13話
家に帰ってからすぐに魔力感知で感じ取った母親の元まで向かって花壇を作る許可を貰った俺は花壇をどこに作るのがいいのかを考える。
家の周りに花壇として使える場所はそこそこあるが、その場所であの蜜の花を育てられるのかが問題だ。
観測分析情報収集魔法アカシックレコードであの花畑の環境や花が生えている地面の状況も情報として記録されている。
あとはこの記録された情報と花壇を作る予定の場所の情報が極めて近い場所を選べば良いだけ。
「まずはここからだね。」
俺は家に一番近いお日様がよく当たる場所の情報をアカシックレコードで調査を始める。
アカシックレコードで情報を調べながらあの花畑で手に入った情報と重ね合わせていく。
「ここだと水分があれなんだな。」
ここが良いんじゃないかと思っていた場所はあの花畑のところよりも土の水分が少ない様だ。
シミュレーションでもただ花をこの場所に植えても花を咲かせられはするだろうが、と言ったところだ。
「でもここが家のすぐ側で良いんだよなぁ。」
花を俺が世話をする。と言うことも併せてシミュレーションをもう一度行なってみた。
毎日、俺があの花畑と土の栄養なども含めて同じ環境に調整していくのなら蜜の花を育てられるだろうと言う結果がシミュレーションで出た。
「毎日やるのは面倒いな。」
雨の日とかもやらないといけないのは面倒くさい。
が、それでもあの花畑の環境の調査を最低でも一年くらいは続けないと行けないのには変わりない。雨の日もだ。
「まあこれもアカシックレコードに慣れる為にも、シミュレーションでの予測をより正確にする為によ必要なことか。頑張ろう。」
アカシックレコードから送られる情報を基にすればより正確なシミュレーションになるだろうと、シミュレーションでも分析予測させている。
雨の日も面倒臭いが雨の日に外に出ても活動することが出来る魔法が初等魔法学園の教科書に載っていたからその魔法を使おう。
「よし、じゃあここに作って行こうかな。まずはっと。」
魔法で草むしりから開始する。
農業に関する魔法の1つに雑草を取り除く魔法がある。
その魔法を使うことで花壇予定地に生えている雑草を根っこごと綺麗に取り除いて行った。
「それにしても薬草として使える植物がこんなに生えているんだな。」
初等魔法学園、中等魔法学園の両方の教科書には植物などの素材を使った民間療法として使える魔法薬を作る魔法もある。
そう言った魔法薬を作る魔法が載っているページには魔法薬に使う素材のことも載っていた。
今回の雑草を取り除いた時に雑草以外にもそう言った魔法薬の素材になる植物も抜き取れている。
「とりあえず仕分けするとしよう。」
魔法を使って特に使い道のない雑草と食用にもなる植物と魔法薬の素材になる植物とそれぞれ分けていく。
一応、食用になる植物は加工しなくても生食で食べられないこともないが、母親に料理に使うかを聞いて使わない様なら雑草と一緒に堆肥にでも使うとしよう。
「仕分けが終わった。あとは収納していくかね。」
時間が停止する様な高度な収納魔法は高等魔法学園で習うことになるのだろうが、収納魔法自体は中等魔法学園の教科書にも載っていたので俺は使える。
収納魔法の中にそれぞれ仕分けした雑草、食用植物、魔法薬の素材の植物とそれぞれ分けて収納していく。
仕分けが終わった地面には何も生えてはいなくて土が剥き出しだが、まだ花壇として使えはしないだろう。
花壇として使う場所を中心にして草むしりをした地面にはまだ小石などの邪魔になる物が多くある。
この小石などの邪魔になる物を次は取り除かないといけないだろう。
まあこれも魔法で取り除ける。
アカシックレコードから送られて来ている情報も使用して地面の中の小石などを含めて全ての邪魔になる物を取り除いて一カ所にまとめて置く。




