十九 ウェディングドレス
大好きなレオの腕の中で目覚める、なんて幸せなことなのだろう。
「ティー、おはよう。昨日は楽しかったね……ティーとの婚約が嬉しくて飲みすぎたよ」
隣で微笑み"今日は仕事が休み"でよかったと、レオは言った。
「レオさん、おはようございます。私も昨夜は楽しかった……レオさんの言う通りで私も昨夜は飲みすぎたかも」
「フフ、このまま二人で、ニ度寝しようか」
『はい』と頷き、ベッドのなかでレオの額に、自分のおでこをくっ付けてスリスリした。
「ティーに俺からのお返し」
レオからのスリスリのお返しと、優しいくちづけが降る。チュッ、チュッと小鳥のようなキスをするをうちに好きという気持ちが溢れて、終いには私からレオを求めていた。
「可愛い、ティー。俺とするキス好き?」
「好きです。レオさんのキスも、あなたも大好き」
レオの腕の中で幸せいっぱい噛み締めた。
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レオと二度寝を楽しんだ、その日の昼下がり。
ウェディングドレスが出来たと、リコさんからの手紙を早馬が届けた。後は私が試着をして少し手直しをして完成するから、明日の開店前に来て欲しいと、彼女からの手紙にはそう書いてあった。
憧れていたウェディングドレス……嬉しい。
「ウェディングドレス、嬉しそうだわね。リコに頼んでおいてよかった。ティーのウェディングドレス姿、早く見たいなぁ」
「私もレオさんのタキシード姿、楽しみです」
次の日、仕事に向かうレオと一緒に王都に向かい、リコの店まで送ってもらった。
「レオさん、いってらっしゃい」
「ああ、いってくる。ティー、俺の仕事が終わるまで絶対に一人にならないこと」
「はい、わかりました」
「昼過ぎには終わると思うから」
店の前で仕事に向かうレオを見送り、リコとの約束の時刻、店開き前の店の扉を開けた。
「おはようございます、リコさん」
「ティーちゃん、おはよう。支度はできてるから、ウェディングドレス、試着しちゃおうか」
「はい、お願いします」
店の奥でコルセットを付けて、リコにウェディングドレス着付けてもらった。このドレスはスカート部分が裾に向かって大きくふくらんだデザインで、貴族のお姫様が着るようなドレスだった。
「うわぁ、素敵。なんて、綺麗で可愛いウェディングドレスなの」
「ドレスを気に入ってくれて嬉しいよ。でも、そうじゃない、ティーちゃんが綺麗で可愛いんだよ」
「私が綺麗で可愛い? リコさんありがとうございます」
姿見に写るウェディングドレスを身につけた私。いまから一年前――レオン君との結婚の為に用意した真っ白なワンピースとは違う、本格的な真っ白いウェディングドレス。
「ティーちゃん、レオに幸せにしてもらうんだよ」
「はい」
姿見に映るウェディングドレスとお揃いの指輪、レオとの結婚式が早く来ないかな、リコはチェックする様にウェディングドレスをながめて、
「んー、腰のところをもう少し直して、胸元のレースを足そうかな?」
「すべて、リコさんにお任せします」
「ああ、任せて」
リコに手伝ってもらい、ウェディングドレスとコルセットを脱ぎ着替えた。




