表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
96/143

096★困ったことに自覚が薄いようです


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 えっとぉ~…逃亡って? 何から?


「えっ? コウちゃん、逃亡している自覚って?」


 きょとんとする私に、コウちゃんは顔を洗いながら、さも当然(とうぜん)のように言う。


『ママは、自覚ないみたいだけど、美少女(びしょうじょ)なんだよ。まして、あの金月の女神ディアーナの化身(けしん)って言われている母親と、()(こお)る銀の獅子王(ししおう)レギオンって美男子の父親の(あいだ)に生まれた超絶美少女ちょうぜつびしょうじょなんだよ。それが、パパに会いたくなくて逃げてるんでしょ?』


 言われて、私は小首(こくび)(かし)げる。

 えっとぉ………超絶美少女ちょうぜつびしょうじょ

 それって、シルビアーナ()のことを言っているの?

 

 いや、たしかにコウちゃんの裏技である痩身美容で、断罪(だんざい)されて【難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョン】に送られた当初(とうしょ)よりは、だいぶ細くはなったけど………。


 いや、ある意味ではナイスバディって言っても良いくらいには素敵(すてき)なボディにはなりましたけどねぇ。


 それでも超絶美少女ちょうぜつびしょうじょは言い()ぎでしょう。

 だって、整形美容はしてないもの。

 デブスからデブが消えて、ブスになるだけよねぇ………。


 まぁ………頬もコウちゃんがモミモミしてくれたから、何となく顔も全体的にスッキリしている感覚はあるけど………。

 それでも超絶美少女ちょうぜつびしょうじょはないわね。

 まったく、コウちゃんてば何を言っているのかしらねぇ?


「えっ? 私は、ただのデブスよ。いや、コウちゃんの瘦身美容で()せたからデはとってブスかしらねぇ………。まぁ…少しは見られる容姿(ようし)になったかもだけど………」


 そう答えた私は、その時点では、まだまだ、自分の容姿(ようし)に自覚がぜんぜん無かった。

 いや、一度目のコウちゃんの瘦身美容の後に、全身(ぜんしん)(うつ)る鏡を見たが実感(じっかん)があまり無かったのよ。


 だから、コウちゃんは私に向かって、()んで(ふく)めるように言う。


『い・ま・は、()せて引き()まったウェストに、ボンと()()めた(かたち)の良いバスト、プリッとして魅力的(みりょくてき)なヒップのナイスバディに、輝く銀の髪に(うる)んだ紫の瞳の美少女なんだよ。わかってる? 余分(よぶん)脂肉(あぶらにく)(=魔力の濃縮(のうしゅく)された(かたま)り)は、コウちゃんとガッちゃんで美味しくいただいちゃったから、綺麗な瞳もバッチリと見えるの………ママだって気付いてるでしょ…視界(しかい)が広いって………』


 そう言われて、私はハッとする。

 意識がはっきりし、モノがしっかりと見えるのは、魔力を奪い、思考力等(しこうりょくなど)を低下させる呪具(じゅぐ)のセイばかりではないと………。


「えっとぉ~………」


 それって、物理的(ぶつりてき)にってこと?

 全身(ぜんしん)にくまなく付いていた脂肉(あぶらにく)(=魔力の濃縮(のうしゅく)された(かたま)り)のセイだったってこと?


 そんな私に、コウちゃんは嘆息(たんそく)する。


『はぁ~……その様子(ようす)じゃ、いまいちどころではなく全然理解(ぜんぜんわか)ってないね、ママ。いい、(いま)のママの姿って、前世で()りまくって、課金(かきん)しまくって創造(つく)ったアバターに(まさ)るとも(おと)らない(ほど)美少女(びしょうじょ)だって言ってるの』


 そこでようやく、コウちゃんが言っている意味を把握(はあく)する。

 だって、あのアバター…めっちゃ課金(かきん)して、容姿(ようし)に能力にって付加(ふか)しまくって、理想(りそう)の姿だったんだもの………。


 って、もしかして、マジで(いま)の私って……前世で創造(つく)ったアバター()みなの?

 本当に…あのアバターに(まさ)るとも(おと)らない容姿(ようし)なの?


 いや、でも………そっかぁー…あのお母様とお父様の容姿(ようし)を引き()いでいるのよねぇ………。

 すっかり、ソコんところを綺麗さっぱりと忘れていたわ。


 ふわぁ~…それって、天然(てんねん)モノの美少女(びしょうじょ)ってこと?


 そこに思考(しこう)がやっと()き着いた私は、思わず(おどろ)きの声を上げる。


「えっぇぇぇぇぇ~…マジでぇぇぇ~………」


 びっくりする私を満足げに、コウちゃんはくふくふと笑いながら背中の3対の翼をぱたぱたさせて言う。


『だから、ママに出会った人は、一目(ひとめ)でママを覚えられるし、絶対(ぜったい)に忘れてくれないよ。そこんとこの自覚を持ってね』


 コウちゃんの忠告(ちゅうこく)に、私は小首(こくび)(かし)げる。

 う~ん……自覚って言われてもねぇ~………。

 いまいち実感(じっかん)できないのよねぇ。


 まぁ…あの美麗(びれい)な両親の子だから、容姿(ようし)(ととの)っているだろうことは、客観的(きゃっかんてき)な意味では理解(わか)るのよ。

 そう、客観的(きゃっかんてき)視点(してん)からねぇ………。

 残念なことに、自覚(じかく)皆無(かいむ)だけどね。


 なんせ、ずぅぅぅぅぅぅ~っと、あの脳内お花畑のお馬鹿さんと、その取り巻き達に、デブスって言われ続けていたからねぇ~………。


 それに、今更(いまさら)、見た目が多少変(たしょうか)わったぐらいで………って、思っていたのよねぇ………。


 いや、めっちゃ()せられたのは ほんとぉ~……に嬉しいけどね。

 何と言っても、呼吸は楽になったし、視界は良好だし、身体(からだ)はすぅ~っごく軽いのよ。


 ただそこまで、はっきりと言われるほど天然(てんねん)モノの超絶美少女ちょうぜつびしょうじょになっているって自覚は……はっきり言って、無いわ。


 じゃなくて、とにかく建設的(けんせつてき)方向(ほうこう)()こう。


「えぇ~とぉ~……それじゃ、どうすれば(かく)せるかな?」


 もう、ここはコウちゃんの助言をあてにしよう。

 なんと言っても、ナビゲーターしてくれるのコウちゃんとガッちゃんだし………。

 っていうか、さっきからガッちゃんってば、なんか静かだねぇ?


『だったら、ママが最初に頭に着けていた、意識阻害(いしきそがい)認識阻害(にんしきそがい)のピアスとティアラを着ければ良いよ』


 あぁ…認識阻害(にんしきそがい)するアレねぇ……。

 でも、あのティアラを着けると、魔物が来ないんじゃない?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ