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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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087★ダンジョン内には未回収(みかいしゅう)のお宝が残ってます


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 でも、それだけに、(はい)ゲーマー予備軍(よびぐん)には好評(こうひょう)でかなりの高評価(こうひょうか)()ていたわ。

 強制(きょうせい)ログアウトがあるから、人間をやめなくて()むって………。


 その強制(きょうせい)ログアウトシステムのお陰で、出られるだけの【永遠(えいえん)牢獄(ろうごく)ダンジョン】って言うのが正式名だって、まことしやかに言われていたわね。


 集めたアイテムも、入った出口から出ないで、強制(きょうせい)ログアウトを()らうと、特殊(とくしゅ)なインベントリに入れていても、綺麗さっぱり無くなっているって………。


 そんな不毛(ふもう)なダンジョンの場所。

 ………そう言えば、前世の私は3人とも探さなかったわ。

 お陰で、名前も知らないしね。


 だって、せっかく回収したお宝が消えるんじゃ、コンプ好きの私には合わないダンジョンねって………。


 私は、そんな不確かなイベントよりも、カッコイイ美形キャラ(パパ達だったけど)達にも会えるし、仲間もこっちのダンジョンの(ほう)が好きって言うから………。


 結構(けっこう)其処此処(そこここ)に、美味しいお宝があったし………。

 お陰で、私は仲間と一緒に難攻不落と(うた)われる、深淵(しんえん)の絶望ダンジョンを好んでに、(もぐ)ってばっかりだったわねぇ~………。


 まぁ、だからお宝が持ち帰れない、不毛(ふもう)なダンジョンの情報は、ひとかけらも無いわ。


 って、そう言えば、難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョンの最奥地(さいおくち)に転移で直接送(ちょくせつおく)られて、正しい道順(みちじゅん)でのお宝はきちんと回収したけど、此処(ここ)までのお宝は回収してないわね。


 ここは、最強生物ガッちゃんがいるんだから、ヒョイッて地上に戻らないで、逆順路(ぎゃくじゅんろ)で入り口まで辿(たど)りつつ、回収してい無いお宝を回収して、ガッちゃんにもう少し魔物を食べさせてあげるっていうのが最良かな?


 なんと言っても、腕輪の中で仮死状態(かしじょうたい)待機(たいき)している子達を蘇生(そせい)させるためにも、私自身も魔力をより(みが)かないとね。


「とりあえず、【時空神(じくうしん)】が創造(つく)ったと言う(うわ)さがされているダンジョンの(ほう)は後回しね。()ずは、ここの残りのお宝を回収しようか? とにかく、ここを出ないと次に()けないしね。ちょっと怖いけど、認識阻害用(にんしきそがいよう)のティアラとピアスも(はず)して、順路(じゅんろ)(ぎゃく)辿(たど)りながら、未回収(みかいしゅう)のお宝を回収して、出現(あらわ)れた魔物達は、ガッちゃんが食べる………で、良いかな?」


 私の言葉に、コウちゃんが心配そうに言う。


『ママ、それって、ママが(おとり)になって、魔物達を呼び寄せて、ガッちゃんのご飯にするってこと?』


 確認してくるコウちゃんに(うなず)いてから、私は付け加える。


「そうよ……だって、私はコウちゃんが守ってくれるでしょう?」


『うん……えへへ…なんか…嬉しいな』


 「じゃ、ダンジョンの出口に向かって、前進ね。それで、ガッちゃんは、ガッツリと食べることに専念してねってことで、とりあえず、この巨大水晶珠は回収ね」


『はい。主さま』


 ガッちゃんの返事と共に、巨大な水晶珠は大きさがススススゥーっと小さくなっていき、あっと言う()(もと)の大きさへと戻っていく。


 小さな指輪に水晶珠が()まった指輪を拾い上げて、さっさと左の腕輪の中へと収納する。

 ついでに、ティアラとピアスも(はず)して、こちらも左の腕輪に収納する。


 これで、準備オーケーね。

 ふふふふ………私の気配に気付いた魔物達がくれば、ガッちゃんのご飯になるものねぇ~………。


 できるだけ、いっぱい食べさせて上げたいわね。

 魔物達が、私と言う獲物(えもの)の気配で、たくさん釣れたらいいなぁ~………。

 私には、コウちゃんが居るからキケンは無いしね。


 それに、私だって厨二病(ちゅうにびょう)でRPGの魔術師や魔法使いをさんざん頑張(がんば)ったンだから、きっと色々(いろいろ)とできるはずだしね。


 ………ってか、異世界転生したなら、やっぱり魔法を(ため)してみたいじゃない。

 魔法は、基本的に想像力だって言うから……できるはず。


「コウちゃん、(たよ)りにしているわよ」


『うん。頑張(がんば)るよぉ~』


 コウちゃんとガッちゃんに、そう明るく言ったけど、本音はやっぱり怖い。

 だって、二次元の画面越(がめんご)しのゲーム世界と現実では、緊迫感が違うのよ。


 なんて思っていたら、市役所の職員をしながら、自衛隊員の予備役(よびえき)に入っていた、男性の時の記憶がポンッと戻ってきましたよ。


 そして、くだんのダンジョンの位置を思い出しました。

 そう、あのダンジョンの場所を………。


 予備役(よびえき)で知り合った自衛官仲間と一緒に、【永遠(えいえん)牢獄(ろうごく)】のダンジョンに時間制限いっぱい入って遊ぼうって………。

 何度死んでも生き返れるから、海外任務なんかに行く前に、絶対に死なないって………。


 かなり、暗い意味を込めて遊んでいたのよねぇ………。

 いや、派遣先の海外で、胸を撃たれて死んだけどね。


 そこで、コウちゃんの魂が入っていた、スノードーム………いや、真球(しんきゅう)のように真円だったから、やっぱりスノーボールって呼べば良いかな………を、手にできたのは僥倖(ぎょうこう)だったな。


 なぜか、あの地に自縛(じばく)らずに、日本に戻って転生していたのは嬉しい誤算だよね。

 現代日本以外に転生なんて、冗談じゃないからね。


 何度も前世の地球の日本に転生したのは、きっと黄泉帰(よみがえ)りのイベントを、何度もしていたお陰?………かもしれないって思えるわ。


 いや、まぁ……最後はなんちゃって乙女ゲームと()設定(せってい)の異世界に転生しちゃったけどね。


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