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魔装機兵  作者: 甲羅に籠る亀


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10話

 あの日、父親から魔法に関する教科書だけでなく、父親と母親が通っていた初等魔法学園と中等魔法学園の教科書や他にも家の中にある本を読んでもよくなった。


 それもこれも俺が魔法を使って見せたことで文字の読み書きも既に出来ると分かったからだ。


 そして、こうして色々な知識を学習することでシミュレーションで行なえることも増えてきた。


 これまで俺自身の知識と元々シミュレーションの中にあった情報を元にして分析予測を行なっていた。


 新しい知識が増えたことでシミュレーション内の情報も増している。


 しかも俺の学習能力や理解力に記憶力が増している事もあって中等魔法学園までの教科書の内容は理解できた。


 教科書内の問題なら即座に答えられるだろうし、その応用問題でも答えられる様にはなっているだろう。


 本を自由に読める様になってから1週間も経たずにこの家の中にある本は読み終わった。


 そうなるともう本を読んで過ごす必要はない。家に篭っていても仕方がないから今日は天気も良いし外に出ることにした。


 家の外に出てみれば暖かな日差しを浴びて家の敷地内を散歩することにした。


 歩きながら放出した魔力で魔素を集めて常に俺の周りには濃度の濃い魔素で囲まれて過ごす。


 「ん?今日は光属性の魔素が多いな。」


 何故かは分からないがいつもよりも光属性の魔素が多く感じられた。


 他の属性とは違って光属性や闇属性の魔素はそこまで多く身体に取り込んでいない。


 光属性の魔素を集めて多めに取り込んでいくことにした。


 魔素を内側に閉じ込めて魔力を纏っている俺は纏っている魔力の一部を触手の様に伸ばしていく。


 光属性の魔素だけ、とは言わないが光属性の魔素を狙って伸ばした触手型の魔力の先端をカプセル状にして周りの魔素ごと光属性の魔素を捕まえる。


 そうして捕まえて密封した魔素だけを魔力を操作して押し出す様にして纏った魔力の内側に入れていった。


 「出来た。でもこれじゃ効率が悪いな。こうしようかな。」


 シミュレーションを使っている思考の幾つかを使って魔素捕獲用の触手を1つの思考で1つの触手を動かしていくことにした。


 まだ効率は悪いけどそれでもこれなら光属性の魔素をより多く集められるだろう。


 それに今もかなり濃い魔素を浴びて取り込んでいるが、シミュレーションでは魔素を取り込み過ぎることが人体に悪影響が出ることが検証されている。


 悪影響が出ないギリギリを狙って行なっている。具体的には魔素の影響で身体がフラフラして頭がクラクラしないくらいだ。


 今の属性魔力変換効率を鑑みて属性魔素の割合を決めながら、魔力量の最大値を増やせる様に無属性魔素は多めに取り込める様にしている。


 今後のことを考えると魔力量はいくらあっても足りないくらいだからな。高等魔法学園に入る為にも魔力量の限界を伸ばしていきたい。


 今は光属性の魔素を多く取り込んだ分だけ纏った魔力の内側にある属性魔素の幾らかを選別して外部に放出中だ。


 今現在、常に魔素を使って魔力を生成をしながらも、常に魔力を纏って維持するのにも魔力を消費しているので放出する魔素は多くはないが。


 ある程度触手を操って光属性魔素の回収も問題なく行なえると判断したところで散歩しながら触手を操っていく。


 「うんうん。これも問題なし。」


 問題なく散歩中でも少しは他の魔素もあるが光属性魔素だけを選別して魔力纏いの内側に取り込めている。


 田舎で村の中でも僻地にある我が家は結構広めな敷地だ。


 「到ちゃーく!」


 5分ほど歩いたところでお気に入りスポットに到着する。


 野生の花畑とまでは言えないが数種類の色んな花が多数咲いているこの場所はのんびりするのには良いところだ。この場所でのんびりと過ごしていく。

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