表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
52/143

052★最後のステージへの最終防壁を攻略しよう


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 私は、女暗殺者だった前世で、実際に食べた記憶にげんなりとする。

 なにせ海外で食べたモノは、ほぼゲテモノばかりだったからである。


 女暗殺者だった時の私は、活動区域(かつどうくいき)が日本だけじゃなかったようで、密林(みつりん)とか熱帯雨林(ねったいうりん)とかのモロに原生林系(げんせいりんけい)を移動しながら、そこに有るモノを食べたという記憶が脳裏に次々とよぎるのだ。


 その味は、どれも美味しいと呼べるようなモノは無かったと記憶している。

 まぁ…(さいわい)いなことに、ほぼ記憶という名の知識だけの状態なので、みっともなく(さけ)びだすことは無かった。


 ただ、どうしてこういう時にそれが浮かぶかなぁ……とは思ってしまう。

 同時に、アラフィフ喪女(もじょ)の時には、テレビ番組でやっていた、()ったどーや、女性芸人が世界の秘境(ひきょう)などを探検(たんけん)して、様々(さまざま)なモノを食べたりしているのを面白おかしく()ていたことも思い出す。


 ほぼ(やく)に立たない記憶に、私は軽く頭を()って(いや)な記憶を()(はら)う。


 はぁ~……それでも、アラフィフ喪女(もじょ)の時の記憶だけだったら、発狂(はっきょう)していたかもしれないわね。

 だって、出不精(でぶしょう)の引き()もりで、かなりメンタルがお豆腐だったから………。


 それこそ、よせ豆腐どころか充填豆腐(じゅうてんとうふ)並みに脆弱(ぜいじゃく)だったから………。


 本当に良かったわぁ~……女暗殺者の記憶があって。

 この魂の中に蓄積(ちくせき)されている前世の記憶って馬鹿にできないわねぇ。

 こんな状態に(おちい)っても、女暗殺者の時に(つちか)われた冷静沈着な部分が(そな)わっているから(どう)じずにすむもの。


 そんな完全に現実逃避的(げんじつとうひてき)な思考の先でも私はフッと思い出す。

 あぁー……そういえば、ラノベやRPGのほとんどで、冒険者やハンターになると、所属するギルドに討伐証明(とうばつしょうめい)として、獲物の部位などを持って行くのが定番だったわね。


「コウちゃん、悪いんだけどぉ………後でこの右の腕輪の中に入って、あの巨大スズメバチの毒袋(どく)採取(さいしゅ)してきてくれる? イナゴとかのバッタ系は……たぶん、(はね)だろうから……それもお願いね」


 私のセリフに、コウちゃんは胸張(むねは)りで(うなず)く。


『ママ…俺に(まか)せて正解だよ。いまのガッちゃんだと、お願い忘れて、全部食べちゃうだろうからね。ガッちゃんの飢餓感(きがかん)(しず)まるまるまで、しばらく入れない方が良いよ。他の子の分まで食べちゃうからさ………』


 腕輪の中で、仮死状態(かしじょうたい)蘇生(そせい)されるのを待つ子達の分まで食べちゃうとコウちゃんに言われ、私は肩を(すく)めて(うなず)く。

 私の視線の先では、ガッちゃんが嬉々として巨大なムガデに飛びつき、カプッと噛みつき、そのままチュルルンッと吸い込んでいた。


「確かに、そうなりそうね。ガッちゃんたら、本当にすごい食欲だこと………っと……ガッちゃん、ムカデの討伐証明(とうばつしょうめい)のために、(あご)は残してねぇ~………」


 と、口元に手を当てて、できるだけ大きな声で言う。

 その声が聞こえたのか、ガッちゃんはタテガミの一部をシュルシュルッと伸ばして、ひょいひょいと(あご)だけを私の目の前に()んで行く。

 本体は麺類(めんるい)を食べるかの(ごと)く、チュルルンッと全部丸呑(まるの)み状態である。


 コンパクトなガッちゃんの身体(からだ)何処(どこ)に、入るのかしらねぇ?

 いや、それだけ、生命力を極限(きょくげん)まで(けず)ったってことよね。

 あの呪いの装飾品の3点セットのセイで、この世界のことすらよくわからないまま生活していたけど、いったいどういう世界なのかしらね。


 ファンタジー要素たっぷりなのはたしかだし、色々とてんこ()りのなんちゃって乙女ゲームだとは思うのよねぇ………これだけは、ほぼ間違いない。


 その中のイベント【黄昏(たそがれ)解放(かいほう)】には、魔族の他に妖魔族なんてモノも居たような気がするのよねぇ………。

 そう言えば、和製の妖怪みたいなモノも居たっけ………あれ? 

 なんか、色々(いろいろ)とかなりごちゃ()ぜしていたような気が………。


 魔法あり、神力(しんりょく)あり、妖力(ようりょく)ありで………異種族交配(いしゅぞくこうはい)もあったわね。

 それで、より強い種族を創造(つく)り出すって………。

 あと、悪魔合体なんかもあったわねぇ………。


 なんて、現実逃避(げんじつとうひ)している間に、またしてもガッちゃんが綺麗にしてくれました。

 勿論(もちろん)討伐証明(とうばつしょうめい)になる部位(ぶい)は、左の手首の腕輪に収納しました。


 ある意味で、ガッちゃんて最終兵器(さいしゅうへいき)よねぇ~………。

 でもって、治癒(ちゆ)から美容までOKなコウちゃんまでゲットしているから、私の未来は安泰(あんたい)ね。


 ここに送られて、いい子達を手に入れたわぁ~………。

 本気で、テイム能力あって良かった。

 じゃなきゃ、このダンジョンの中を彷徨(さまよ)って、人生が()わっちゃうなんてこともあったんだから………。


 さて、現実逃避(げんじつとうひ)はここまでにして、真面目に(さき)(すす)みますか。

 とりあえず、もう何も出現(あらわ)れないことを(いの)りつつ、魔力を()っすらと広げて周辺(しゅうへん)を探索してみる。

 詳細(しょうさい)(さぐ)っても、生き物らしいモノは何も引っかからなかった。


(あるじ)さま、もう獲物はいないみたいです』


 ちょっと残念そうに言うガッちゃん、いったいどれだけお腹が()いた状態でいたのかしら?

 コウちゃんは、そこまで飢餓感(きがかん)に苦しんだ感じは無かったけど………。


 なんて考えながら、足元へと帰って来たガッちゃんを抱き上げ、肩へと移動させる。


 大きさは、さっきより少し大きくなったかしら?

 でも、それも本当に気持ち程度しか大きくなっていない。

 あの恐竜もどきの()れの(ほう)が、何倍もエネルギーになったのね。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ