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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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074★皇太后セレナーデ・ハイオシスからの手紙 2枚目〔sideレギオン〕


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




『ちゃんと2枚目も読んでくれてありがとう、レギオン。

 次はアルディーンのことを書くわね。


 ああそうそう、アルディーンを選んだときは、何故(なぜ)かシルビアーナが、女帝になっていたわ。


 アルディーンは、女帝になったシルビアーナの政務を補佐(ほさ)していたわ。


 もっとも、シルビアーナの悪阻(つわり)があまりに(ひど)かったので、王配(おうはい)であるアルディーンが大半の政務を()るようになっていたわ。


 結婚した時に妊娠した時のことを考えて、女帝シルビアーナの完全なの代理(だいり)として、政務ができるように準備していたそうよ。


 シルビアーナが妊娠するまでは、(ひか)えめな普通の夫だったわ。

 たぶんに、色々(いろいろ)な意味で我慢していたのでしょうね。


 だから、自分がシルビアーナの()わりに政務が()れるようになったら………。


 こちらも、ベッドでシルビアーナの体力を(けず)っていたわね。

 かなり嫉妬深(しっとぶか)くて、他人、特に男性にシルビアーナの姿を見せたく無かったようなのよねぇ………はぁ~……。


 だから、シルビアーナが女帝としての体裁(ていさい)がとれる、ぎりぎり最低限の公務以外は()れないようにしていたわ。


 この子(アルディーン)も、そういう意味では、だいぶ()んでいたのね…って思ったわ。


 そして、ろくでもないコトをするようになったわ。

 でも、王配(おうはい)として有能で、善政(ぜんせい)をしていたから、みんな(だま)っていたわね。


 子供に対しては………。

 子供とアルディーンだけなら、ちゃんと父親として対処(たいしょ)していたわ。

 むしろ子供に甘い、子煩悩(こぼんのう)な父親だったわ。


 でも、シルビアーナが(から)むと………もう…ほんとぉ~に、ダメダメだったのよ。

 シルビアーナとの時間を邪魔するモノ(あつか)いになっていたわ。

 それを、シルビアーナが上手(じょうず)にあやしていたけどね。


 シルビアーナの夫になる者は、大抵(たいてい)この2人のどちらかと同じ対応(たいおう)や行動をしていたわ。

 

 シルビアーナの夫として、異端(いたん)なのは………。

 貴方(あなた)の息子である、ラインハルトね。


 シルビアーナは、誕生当初から…その姿もあって……。

 銀月の女神、(いや)しの女神シルビアーナの(いと)し子と呼ばれていたわ。


 そして、ラインハルトは、太陽神、正義と断罪の神ソルライトの(いと)し子と呼ばれていたわね。


 この二柱(ふたはしら)の神は兄妹で、夫婦だったわ。

 どこの国の王族や貴族でも、始祖から受け継ぐ血統の濃さを重視して、兄妹や姉弟達の婚姻を許しているわ。


 近親婚を奨励(すいしょう)する王家もあるもの。

 当然(とうぜん)のことだけど、()がハイオシス帝国も血統を重視しているわ。


 それ(ゆえ)に、ラインハルトとシルビアーナの婚姻は、皇帝と女帝という同等(どうとう)の存在の婚姻として(あつか)われたわ。


 (こま)ったことに、ラインハルトは戴冠(たいかん)していても、婚約者もいない時期にシルビアーナをベットに()()り込んだわ。


 それも、酒に酔って(ある)けないふりをして、シルビアーナを(だま)したのよ。

 その上で………。


『酔い()ましのお茶を一緒に飲もう』


 って、言ったのよ。

 

 実際(じっさい)に2人が飲んだのは、地母神(ちぼしん)ガイアーナの涙と呼ばれる媚薬兼妊娠薬びやくけんにんしんやくだったの。  

 その結果(けっか)、次の日には、シルビアーナの妊娠(にんしん)発覚(はっかく)したわ。


 そして、ラインハルトは、貴方(あなた)が婚約者に望んでいたアルディーンに強引な提案(ていあん)をしたわ。


『最初に生まれた皇女を、お前にやる。成人したら結婚しろ。

 その()わりシルビアーナは、私のモノだ』


 って、言ったのよ。


 そうそう、アルディーン以外の男と婚姻すると、()まって最初の姫はアルディーンの婚約者になっていたわ。


 レギオン、シルビアーナは、貴方(あなた)の意思をかなり重視(じゅうし)していたわ。


 父親である貴方(あなた)が、アルディーンを婚約者にと選んだ事実(じじつ)を、とても大切にしていたわね。


 そうそう、国内の婚約者候補………と、言っても良いのかしら?

 先見(さきみ)というか未来視(みらいし)とでも言えば良いのか悩むけれど、それで()た、シルビアーナの夫になっていた男達のことを書いておくわね。


 とりあえず、未来視(みらいし)()(じゅん)に書いて置くわね。


 ()ずは、魔の森から魔物が(あふ)れて止まらなかった時期に、(すべ)ての魔物を押し返した英雄のひとり大将軍レジオナールの孫。

 フェルディナンド将軍。


 同じく英雄と言われた、偉大(いだい)なる魔術師フォレストの孫。

 宮廷魔術師筆頭ジリアーノ。


 同じく英雄と言われた、先代の大神官長イグナシオが、()いらくの恋に落ちて、還俗(かんぞく)して作った、息子。

 冥府の女神、死と眠りの女神イザミーナの大神官イルバイン。


 同じく英雄と言われた、SSS級の冒険者クライシスの孫。

 S級冒険者兼伯爵、氷炎の魔法戦士バルザック。


 どの男も、シルビアーナを(あい)しすぎて、自分以外の男の目に()れさせることを(こと)(ほか)(いや)がったわ。


 シルビアーナの美貌(びぼう)と、膨大(ぼうだい)な魔力と豊かな才能、そして、3つの王家の血を引くその生まれ。

 そして、不遇(ふぐう)な少女時代を送ったことで(つちか)われた謙虚(けんきょ)な性格。


 どれをとっても、男達には(まぶ)()ぎたのよ。

 普通の王女だったら、あんな(ふう)()じ込めたりなんてしなかったと思うわ。


 でも、シルビアーナだから、不安でしょうがなかったのよ。

 誰もが一目(ひとめ)で恋をすると(うた)われた銀月の女神シルビアーナの化身と(うた)われたシルビアーナだからこそ。


 だから、貴方達夫婦(あなたたちふうふ)も誕生したばかりの()が子に、女神と同じシルビアーナと名付けたのでしょうしね。


 誰もが、自分だけのものにしたくて、(ふう)じたのよ。

 みんなシルビアーナという(やまい)を、()んでしまったのよ。

 それも国内だけで、7人もいたのよ。


 国外からも、求婚の釣書(つりしょ)がもの(すご)く来ていたわね。

 これは、書く必要があるのかしら………。

 とにかく、これから大変でしょうけど、選択を(あやま)らないように頑張ってね。


 また、後でねレギオン。


 貴方(あなた)の伯母 セレナーデ   』

 



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