表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
84/143

084★初代皇帝と皇后は、女神の神子を討伐した勇者と聖女のようです


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




『まぁ…魔王が誕生する要因(よういん)になるモノは、ガッちゃんがほぼ綺麗に食べ()くしちゃったから、魔物の大氾濫(だいはんらん)……(ぞく)()う、スタンピードが起こるほどの瘴気溜(しょうきだ)まりができて、魔物が増えるには軽く2000年~3000年はかかるだろうしねぇ。まぁ………人類の増え方にもよるだろうけどね。あっ…この場合の人類って言うのは、亜人種も込みだからね。魔王を誕生させられるだけのモノっていうと。やっぱり…5000年くらいかなぁ? (かり)に【異世界召喚(いせかいしょうかん)】が起こるとしたら、大体5000年くらいは(さき)だろうね』


 その言葉に、私は呆然(ぼうぜん)とする。


 そこに、ガッちゃんが言う。


『ところで、(あるじ)さま………(いま)の内容、向こうにも(なが)れていますが、よろしかったのですか? なんの指示(しじ)も無かったので、(つな)いだままでしたが………』


 うわぁぁ~ん……それって、私の声と姿が向こう(がわ)丸見(まるみ)えってことなのぉ~………。


 あれっ?コウちゃんの念話(ねんわ)って、向こうに聞こえないんだよね。

 うえっ……って、もしかしなくても一人で(しゃべ)っている(いた)()って見られていたりする?


「えっ?」


 私の希望的観測込(きぼうてきかんそくこ)みの疑問に、ガッちゃんは無情に解答(かいとう)してくれる。


『ティアラとピアスによる受信を、制御の水晶珠を(かい)して映像(えいぞう)や会話を(ふく)む音を交互通信(そうごつうしん)していますので、コウちゃんの念話(ねんわ)も音声として聞こえていると思います』


 うわぁぁぁ~………それって、私の前世の話しなんかも、もしかしなくてもお父様達その他諸々(たもろもろ)へと駄々洩(だだも)れしちゃったってことぉぉぉぉ~………。


 (あら)たな頭痛の(たね)になりそうなガッちゃんの言葉に、私は水晶珠に向かって宣言する。


 ヨシッ……逃げようっ………さっさとトンズラしないと、本気でお父様達がシルビアーナ()救出(かいしゅう)しに来てしまうわ。


「お父様、シルビアーナは旅に出ますっ。良き夫を自前(じまえ)見付(みつ)けます。私の背負(せお)いしモノを(とも)背負(せお)える、良き夫を()て、次代(じだい)となる子を()たら戻りますわ。では、ごきげんよう」


 そう言い放った瞬間に、ガッちゃんへと視線を向ければ、コクッと頷いてティアラとピアスに繋がる魔術による通信をブツンッと強引に断ち切ったのだった。

 通信を切ったことで、水晶珠は透明な色へと戻る。


 その映像(えいぞう)が消えた水晶珠に手をついて、私は頭を()りながらぼやく。


「はぁ~………どうして、こうなるの? じゃなくて………えぇ~とぉ~………」


 困惑する私に、ガッちゃんが言う。


(あるじ)さまがこちらに転移されてから、お父上と通信が(つな)がるまでの事柄(ことがら)を確認なさいますか? 魔術通信の残滓(ざんし)がある(いま)なら、向こう(がわ)で何か起こっていたかを見ることができますよ』


 ガッちゃんの言葉に、私は(うなず)く。


「ええ、(たの)むわ。一応は、(シルビアーナ)が転移されたあの後、向こう(がわ)がどうなったかぐらい確認しておかないとね」


 私の言葉に、ガッちゃんが今度(こんど)(つの)先端(せんたん)を水晶珠に()てて、再び魔力を込めた。


 何の制御も受けていない(いま)の私には、ソレ(魔力の動き)をなんなく視認(しにん)できる。


 本当に、あんなに苦労したのって、あの脳内お花畑なルドルフ皇太子のセイだったなんてねぇ………。

 はぁ~……私の(いま)までの苦労(くろう)って何だったのよ。


 じゃなくて、あのビッチでゆさゆさメロンのいかにも性悪(しょうわる)な男爵令嬢ってば、ヒロインじゃ無かったのかぁ~………。


 本気で、あの後どうなったのかしら?

 ルドルフ皇太子は、結婚する気バリバリにあったようだけど?


 そう思っているうちに、ガッちゃんの魔術通信の追跡によって、水晶珠に(あたら)しい映像(えいぞう)(あら)われて動き出す。


 お父様ってば、本気で私を助けだそうとしていたのね。

 そっか…私はちゃんと家族に愛されていたんだ。


 嬉しい……デブスになったのに、見捨(みす)てられていなかった。


 っていうか、私が(ひと)りだったのって(いま)()き皇太后様からの指示(しじ)だったんだ。


 うわぁ~…とんでもない内容のお手紙を受け取っていたのねぇ。

 お父様にとっては、まさに不幸の手紙ね。


 えっとぉ……結局、あの脳内お花畑のお馬鹿さんは廃嫡(はいちゃく)されたんだ。

 あぁ…たしかに、誰もヒロインと認めてないわ、あの男爵令嬢。


 みんなの共通認識は、ビッチ超えて、娼婦もどきですか………。

 はぁ~……その娼婦もどきに負けた私って…………じゃない、続き続き。


 あの皇太子妃の証明とされる3点セットって、マジものの呪具(じゅぐ)だったんだ。

 その製作者って、初代皇帝………って、アレ?

 なんか、引っかかるモノが………。


「コウちゃん、ガッちゃん、ハイオシス皇家の初代皇帝って【狂いし神子】を封印したってことになっているんだけど………」


『うん、あいつ()(あやつ)られた勇者だよ。その奥さんは、当然(とうぜん)のことだけど、一緒にいた聖女だね。どっちも、あいつ()に手を加えられているから、魔力が他の人間よりも(はる)かに強かったんだ』


 そのコウちゃんの言葉に、ガッちゃんがコクコクして、その(ひたい)の魔石で()てきたモノを思い起こして言う。


『ただ、一代雑種(いちだいざっしゅ)というか………。あいつ()に改良された能力は、子供には(つた)わらなかったようですよ。性質も、力も………次代は凡庸(ぼんよう)を通り越して、かなりのボンクラでしたから………』




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ