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最悪の再開

思ったのですが、この先の展開を構想してると、成り上がりというよりも復讐、というタイプに変わっていってしまうのですよね。


ですのでこの作品のタイトル、

世界最底辺からの成り上がり

世界最底辺の逆襲

というように変更します。


成り上がりが見たくて本作を読んでいてくれた人には誠に申し訳ありません。

本当にタイトル詐欺もいい加減にしろですよね


それでも見てあげるよという人がいれば見続けてくれると嬉しいです。


では、本編どうぞ

俺は今、馬車の荷台に王国騎士数人と一緒に乗せられ、移動している。


「俺をどこに連れて行く気だ?」


誰も答えない。


「口もないのか?お前ら」


「何故神の敵なんかと口をきかねばならないのだ。」

一人の騎士がそう言葉を零す。


俺はそいつを睨みつけ、

「お前は嫌いな奴とは一言も口を聞きたくないタイプか。初対面のやつに何故そこまでの嫌悪を抱けるんだ?」

そう問い返す。


返ってきたのは無言とひと握りの拳だった。


手足を拘束されているため、吹っ飛ばされ、荷台の中を転がる。馬車の中に、笑いが溢れる。


「おいおいオルグやりすぎだって。まだ10歳の子供なんだよ?

そんな子にオルグの拳当てたら簡単に死んじゃうよ。やるなら...」


そう言って一人の騎士が近ずいてくる。


「舐めろ」

口の前に靴を出してくる。


「誰が舐めるかよ。──っ!」


視線が空を向く。そこに騎士の靴が映る。


蹴りあげか...。冷静に分析する。


「舐める気になったか?」

もう一度靴を出してくる。


俺はゆっくりとそいつのつま先に口を近ずけ、

噛み付いた。


「ギャ!この、クソガキ!」

騎士の靴は歩きやすいように柔らかくなっている。

その構造を活かした一撃。


してやったりと思った瞬間、横から足が飛んでくる。反対からも足が飛んでくる。

瞬く間にリンチが始まる。




「大人しくなったか。」


「こんな集団で袋にすることしかできないのか?」

笑いながら噛み付いた騎士に声をかける。


「いい度胸しているな。いいだろうそこまで言うのであれば」


「おい、もう着くぞ。くだらないことはもうやめろ。」

進行方向から声が聞こえる。


「ちっ。良かったなあクソガキ。」


それから数分後、馬車は止まり、俺は拘束されたまま連れ出された。


連れ出されたそこで見たのは、純白の城だった。

横に長く、高さはそこまでない少し不恰好だなと思うような城の中に、俺はそのまま入れられ、いくつもの扉を通って投げ捨てられる。


「おい!」

すぐさま歯向かおうとしたが、既にあいつら騎士の姿は無く、

代わりに豪華絢爛な扉が俺の視界に移った。


「こちらに来てくれるかのアデル君。」


後ろから声が聞こえた。かなり高齢な声だ。

そちらに目を向けると

白髭を伸ばした、齢80近くに見える爺が玉座と思われる煌びやかな椅子に座っていた。


俺は這いずりながら移動し、その爺の前に着く。


そこで俺はあることに気づいた。

妙に視線を感じることに。嫌な感じがして、周囲に視線を投げると、見たくない顔が見えた。


「てめえ...。」

この状況に追いやった原因の一つ。元父親の顔がそこにあった。


「はいはい。怒りを収めてくれアデル君。僕は君の復讐の場を用意してあげたわけじゃない。それでも強引にバルカス君を殺そうというのなら神敵ではなく愚か者として私が君を殺そう。」

突然老体から発せられた異様な殺気に俺の怒りは薄れた。


「うん。それじゃあ君をここに呼んだ経緯から話そうか。」


なるほど、要約すると、俺が処刑から逃げたから神父が来て、俺が危険だから捕まえて早々に殺すべきだと進言。それを、こいつは受けたが、ただ殺すのでは無く、合意の上、殺すことにしたいと。


意味がわからない。何故合意が必要なのだ?

結局殺すならこんなことする必要はないだろう。


「で、こう話した訳だが、どうだい?合意しては...」


「嫌だね。それと一つ言わせろ。殺すなら殺せ。そこに相手の合意なんて要らない。」


「つまり君は殺されてもいいと?」


「勘違いするな。ここ連れてきて殺していいと同意させることは不要だと言っているだけだ。」


「そうか。では、」

爺が右手を真っ直ぐ上にあげる。


「撃て!」

その手が振り下ろされた時、左右から様々な色の魔法弾が飛んでくる。


「早速か──」

俺の姿は、魔法の波に呑まれて掻き消えた。

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