表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
58/152

058★パーティー会場にて・レギオンの回想2〔sideレギオン〕


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 そのアレクサンデル皇帝陛下のお言葉には、ディアーナ姫はソレント王国の至高(しこう)薔薇姫(ばらひめ)であり、私レギオンは妹姫の息子なのだから、地位をかさに無理強(むりじ)いをすることは許さないという断固たる言外の意味が(ふく)まれていた。


 そう、公平な立ち位置でもって、ソレント王国のディアーナ姫の気持ちを手にしろと………。


 そのお言葉のお陰で、ブランデル皇太子の『私は皇太子で、いずれは皇帝になるのだから、侯爵嫡子のお前は、私に(ゆず)るのが当然だ』という横暴おうぼうはまかり通らずに()んだのだ。


 お陰で、私がディアーナの気持ちを射止(いと)めて、婚姻することがことができたという(おん)があった。

 (さら)に言えば、結婚式の時には、アレクサンデル皇帝陛下はわざわざ姿替(すがたが)えの魔法を(みずか)らにかけて、参列(さんれつ)してくださった。


 私とディアーナの婚姻を、本当にアレクサンデル皇帝陛下が認めて、祝福していると貴族達に(みずか)らの行動で(しめ)してくださった。


 そんなアレクサンデル皇帝陛下の願いにより私は、シルビアーナとあの馬鹿なルドルフ皇太子との婚約を了承(りょうしょう)したのだ。


 私は、あの時のアレクサンデル皇帝陛下を思い出す。


『レギオン、お前とディアーナの娘と、我が息子ブランデルの子が婚姻することによって、あのわだかまりが消えることを、私は願っている。だから、この婚約を了承(りょうしょう)して欲しい。(いと)しき妹姫の息子レギオンよ。私の願いを(かな)えてくれないか』


 あんな風に言われては、拒否することなどできはしない。


 だから、私は、内心でムッとしていたが、伯父(おじ)であるアレクサンデル皇帝陛下の望む答えを返したのだった。


 だが、まさかその後、さほど()たずに、シルビアーナを(さら)われるとは思わなかった。

 だから、私は先代皇帝陛下・アレクサンデル様の嫡子ブランデル陛下に(たい)して、ある疑念を持っている。


 あの時に会った先代皇帝陛下・アレクサンデル様は、あの後すぐに毒殺されたのではないか?と。


 シルビアーナが私達の手の中から(さら)われ、あの(のろ)いの呪具(じゅぐ)()けられた時には、アレクサンデル陛下は()ってしまっていたようだからな。


 アレクサンデル陛下が()ってしまったのを知っていたならば、(なに)(なん)でもこの国から、私達家族全員で逃れたものを………。


 あの後すぐに、アレクサンデル陛下の崩御(ほうぎょ)告知(こくち)があったのは、(いま)も記憶に(あたら)しい。


 シルビアーナの高い魔力と血統を、あのブランデル皇帝が(ねら)っているのを、いまひとつ実感していなかった私は、その後、かなり後手(ごて)まわってしまった。


 そして、私達夫婦は、(いと)しい愛娘のシルビアーナに会うことができなくなった。

 私はまだ良い、年に数回は会えるから………。

 だが、ディアと息子のラインハルトは、シルビアーナの姿を見ることすらできていない。


 ディアーナに選ばれた私が、憎いかブランデル皇帝。

 私は、お前が憎いぞ、ブランデル皇帝。


 お前は、そこまでディアーナを(あい)していたのか?

 いや、その娘のシルビアーナにあのようなおぞましい呪具(じゅぐ)()けるようなお前だからな。

 ただ単に、わざわざ自分が求婚してやったと言うのに、自分を(えら)ばなかったと言うことが(くや)しかっただけだろう。


 だが、今更(いまさら)そんなことは、この(さい)もうどうでも良いことだ。

 何故(なぜ)なら私を(しば)る皇族は、もうこの帝国には、1人もいないのだから………。

 先代皇帝陛下のアレクサンデル様(伯父上)も、母も、父も………(すで)()ってしまったのだからな。


 私を(しば)(くさり)(すべ)()(はな)たれた。


 あの顔だけの馬鹿皇太子は、娼婦のような男爵令嬢に夢中だという(うわさ)が出ている。

 確認させたところ、たしかにあの脳内お花畑のルドルフ皇太子は、娼婦に夢中で、もしかしたら、婚約破棄まで行くかもしれないと………。


 その上で、シルビアーナにおぞましい(のろ)いの呪具(じゅぐ)()けた宮廷魔術師長の息子が、馬鹿の側近で娼婦に入れ込んでいると言う報告もあった。


 また、騎士団長の息子もあの馬鹿の側近で、娼婦に夢中だと。

 他には、宰相の息子や将軍の息子もたぶらかされていると

 (そろ)いも(そろ)って、娼婦のような小娘に篭絡(ろうらく)されて、もはや修正不能(しゅうせい)なほど評判がだだ下がりとなっている。


 あの時、私達を落とし入れたのは、お前達だったのだな。

 ()(いと)しき娘を(うば)った実行犯ども………。

 貴様らは決して許さんぞ。

 死よりも(つら)い罰を(あた)えてくれよう。

 いや、死を望むほどにその()も心も追い込んでやる。

 

 だが、その前に、シルビアーナの()の安全を確保しなければ………。

 今回は、ディアーナの祖国ソレント王国を(つう)じて、アルビナ帝国宮廷魔術師筆頭マリウス殿を借り出して、私の側近として()れてきた。

 これで、シルビアーナ、お前を助け出せる。


 補助として、ソレント王国の未来の魔術師長アストリス殿を従者として連れてきている。

 これで、お前の()()められてしまったおぞましい呪具(じゅぐ)(はず)せるはずだ。


 呪具(じゅぐ)解呪(かいじゅ)はマリウス殿に、逃げるための転移は

アストリス殿に、近衛を蹴散(けち)らすのは私と護衛騎士達が(そろ)っている。

 あの魔の森で戦って(きた)えたこの腕で、シルビアーナお前を絶対に取り戻す。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ