きて来て朝食を家族全員で食べていくことになるのだが、今日はあいにくの雨、外には出ずに家で過ごすことになるのだろう。


 朝食後には両親が揃って魔法を含めての勉強を教えてくれる日に今日はなりそうだ。


 でも、もう中等魔法学園までの教科書の内容は覚えているから、特に両親から教えて貰う内容がなくて暇な時間だ。


 それに兄の方も文字の読み書きや簡単な魔法を使うことも出来る様になってきているので実際には魔法を使う為の基礎的な部分を家族揃って練習をする時間帯になるだろう。





 家族揃って魔力操作や魔力制御を遊びも交えて行なってから勉強の時間は母親の昼食作りの時間になって終了した。


 今日はもう自由時間だ。


 俺は自分の部屋に移動して魔素適応の為に時間を使うことにした。


 特にこんな雨の日には水属性魔素が多くなる日だし、若干だけど闇属性魔素も少しだけ増えている。


 そこで新しく魔装機のエンジン部分に活用されていた魔素を集める機能の部分を解析して作った魔法を使って家の周りの魔素を部屋の中に集めていく。


 「すごい効率的だな、この方法は。」


 いつもなら魔力を使って魔素を捕らえるところから初めて行かないといけなかったのだが、今ではもうそんなことをしなくても大量の魔素を集めることが出来る。


 問題としては選り好みして属性魔素だけを集めたりは出来ないこととあまりにも魔素が集まり過ぎてしまうことだろう。


 「もっと調整しないと駄目だけど、これはこれで結構集まるからなぁ。」


 集め終わった魔素から必要な魔素だけを魔力を使って俺の身体の周りに濃密な濃度の魔素を蓄えることが出来る方法でもある。この方法は。


 水属性と闇属性の魔素を中心により多くの属性魔素と無属性魔素を3:3:2:2の割り合いで俺の周りに集めていく。


 最近は晴れの日が多かったから、今日はなるべく多くの水属性魔素や闇属性魔素を取り込んでいきたいところだ。


 この日はもう身体を動かすのはストレッチをするくらいでほとんどをベットの上で過ごす日だった。

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