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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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076★ パーティー会場にて・逃避したい 〔sideレギオン〕


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 そんな(ふう)に思考が明後日(あさって)方向(ほうこう)逃避(とうひ)してしまう。

 だが、まずその前にやらなければならないことがあるので、私はこの現実から逃げたがる意識を無理矢理に引き戻す。。


 いやいやその前に、あの難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョンに()かねばならなかったな………。


 まぁ………私とカイドール一族の選りすぐりの護衛騎士達が居れば、例えあの難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョンでも、シルビアーナの救出くらいはできるだろう。


 攻略は無理でも、シルビアーナを助け出すことはできる。

 はぁ~……ダンジョン探索と言えば、冒険者のアレが付いて来そうだ。

 だが、断固、拒否するぞ。


 シルビアーナと夫候補は、絶対に会わせんぞ。

 接点(せってん)(けず)って、シルビアーナの自由な時間を()やしてやりたいからな。


 なに、ラインハルトも男だ。

 1人にしておいても大丈夫だ。

 今まで、両親の愛を一身(いっしん)に受けていたのだから………。


 私とディアがいなくても、領地経営(りょうちけいえい)なんかも()せられるはず………。

 というか、それを重石(おもし)にしてなんとしても、ラインハルトは領地に置いて行くぞ。

 それだけのモノは()に着けさせてあるんだから………。


 ああそうだ、シルビアーナを探して、ディアと旅をしよう。

 そして、3人で、(おだ)やかに()らすんだ。


 私が、あまりの内容に、思考の旅に出でいたのに………。

 (ごう)()やしたブランデルが無言で、アーダベルトと(あらそ)っていた。

 そう、手紙を(うば)おうとするブランデルの手を、アーダベルトが(つか)んで押し合いをしていたのだ。


 ふふふ………2人もシルビアーナの夫の親だ……いや、候補だけどな。

 それでも、当事者(とうじしゃ)のひとり確定なんだから………苦悩しろ。


 そう思いながら私はパーティー会場内を見回した。

 すると、伯母上(おばうえ)の手紙で夫候補に上がっていた、世間的にはとてもできる………シルビアーナに()んで監禁男になる………男達が、私達の(まわ)りにジワジワと(あつ)まってきていた。


 うげっ………やっぱり、居るんだな。

 伯母上(おばうえ)先読(さきよ)みというか未来視(みらいし)で上がっていた男達が、にじり()ってくるのは………。


 もしかしなくても、婚約破棄状態で、夫候補の(せき)空欄(くうらん)のシルビアーナに婚姻を申し込むためだろうなぁ………。

 うわぁ~………いやだなぁ………。


 そう思った私はそこで、頭のどこかである音が鳴る。

 

 ふふふふふ………そうだ、お前達にも、コレを読ませてやろう。

 そして、この伯母上(おばうえ)からの未来視(みらいし)の内容を読んだ上で、制約(せいやく)の女神、復讐と断罪の女神レジナージアに、シルビアーナの自由を約束するという制約(せいやく)と言う誓約(せいやく)(むす)ばせてやる。


 そう、婚姻相手に誰を(えら)んだとしても良いようにしておかねば。


 今まで(まも)ってやれなかったシルビアーナの父親として、この(さき)の生活で、たとえ結婚しても、絶対に監禁されたり、ベッドから(はな)れられないような、不憫(ふびん)な生活をしないくて()むようにしてやらねば。


 でも、できるなら、ディアと一緒に3人で逃亡生活も………良いなぁ……。

 以前、年上の友人が………。


『娘に近付(ちかづ)く男は、害虫(がいちゅう)として駆除(くじょ)したい』


 そう言っていたのは、たしかに至高(しこう)格言(かくげん)だと(いま)は思う。


 ごめん、ユリシーズ、あの時、アーダベルトと引いてしまって………。

 でも、君の息子フェルディナンドだよね。


 シルビアーナの夫候補の将軍は君の息子だよね。

 害虫(がいちゅう)として駆除(くじょ)しても良いかい?


 そして、アーダベルト、(きみ)のアルディーンをなんとかしてくれないか?


 って、あれ? 夫候補の親って、ブランデルと()めても気にしないで、私と友人付き合いをしている友ばかりじゃないか?


 もしかしなくても、これは()んでるってことかな?

 うわぁぁぁ~………考えたくないけど、逃げ道が無いじゃないか?

 はぁ~……申し込まれるのは………どうしよう?


 だって、()いらくの恋をしたイグナシオ様って、私の魔法の師匠だったし………。

 冒険者のバルザックの親って………。

 俺の冒険者仲間だったバルドゥール、いや、豪腕(ごうわん)のバルじゃないか………。


 その上でバルってば、現タンバウス侯爵で現将軍だもんなぁ~………。

 まったくバルの家って侯爵だって言うのに、ごりごりの武闘派で、代々爵位継承まで冒険者をするって言うのが慣例(かんれい)だって言うんだからな。


 んでもって、冒険者している最中に死んだらそこで終わりっていう、究極の武闘派。

 お陰で、冒険者時代は戦闘狂(せんとうきょう)のバルで通っていたもんなぁ………。


 戦闘狂(せんとうきょう)のバルと、皮肉屋(ひにくや)のギルダールの3人パーティーでダンジョン(めぐ)りは楽しかったなぁ~………。


 って……あれ?ギルダールの息子って、宮廷魔術師筆頭を(つと)めるジリアーノだったよな気が………うわぁぁぁ~………マジか?


 宮廷魔術師長のレアントル・ロスノビア侯爵と、ものすごぉ~く仲が悪い理由(わけ)って、もしかしなくても、庶子であるコリウスとかいう次男を溺愛しているセイか?


 たしかシルビアーナを見下(みくだ)し、あの娼婦もどきの小娘に入れ上げてたな。


 挙句(あげく)が、娼婦もどきの小娘の戯言(たわごと)精査(せいさ)ひとつせずに、シルビアーナを咎人扱(とがびとあつか)いして【深封転移(しんぷうてんい)】などという、極刑(きょっけい)より残酷な処刑を勝手(かって)(おこな)いおった、大馬鹿者(おおばかもの)だ。




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