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魔装機兵  作者: 甲羅に籠る亀


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11話

 花畑の近くで座りながらのんびりとする時間帯を過ごしながらも、俺は常に多数の思考を動かしていた。


 多重思考で増えている思考の数は49。本体の思考を合わせて50になる。


 その内の10がシミュレーションを行なっており、魔力感知と魔力操作と魔力制御にそれぞれ10の思考を使い、残りの9の思考の中で5が魔素感知を、残りの4つの思考で他の全ての思考の情報処理を行なっている。


 多重思考が働いている間に本体が身体を休めて休息を取る中でシミュレーションの1つがある魔法を作り終えた。


 「やっとか。でもこれでもっと知れることが増えるな。問題もあるけど。」


 中等魔法学園の教科書に載っていた周囲を観測する観測系魔法、分析解析をする鑑定系魔法などを分析してシミュレーションで魔法を作った。


 教科書内に載っていた上記の魔法を組み合わせて常時発動する様にした魔法。


 1つ丸々思考を使わないと魔法を発動することすらも難しく、更に魔法で知った情報を理解するには思考を最低でも10は必要とする情報演算処理の重たい魔法になっている。


 更にそこからシミュレーションや実際に魔法を使うことで魔法を改良していかないといけないと言うのもある。


 この魔法で観測可能なのは熱、風速、魔力、光などだが魔素は観測出来ていないので、俺の魔素感知を元にして魔素の観測も可能な魔法にしたりなど改良するところはいっぱいある。


 今後は新しく知った魔法や作った魔法に、この魔法で知ることが出来た情報を元にしてもっとすごい魔法にしていきたい。


 「とりあえず魔法を決めないと。」


 考える。


 知識、観測、分析、解析、鑑定、情報、知る。


 色々な言語のワードを当て嵌めたりしながら考えていると。


 「よし決めた。観測分析情報収集魔法アカシックレコードにしよう。」


 まだまだアカシックレコードと呼べる様なすごい魔法とは言えないけど、いずれは改良を施してあらゆる全てを観測分析解析を行なえる情報を収集する魔法にしてみせる。


 魔力系の思考を5つずつ外してアカシックレコードの発動と情報処理を行なうことにした。


 観測分析情報収集魔法アカシックレコードを発動するのに必要な思考は1つ。


 1つ分の思考を丸々使って魔法を発動してみた。


 「ん?思ったよりもスムーズに発動できたぞ?どうなってるんだ?」


 シミュレーションでは思考丸々1つ使ってようやく発動する様な魔法だったアカシックレコード。


 でも先ほどアカシックレコードを発動した時は発動はスムーズに行なえていた。


 「もしかして……あ、やっぱりそうだ。」


 どの様なシミュレーションで行なわれていたのかを見直してみると、どうやら魔法を発動するのに必要な補助的な役割りをして魔力感知や魔力操作などの魔力系の役割りをシミュレーションの中では入れていなかった様だ。


 だからこそ実際に行なった時に魔力系の役割りがプラスされて思考丸々1つ使ってようやくだった観測分析情報収集魔法アカシックレコードがスムーズに発動したみたいだ。


 アカシックレコードの魔法を発動したにはいいがかなりやばい。


 「酔いそうだ。」


 あまりにも多い情報の量に多重思考の14の思考でギリギリ、本体の思考もプラスしてようやく全ての情報処理が出てきている。


 シミュレーションでは10の思考でも問題はなかったはずなのになんで実際に使うと15の思考でやっとの情報処理になるのか。


 今現在シミュレーションで使用されている思考全てのシミュレーションでアカシックレコード関連のシミュレーションを行なって調査をしていく。


 その間にもクラクラする頭に耐える為にも草の上に横になって深呼吸を行ないながらも情報を処理する。


 「あ、魔素を減らせば……。」


 俺は魔素感知に使っていた思考の数を減らして情報処理に回せば頭がクラクラとすることはかなり少なくなった。

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