088★シルビアーナの苦悩?
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
それに、あのイベントを遊んでいるのは、陸海空の自衛官と警察官と消防隊員と海上保安庁の職員っていう、命の危険がある職業人ばっかりだったって話し、聞いたことあるし………。
自分自身がそうだったから………。
あっ…そうそう、たまに、民間航空のパイロットも混じっていたって………。
まっ、何度も死んで、生き返る保障のある場所に、何でも願いを叶えてくれるお宝(噂では、大きな水晶)があるなら、探してみたいって思うよね。
お陰で、その当時の記憶が浮いてきて【永遠の牢獄】ダンジョンの位置がわかったわ。
うふふふふ………このダンジョンの真裏の位置にあったのよねぇ~………。
そこなら、色々な装備も、途中の村で買足しできるもんね。
ココから出たら、食料その他を買って【永遠の牢獄】のダンジョンに行けるな。
とりあえずは、私をエサに、このダンジョンの魔物達を釣って、ガッちゃんに貢がないとね。
私も、魔力を磨いて、腕輪の中の子達に、ご飯(魔力という名のエネルギー)をあげないとね。
早く、この子達も蘇生させて、連れて歩きたいわぁ~………。
もふもふに埋もれて、もふもふをゆっくりと堪能したいわ。
そのためにも、難攻不落の深淵の絶望ダンジョンを逆ルートに辿りながら、お宝をコンプして出口へと向かうのよ。
きっと、大丈夫、まだ、お父様達は、あそこでバタバタしているはずだもの。
私をここに、迎えにくる余裕なんてあるはずないもの。
その間に、攻略よ………いや、攻略は終わっているけどね。
と、いうことで【狂いし神子】が居るはずだった部屋の扉を、内側から開けて外へと出た。
そう、最初の左右の小部屋のある場所に………。
扉を出て閉めた途端に、視界に入ってきたモノは………。
うげっ………目に優しくない魔物が出て来たわ。
なんで、一番最初にアンデットを出してくるのぉぉぉぉ~………。
これじゃ、ガッちゃんのご飯に………。
と、内心で喚く私を他所に、ガッちゃんは飛び出して行く。
そして、ご飯に対して、好き嫌いの無い大食漢のガッちゃんが、嬉々としてアンデットの群れに飛びかっていた。
それを見て、呆然としていると………。
コウちゃんが、私に話しかける。
『ママぁ~……アンデットも動いてるでしょ。動くエネルギーを内在している存在なの。ガッちゃんは、魔物達のエネルギーを食べているんだよ。まあ、物質も原子分解してぜぇ~んぶ余すことなく吸収しているけどさ。人間と食事方法や内容は、まるっきり別の存在だから………たとえ、ママのだぁ~い嫌いなGを食べても、許してあげてね』
コウちゃんの説明に、私はふと思い出す。
そう言えば、Gって古生代あたりから、ずぅ~っと存在している、すっごい生命力の強い生物なんだよね。
カルーチャって別の名前もあったねぇ~……ああ、歴史を感じます。
それだけ、連綿とほとんど姿も変わらず、生き続けているんだから、種族的にきっとエネルギー値が高いはず…たぶんきっとね………そう思えば、きっと見ても大丈夫よ。
なんて、思っている間に、アンデットの群れは綺麗に消えていた。
うっ…私の馬鹿、魔力上げの討伐ができなかったわ。
次は、アンデットでも、必ず討伐すると心に決めて、私はまた歩き始める。
そして、次に出会った魔物は………。
何か可愛くていたたまれない、角ウサギの巨大版だった。
愛くるしい瞳、可愛らしいお耳、ふわふわのお尻尾、そして、輝くように白いふこっとした毛皮………うっ、討伐できない。
いや、魔物の証拠の捩れた角があるわ。
角の根元に向かって、魔法を撃てばイイのよ。
そんな私に、コウちゃんが、酷いコトを言う。
『ママァ~……やったね。角ウサギが出現れたよぉ。あのウサギの角は、ユニコーンよりもだいぶ価格が落ちるけど、色々な効力があるから、高く売れるよ』
ええ……そうね………ゲームの中の二次元の獲物としては、とてもラッキーな魔物だったわ。
ただ、現実に対面するとかなりクルわね。
なまじ、見た目が可愛いモフモフなんだもの。
そんな私の気持ちなど知らないコウちゃんは、前世でゲームをプレイしている時の感覚のままで言う。
『よく、資金が足りない時に、一生懸命に絞めたよねぇ。身体強化を使って、無傷で捕獲してさぁ………毛皮もお肉も高く売れたよね。魔石は回復魔法を付与すると、結構、高く売れたよねぇ~………』
嬉々としてそう言うコウちゃんに、私はちょっと言葉を詰まらせる。
コウちゃん、私に、あの愛らしい角ウサギを絞め殺せと言うの?
ここに居るのは、この世界で生まれたひ弱なシルビアーナなのよ。
皇族や王族の血を引く、高貴なお姫様なのよ。
前世の市職員で自衛隊予備役に入っていた男性の時の私だって、せいぜいが鶏さんを絞めたことがある程度なのよぉぉぉ~………。
アラフィフ喪女だって、お祖母ちゃんが鶏さんを絞めているのを見て、なんとか覚えた程度なのよ。
そりゃ~……女暗殺者の時は………何の感情も湧いた記憶が無いけど。
でもでも、ここでは……お金って何?
それって、食べれるものなの?
って感じに育っているのよ、このシルビアーナは………。




