095★ソルス・ロス・エンダ村は存在しているようです
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
『主さまが言う。ソルス・ロス・エンダ村という辺境の村は、現在のところ国からの補助金で維持管理されているようです』
えっ? そうなの? 国の補助金で維持管理されているの?
私の知っている状態とだいぶ違うんですけど?
冒険者の往来が多かったはずなのに…………ぅん?
いや、待って、そう言えば、前世のレイパレ(R18)の中のハラハラドキドキ満載のダンションイベントって、RPGを駆使した様々なダンジョンがあったのよねぇ。
そう言えば、ダンジョンでは死に戻り設定もあったわね。
何度全滅しても、黄泉帰るっヤツ。
ただし、完全な死亡がない代わりに、全滅判定されると、魔力や生命エネルギーを極限まで搾取されちゃうのよねぇ。
どんなに高レベルになっていても、死亡判定くらって、ダンジョン入り口付近にある魔物が入れない安全圏に送られると、レベルから体力や魔力まで、ほぼオール10になっちゃうのよねぇ……。
オール10ポイント残るのは、温情だって言う製作者談が攻略本の最後に製作秘話として載っていたのよね。
今なら、裏側にある意図が理解るわ。
ようするに、冒険者は何度でも攻略チャレンジして、空間裂傷を補修するための魔力や生命エネルギーを貢げってことよねぇ………。
じゃなくて、レイパレ(R18)のダンジョン攻略は、死に戻り設定があるために、時間いっぱいまでダンジョンで遊べる設定だったから………。
本当の死は無いからって、験担ぎに危険職が限界ギリギリまで遊んでいたのよねぇ………。
死んでも黄泉帰るって言う意味でね。
こっちでは、違うってことかしら?
もしかしなくても、ゲームじゃない無いこの世界の現実では、死んだら本当に終わりなのかも………。
オール10ポイントで、ダンジョン近くの安全地帯で生き返るって言う、設定はないのかもしれないわね。
だから、ソルス・ロス・エンダ村は廃れる寸前になっているとか?
いや、でも、それなら、誰か(=求婚者その他)に見付かるってことも無いわよねぇ………。
じゃなくて、確認、確認と………。
「ガッちゃん確認だけど【永遠の牢獄ダンジョン】や【難攻不落の深淵の絶望ダンジョン】の魔物(=素材)やお宝を求めて来る冒険者はいないの?」
その素朴な疑問に、ガッちゃんはちょっと残念なモノを見るような瞳で私を見ながら説明してくれる。
『主さまの父君であるカイドール侯爵殿が、北の魔の森で魔物を押し返す働きをしたので、あちこちに、魔物が出没していますから………。それに、どのダンジョンに潜っても、かなりな量の魔物が出現れますので、冒険者ギルドが危険勧告して、一般的な冒険者は入場できません。また、ある意味で現在のハイオシス皇国の周辺では、低級魔物なら何処にでも出没します。それ故に、討伐でのお金稼ぎは何処ででもできます。それなのに、わざわざこんな辺鄙な場所のダンジョンに、旅費を使って旅してまで来ません。ここにしか無いという薬草や魔物なんてモノは存在してませんから………』
ガッちゃんの丁寧な現状の説明に、私は納得する。
「説明されれば、たしかにそうだと思うわ」
『はい、実際には特殊な薬草や魔物は存在しています。ただ、今現在、それを識っている者はおりませんので、かつて女神の神苑と呼ばれた場所のダンジョン探索に来る者はほとんど居ません。ただ、ユニコーンほどの効力はありませんが、わりと万能な角ウサギの生息区域が存在するために、たまに依頼を受けたハンターが来る程度ですね。だから、村の維持も大変みたいです』
あら、困ったわ……そうなると………色々とソコで揃えるってことはできそうに無いわね。
でも、そのかわり、お父様達に見付かる心配もかなり無いってことね。
一応のご飯になりそうなモノはゲットしているし………。
何処かの都市や村に入って、冒険者ギルドでギルド証を手に入れて身分証明書も作らないと………。
あっ…でも、ソルス・ロス・エンダ村でも、冒険者登録はできたはずよね。
大きな都市でする必要ないわね。
とりあえず、ソルス・ロス・エンダ村の冒険者ギルドで登録して身分証明書をゲットね。
そのついでに、インベントリの中にあるモノで、依頼と重なるモノがあったら、ソレを出して、ランクアップを狙おうかな?
小さい頃のラインハルトやお母様にも会いたいしね。
あと、本当に【永遠の牢獄ダンジョン】の奥に存在すると言う、時を渡れる? 水晶があるなら、ラインハルトの小さい頃に会って、シスコン拗らせのヤンデレ化を何とかしないとね。
よし、やることは決まったわ。
とりあえずは、ここからソルス・ロス・エンダ村に行かないとね。
これからの行き先がはっきりと決まりましたね。
次の行動指針が決まったので、私ははりきって宣言する。
「さあ、ソルス・ロス・エンダ村に向かって出発よ」
はりきっている私に、コウちゃんからスパッとダメだしが入った。
『はぁ~……ママ、ママは、現在、逃亡しているって自覚は無いの?』
コウちゃんに区切るように言われて、私は小首を傾げる。




