↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
88/258

088★シルビアーナの苦悩?


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 それに、あのイベントを遊んでいるのは、陸海空の自衛官と警察官と消防隊員と海上保安庁の職員っていう、命の危険がある職業人ばっかりだったって話し、聞いたことあるし………。

 自分自身がそうだったから………。


 あっ…そうそう、たまに、民間航空のパイロットも混じっていたって………。

 まっ、何度も死んで、生き返る保障(ほしょう)のある場所に、何でも願いを叶(かな)えてくれるお宝(噂では、大きな水晶)があるなら、探してみたいって思うよね。


 お陰で、その当時の記憶が浮いてきて【永遠(えいえん)の牢獄(ろうごく)】ダンジョンの位置がわかったわ。

 うふふふふ………このダンジョンの真裏の位置にあったのよねぇ~………。


 そこなら、色々(いろいろ)な装備(そうび)も、途中(とちゅう)の村で買足(かいた)しできるもんね。

 ココから出たら、食料その他を買って【永遠(えいえん)の牢獄(ろうごく)】のダンジョンに行(い)けるな。


 とりあえずは、私をエサに、このダンジョンの魔物達を釣(つ)って、ガッちゃんに貢(みつ)がないとね。


 私も、魔力を磨(みが)いて、腕輪の中の子達に、ご飯(魔力という名のエネルギー)をあげないとね。

 早く、この子達も蘇生(そせい)させて、連れて歩きたいわぁ~………。


 もふもふに埋(う)もれて、もふもふをゆっくりと堪能(たんのう)したいわ。

 そのためにも、難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョンを逆(ぎゃく)ルートに辿(たど)りながら、お宝をコンプして出口へと向かうのよ。


 きっと、大丈夫、まだ、お父様達は、あそこでバタバタしているはずだもの。

 私をここに、迎(むか)えにくる余裕なんてあるはずないもの。

 その間に、攻略よ………いや、攻略は終(お)わっているけどね。


 と、いうことで【狂いし神子】が居るはずだった部屋の扉(とびら)を、内側(うちがわ)から開けて外(そと)へと出た。

 そう、最初の左右の小部屋のある場所に………。


 扉(とびら)を出て閉(し)めた途端(とたん)に、視界(しかい)に入ってきたモノは………。


 うげっ………目に優しくない魔物が出て来たわ。

 なんで、一番最初にアンデットを出してくるのぉぉぉぉ~………。

 これじゃ、ガッちゃんのご飯に………。


 と、内心で喚(わめ)く私を他所(よそ)に、ガッちゃんは飛び出して行(い)く。


 そして、ご飯に対(たい)して、好き嫌いの無い大食漢(たいしょくかん)のガッちゃんが、嬉々(きき)としてアンデットの群(む)れに飛(と)びかっていた。

 それを見て、呆然(ぼうぜん)としていると………。

 コウちゃんが、私に話しかける。


『ママぁ~……アンデットも動いてるでしょ。動くエネルギーを内在(ないざい)している存在なの。ガッちゃんは、魔物達のエネルギーを食べているんだよ。まあ、物質(ぶっしつ)も原子分解(げんしぶんかい)してぜぇ~んぶ余(あま)すことなく吸収(きゅうしゅう)しているけどさ。人間と食事方法や内容は、まるっきり別の存在だから………たとえ、ママのだぁ~い嫌いなGを食べても、許してあげてね』


 コウちゃんの説明に、私はふと思い出す。

 そう言えば、Gって古生代(こせいだい)あたりから、ずぅ~っと存在している、すっごい生命力の強い生物なんだよね。

 カルーチャって別の名前もあったねぇ~……ああ、歴史を感じます。


 それだけ、連綿(れんめん)とほとんど姿も変わらず、生き続けているんだから、種族的にきっとエネルギー値(ち)が高いはず…たぶんきっとね………そう思えば、きっと見ても大丈夫よ。


 なんて、思っている間に、アンデットの群(むれ)れは綺麗に消えていた。

 うっ…私の馬鹿、魔力上(まりょくあ)げの討伐(とうばつ)ができなかったわ。

 次は、アンデットでも、必(かなら)ず討伐(とうばつ)すると心に決めて、私はまた歩き始める。


 そして、次に出会った魔物は………。

 何か可愛くていたたまれない、角ウサギの巨大版だった。

 愛くるしい瞳、可愛らしいお耳、ふわふわのお尻尾、そして、輝くように白いふこっとした毛皮………うっ、討伐(とうばつ)できない。


 いや、魔物の証拠(しょうこ)の捩(ねじ)れた角(つの)があるわ。

 角(つの)の根元に向かって、魔法を撃(う)てばイイのよ。

 そんな私に、コウちゃんが、酷(ひど)いコトを言う。


『ママァ~……やったね。角(つの)ウサギが出現(あらわ)れたよぉ。あのウサギの角(つの)は、ユニコーンよりもだいぶ価格が落ちるけど、色々(いろいろ)な効力(こうりょく)があるから、高く売れるよ』


 ええ……そうね………ゲームの中の二次元(にじげん)の獲物(えもの)としては、とてもラッキーな魔物だったわ。

 ただ、現実(げんじつ)に対面(たいめん)するとかなりクルわね。

 なまじ、見た目が可愛いモフモフなんだもの。


 そんな私の気持ちなど知らないコウちゃんは、前世でゲームをプレイしている時の感覚のままで言う。


『よく、資金が足りない時に、一生懸命(いっしょうけんめい)に絞(し)めたよねぇ。身体強化(しんたいきょうか)を使って、無傷で捕獲(ほかく)してさぁ………毛皮もお肉も高く売れたよね。魔石は回復魔法を付与(ふよ)すると、結構(けっこう)、高く売れたよねぇ~………』


 嬉々(きき)としてそう言うコウちゃんに、私はちょっと言葉を詰(つ)まらせる。


 コウちゃん、私に、あの愛(あい)らしい角(つの)ウサギを絞(し)め殺せと言うの?

 ここに居るのは、この世界で生まれたひ弱なシルビアーナなのよ。

 皇族や王族の血を引く、高貴なお姫様なのよ。


 前世の市職員で自衛隊予備役(じえいたいよびえき)に入っていた男性の時の私だって、せいぜいが鶏(にわとり)さんを絞(し)めたことがある程度(ていど)なのよぉぉぉ~………。


 アラフィフ喪女(もじょ)だって、お祖母ちゃんが鶏(にわとり)さんを絞(し)めているのを見て、なんとか覚えた程度(ていど)なのよ。

 そりゃ~……女暗殺者の時は………何の感情も湧(わ)いた記憶が無いけど。


 でもでも、ここでは……お金って何?

 それって、食べれるものなの?

 って感じに育っているのよ、このシルビアーナ(私)は………。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。