表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔装機兵  作者: 甲羅に籠る亀


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
17/38

17話

 俺の期待した通りに魔装機のパイロットが魔装機を動かすから魔装機から距離を取る様に言っているのが聞こえてきた。


 「2人とも魔装機を動かすそうだぞ。」


 「うん!楽しみだね。」


 「昔に見ただけだから楽しみだよ!」


 父親と兄と一緒に魔装機から距離を取るのと同じくらいに周りの子供たちやその保護者たちも魔装機や魔装機のパイロットから距離を取り始めた。


 魔装機と魔装機のパイロットの周りから人が離れたら、魔装機のパイロットが飛び上がった。


 そのまま空中を浮いて空を飛んで魔装機のコックピットの中に入って行くのを周りは驚きの声を上げている。


 俺も声にこそ出さなかったがパイロットの浮遊と飛行には驚いた。


 パイロットが魔装機のコックピットの中に入るまでに使用した魔法は主に2つあり、それが肉体に掛かる重力を完全に0にする魔法と、もう一つが空中を移動する飛行の魔法だ。


 どちらの魔法も幾つもの効果を持っている様に見えたが、そこをより理解できる様にシミュレーションで先ほど記憶した魔法陣を元にして、この浮遊と飛行の魔法を俺でも使える様にしておこう。


 とりあえず今は魔装機が動くところを見ないと、色々と考えるのは他の思考に任せればいいしね。


 「今から歩きます。もう少し離れてください。」


 魔装機から声が聞こえてきた。


 魔装機内部の声を拡声の魔法で魔装機の外部に広げている様だ。


 きちんと拡声の魔法も記憶してシミュレーションに情報を送っていると魔装機が動き出した。


 「うわっ、すごい揺れるんだね。」


 「転ばない様に手を繋ぐぞ。」


 「うん、ありがとう。」


 俺は父親の手を繋ぎながら動き始めた魔装機を見上げた。


 歩くごとに魔装機が踏んだ地面を中心に地震の様に揺れが発生していた。どうも魔装機の重量で揺れが起こっている様だ。


 「あれ?しなくなった。」


 揺れが突然に魔装機が歩いてもしなくなったのを感じて魔装機を探ってみたら、どうやら魔装機が地面を踏んだのに合わせて魔法が発動しているのが確認できた。


 振動を抑制している効果のある魔法の様で、このお陰で10メートルもある魔装機が走ったとしても地面に振動を与えることはないだろうくらいの魔法だと魔法陣を見た限りでは理解できた。


 普段使いをする様な魔法としては今のところは使えない魔法だけど、俺自身が魔装機を作るとしたら必須になる魔法だろう。


 それにしても魔装機が動いたことで一番すごいと思ったのは魔装機の心臓部であるエンジンだ。


 アカシックレコードで調べられている限りだが、どうやらパイロットの魔力がエンジンに送られて、エンジンの魔力と合わさることで魔力自体が増幅している様なのだ。


 魔力の増幅しているエンジン部分を調べている今の情報を見た限り、どうも魔法的な付与もある様だが、それよりもエンジンに使われている素材が魔力を増幅させる効果が高いみたいだ。


 魔法だけの効果で魔力の増幅が出来る訳ではない様だが……あ、魔素の動きはどうなんだろうか?


 俺は魔装機までの距離まで魔素を感じられるほどに思考の数を増やしてみたら分かった。


 魔装機のエンジン部分に魔素を吸収する機能がある様で、魔素とパイロットの魔力とエンジンの魔力を合わせてエンジン内部で増幅をさせることで使用した魔力や魔素の何倍にも魔力を増幅する様だ。


 でもやっぱり魔素の動きが分かってもエンジンの方こそが魔力増幅の重要な部分の様だけど、魔素と魔力を合わせると言うのは面白い発見だ。


 もしかしたら俺の魔力と魔素を合わせることでも魔力増幅が出来るかもしれない。


 それを試してみるとしたらシミュレーションで実際にそれが出来るのかを試してみてけらだろうけど。


 そんな事を思考の1つでしながらも俺は魔装機が動き回り、背中にマウントしている巨大な剣を使った演舞をするのを見ていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ