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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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094★前世で遊んだ通りに、村やアイテムはあるのでしょうか?


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 幼少期から()に付けさせられていた呪具(じゅぐ)のセイで、全身(ぜんしん)()(めぐ)らされている、血管ような魔力回路(まりょくかいろ)という、魔力の通り道である魔力繊翅(まりょくせんし)に、魔力が正常(せいじょう)循環(じゅんかん)しなかったセイで、あちこちに濃縮された魔力が(こご)っていたってことなのね。


 でもって、それが脂肪に(たくわ)えられて、脂肉(あぶらにく)形成(けいせい)していたってことかぁ………。

 それも、下手に()(ほぐ)すことができないほど、限界ギリギリだったってことなのね。


 本当に、とんでもない呪具(じゅぐ)を残してくれたものね。

 あんな(たち)の悪い呪具(じゅぐ)を作って(あた)えたのは、あの女神の(いと)とし子である神子を解体(かいたい)した者のひとりにちがいないわ。


 なんて思っている(あいだ)に、首筋から鎖骨(さこつ)から二の腕の前面、胸部から腹部、特に下腹、そして、太ももの前面からむこう(ずね)に足の甲までモミモミしてくれた。


『はい、これで終了ぉ~………どうかな、ママ? これでほぼ正常な状態の身体(からだ)に戻ったと思うよ』


 それを聞いて、私はホッとする。

 軽く上半身を起き上がらせた私は、その()の軽さと補足スラッとした両腕と両脚に感動する。


 うわぁぁぁ~………信じられないくらい、手も足も細くなっているわぁ。

 腰がかなりキュッとしているのは、本気で嬉しいわねぇ~………っと。


 私は痩身美容によってかなり理想体型に変化したことに感動し、自分の手足から腹部や腰回りをたしかめるように()でてから、ハッとしてガッちゃんの心地良(ここちよ)い背中から(すべ)()りる。


 ガッちゃんの背中に乗るときに()いだダンス用のハイヒールをとりあえず()いて、左の腕輪に収納した天使シリーズを確認する。


「わぁ~…嬉しいぃぃ~……本当に、レアアイテムの天使シリーズが入っているわねぇ………。それじゃ、さっそく着替えるわ」


 そう言って、周囲を見回し、良い感じの遮蔽物(しゃへいぶつ)が見当たらなかったので、巨大化したガッちゃんの(かげ)へと入る。


 よし、ガッちゃんの(かげ)なら大丈夫ね。

 いくら、誰かに見られる心配のないところってわかっていても、やっぱりお(そと)で着替えるのは勇気がいるわ。


 ガッちゃんの(かげ)に入った私は、ドレスを思いっきりバサッと脱いで、天使シリーズを腕輪から出してチャッチャッと着替えました。

 勿論(もちろん)、スカートは前が短く後の長いフィッシュテールタイプにしたわ。


 あとは、全身を隠せるマントもちゃんと羽織(はお)りましたとも。

 そして、足はダンス用ハイヒールを()いで、ブーツを(はき)きましたよ。


 脱いだドレスとダンス用ハイヒールは、勿論(もちろん)ちゃんと腕輪に回収したわよ。


 なんであれ、一応は高級品のハイヒールと布ですからね。

 ドレスの(ほう)は後日、バラして布として売ってもいいしね。


 嗚呼(ああ)、もったいないっていう前世からの貧乏性(びんぼうしょう)が、忌々(いまいま)しいから焼却処分(しょうきゃくしょぶん)してしまえという、選択肢(せんたくし)はとらせなかったのよ。


「あぁ~…軽いし動きやすいわぁ~………うふふふ………」


 うふふ…なんか…天使シリーズを身に付けたら、本当に冒険者になったって感じになったわねぇ~…………。

 これで、街中とかに(まぎ)れて、食事もできるし、宿も取れるわ。


 あの村には、冒険者ギルドの支部があったはずだから、あの村で登録できるわねぇ………ふふふふ………楽しみ。


 今日からの私は、冒険者のシルビアーナ、いいえ、ルビアよ。


 あの村……ソルス・ロス・エンダって、太陽神の光りと加護が届く最後の地って、古代の言葉で、名付けられていたわね。

 あの村より先には、人跡未踏(じんせきみとう)未開(みかい)の地と、魔物の領域(りょういき)である魔の森と、ダンジョンがあるだけだったから………。


 って、それってレイパレ(R18)の【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】の中のお話しだけど………。

 今現在(いまげんざい)の…この世界に、ちゃんと存在するのかしらねぇ?



 そんな前世のコトを思い出して、私はコウちゃんに(たず)ねた。


「ねぇ~…コウちゃん、レイパレ(R18)で良く寄り道した、あの村は、ここにあるのかしら?」


 私の言葉に、コウちゃんは首を(かし)げる。


『ああ、あの村ねぇ………ママが良く利用していた。う~ん……まぁ…一応は有るんじゃないかなぁ?』


 そんなコウちゃんを見てから、ガッちゃんが私に聞いて来る。


(あるじ)さまが言う、あの村って何処(どこ)の村ですか? その村の名前は、なんと言うのですか? 村の名前がわかれば…()えると思いますけど?』


 そう言われて、私は、記憶にある名前を口にする。


「えぇ~とね……たしか、ソルス・ロス・エンダって言ったかしら? ……太陽神ソレストの光りと加護が届く、最後の地って意味だったと思うわ」


 前世の知識から()た情報を口にすると、ガッちゃんは両目を閉じで、可愛らしいお手々(てて)で、長く()やかなお耳を()()でする。


 うっ…か…可愛いわぁ~…じゃなくて、ガッちゃん、ソレする意味あるの?

 でも、ああ、もふもふしたくなるわ。


 なんて思いながら、手を無意識にわきわきさせた(ころ)、ガッちゃんはパチッと両目を開いて言う。


『わかりました………(あるじ)さまが口にした、ソルス・ロス・エンダと言う名の村は存在してますね。ただ、かなり(さび)れた感じですね。(かろ)うじて、村を維持しているって状態です』


 その内容に、私はえっ? っと思ってしまう。


 どうして? 村の規模(きぼ)とか設備(せつび)を考えると、()れるはずないんだけど………。


「えっ? あの村は、何時でも冒険者で(あふ)れていたけど?」


 不思議そうにそう言えば、ガッちゃんが(ひたい)の魔石で(のぞ)いた事実を口にする。




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