090★とりあえず、やってみよう
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
「うん、ありがとう。それじゃ、私のレベルの底上げのためにも、武器を取り出さないとね。検索、死薔薇の鞭……っと、これね」
そう言って、私は左の腕輪の中から、死薔薇の鞭を取り出して、装備するのだった。
「それじゃ、さくさくと先に進みましょうか? 出口まで………」
そうして、私はガッちゃんに先導されながら、ダンジョンの出口に向かって歩き出した。
ガッちゃんは、3対翼を羽ばたかせることもなく、 ふよふよと私の少し前の空中を歩く。
私はガッちゃんの先導に続いて、ちょっとおっかなびっくりしながら歩いていく。
そんな中で、私でも心置きなく倒せるオークやオークナイト、オークジェネラルやオークキングという、オーク尽くしに出会ったりした。
勿論、美味しくガッちゃんは食べたし、私は死薔薇の鞭で、ガンガン絞め殺したわ。
かなりの数を死薔薇の鞭で討伐した後で、魔法を使えば良かったって後悔したけどね。
ちょっと反省しながら、私はとことこと歩いた………。
何も考え無いで歩いていた私は、角を曲がってミノタウルスを見て慌てたわ。
だって、モロに近距離で遭遇したのよ。
本当に、1メートルも離れていなかったから………。
きゃー…不味いわ…死ぬわ……せっかく自由になったのに………。
なんて思っていたら、もうガッちゃんが、ミノタウロスを食べているぅぅぅ。
あわあわしている私に、コウちゃんが言う。
『ママ、魔法攻撃をするって言ってたよね。ここのミノタウロスは、炎に弱いから威力を抑えたファイアーランスあたりでも使ったら?』
「あっ……そうね……そうすれば良かったわ」
言われて納得する私に、コウちゃんが注意を付け足す。
『ただし、ミノタウロスの角は、精力剤として高く売れるし、皮は色々な防具に使えるから、燃やし尽くさないようにね。お肉だって、美味しいから高く売れるんだよ。魔石は、精力剤や媚薬の効力をアップする材料になるから、回収は忘れちゃダメだよぉ。………っと、ガッちゃん、美味しくても、その辺は残してね』
コウちゃん、本当にナビゲーターしてくれるのね。
ついでに、ガッちゃんに注意もしてくれる。
いや、私も注意されちゃったけどね。
本当にできた子だわぁ~……コウちゃんが、居るからダンジョン内でも、不安を感じないで済んでるわね。
ヨシッ…今度こそ魔法を使ってみますか………。
って、注意されたにもかかわらず、かなり魔法のコトを軽く考えていた私は、一応は掌を向けて言い放つ。
どうせ、ほぼ魔法を使うのも初心者だしね。
何そこまでの威力にはならないでしょうしね。
「ファイアランスッ」
って、唱えた瞬間にとんでもない代物が、掌の前に顕現れて、ミノタウロスをぶっ飛ばしてくれました。
えっ? えぇぇぇ~……ランス…って…私、ランスって言ったよね(汗)
たしかランスは槍って意味のはずなのにぃ~………。
なんでよぉぉぉぉ~………。
なんか、ミノタウロスの身体の半分はあるだろう、ふっとい柱?みたいなモノが……掌の前から飛び出たんですけど?
なんで? どうして?
初級魔法のファイアランスだよね?
なんで、あんなにぶっといの?
混乱している私に、コウちゃんが話しかけてくる。
『ママァ~…ママの魔力は、とぉ~っても強いし、良質っていうか、純度が高いんだよ。それに、魔力量もたぁ~っぷりあるんだよぉ~……。更に言えば、幼少期から呪具を着けられて、ずっと魔力を搾取されていたから、何年も修行してきた扱いになっていて、もともとの魔力量からとんでもなく増量増強されているんだよ』
「えぇぇぇぇ~………そんなぁ~………」
と、私の口から情けない声が漏れる。
そんな私に、コウちゃんは溜め息混じりに言う。
『はぁ~……だから、威力を抑えてね………って言ったのに。ほぼはじめて使う魔法だから、どうせろくな威力も出ないとか思って、油断したね、ママ』
あうぅぅぅ~……たしかに、コウちゃんの言う通り、そう思っていたわよ。
どんなに頑張っても魔法が発現しなかったから、力加減が全然判らないのよぉぉぉ~………。
「だって、今まで呪文を唱えても魔法が発現なんてしたコトなかったから………」
そんな私に、コウちゃんが再度アドバイスをくれる。
『はぁ~……今度は、ファイアーボール、ビー玉ぐらいって言うとイイよ。ただし、ちゃんと威力を絞ってね。ああ、絞るっていうのは、込める魔力を少なくするってことだからね』
「うん、そうするわ。全然、攻撃魔法に込める魔力の加減が判らないもの。ここで少し加減を修得しないと不味いわ」
『だね、せっかくだから、ここで色々と魔法を試すと良いと思うよ。だって、ダンジョン内は自動修復される機能が添付されているから………。どんなに壁とかを破壊しても大丈夫だよ。修理代はタダだよ。それに、周りに被害もでないし、込められた魔力は最奥の空間裂傷の修復に使われるからね。……ってことで、もう一度、試してみようよ。ねっママ』
コウちゃんの説明に、私は、落ち込むのを取りあえず、ポイッと捨てたわ。
そうね、このダンジョン居る間に、魔法の威力を調整する方法を覚えてしまえば良いんだわ。




