058★パーティー会場にて・レギオンの回想2〔sideレギオン〕
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
そのアレクサンデル皇帝陛下のお言葉には、ディアーナ姫はソレント王国の至高の薔薇姫であり、私レギオンは妹姫の息子なのだから、地位をかさに無理強いをすることは許さないという断固たる言外の意味が含まれていた。
そう、公平な立ち位置でもって、ソレント王国のディアーナ姫の気持ちを手にしろと………。
そのお言葉のお陰で、ブランデル皇太子の『私は皇太子で、いずれは皇帝になるのだから、侯爵嫡子のお前は、私に譲るのが当然だ』という横暴はまかり通らずに済んだのだ。
お陰で、私がディアーナの気持ちを射止めて、婚姻することがことができたという恩があった。
更に言えば、結婚式の時には、アレクサンデル皇帝陛下はわざわざ姿替えの魔法を自らにかけて、参列してくださった。
私とディアーナの婚姻を、本当にアレクサンデル皇帝陛下が認めて、祝福していると貴族達に自らの行動で示してくださった。
そんなアレクサンデル皇帝陛下の願いにより私は、シルビアーナとあの馬鹿なルドルフ皇太子との婚約を了承したのだ。
私は、あの時のアレクサンデル皇帝陛下を思い出す。
『レギオン、お前とディアーナの娘と、我が息子ブランデルの子が婚姻することによって、あのわだかまりが消えることを、私は願っている。だから、この婚約を了承して欲しい。我が愛しき妹姫の息子レギオンよ。私の願いを叶えてくれないか』
あんな風に言われては、拒否することなどできはしない。
だから、私は、内心でムッとしていたが、伯父であるアレクサンデル皇帝陛下の望む答えを返したのだった。
だが、まさかその後、さほど経たずに、シルビアーナを攫われるとは思わなかった。
だから、私は先代皇帝陛下・アレクサンデル様の嫡子ブランデル陛下に対して、ある疑念を持っている。
あの時に会った先代皇帝陛下・アレクサンデル様は、あの後すぐに毒殺されたのではないか?と。
シルビアーナが私達の手の中から攫われ、あの呪いの呪具を着けられた時には、アレクサンデル陛下は逝ってしまっていたようだからな。
アレクサンデル陛下が逝ってしまったのを知っていたならば、何が何でもこの国から、私達家族全員で逃れたものを………。
あの後すぐに、アレクサンデル陛下の崩御の告知があったのは、今も記憶に新しい。
シルビアーナの高い魔力と血統を、あのブランデル皇帝が狙っているのを、いまひとつ実感していなかった私は、その後、かなり後手に回ってしまった。
そして、私達夫婦は、愛しい愛娘のシルビアーナに会うことができなくなった。
私はまだ良い、年に数回は会えるから………。
だが、ディアと息子のラインハルトは、シルビアーナの姿を見ることすらできていない。
ディアーナに選ばれた私が、憎いかブランデル皇帝。
私は、お前が憎いぞ、ブランデル皇帝。
お前は、そこまでディアーナを愛していたのか?
いや、その娘のシルビアーナにあのようなおぞましい呪具を着けるようなお前だからな。
ただ単に、わざわざ自分が求婚してやったと言うのに、自分を選ばなかったと言うことが悔しかっただけだろう。
だが、今更そんなことは、この際もうどうでも良いことだ。
何故なら私を縛る皇族は、もうこの帝国には、1人もいないのだから………。
先代皇帝陛下のアレクサンデル様も、母も、父も………既に逝ってしまったのだからな。
私を縛る鎖は全て解き放たれた。
あの顔だけの馬鹿皇太子は、娼婦のような男爵令嬢に夢中だという噂が出ている。
確認させたところ、たしかにあの脳内お花畑のルドルフ皇太子は、娼婦に夢中で、もしかしたら、婚約破棄まで行くかもしれないと………。
その上で、シルビアーナにおぞましい呪いの呪具を着けた宮廷魔術師長の息子が、馬鹿の側近で娼婦に入れ込んでいると言う報告もあった。
また、騎士団長の息子もあの馬鹿の側近で、娼婦に夢中だと。
他には、宰相の息子や将軍の息子もたぶらかされていると
揃いも揃って、娼婦のような小娘に篭絡されて、もはや修正不能なほど評判がだだ下がりとなっている。
あの時、私達を落とし入れたのは、お前達だったのだな。
我が愛しき娘を奪った実行犯ども………。
貴様らは決して許さんぞ。
死よりも辛い罰を与えてくれよう。
いや、死を望むほどにその身も心も追い込んでやる。
だが、その前に、シルビアーナの身の安全を確保しなければ………。
今回は、ディアーナの祖国ソレント王国を通じて、アルビナ帝国宮廷魔術師筆頭マリウス殿を借り出して、私の側近として連れてきた。
これで、シルビアーナ、お前を助け出せる。
補助として、ソレント王国の未来の魔術師長アストリス殿を従者として連れてきている。
これで、お前の身に嵌められてしまったおぞましい呪具を外せるはずだ。
呪具の解呪はマリウス殿に、逃げるための転移は
アストリス殿に、近衛を蹴散らすのは私と護衛騎士達が揃っている。
あの魔の森で戦って鍛えたこの腕で、シルビアーナお前を絶対に取り戻す。




