048★|扉《とびら》を開いた先は巨大空間でした
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
「そう…それで、どうなったの?」
『3人はそれぞれ、能力を奪われたり封じられたりしてました。その後、残った4人のうち2人は何時の間にかふらっと消えました』
7人から3人が消えて、残った4人のうち2人が消えたってことは、ガッちゃん額の魔石でも行先は追えなかったということなのね。
「そう……それじゃ、残りの2人の行先は追えたの?」
私の問いかけに、ガッちゃんが答えてくれる。
『えぇーと……1人は飽きたと言って、別の世界へ行くと言って消えました。だからその行先は判りません。残った1人は、僕達を《封印》するために唆した人間の記憶を弄って、そいつ等を勇者とか聖女とかに仕立て上げて、国造りを始めました』
勇者と聖女に仕立て上げた者を使って国造りてすか?
うわぁ~……聞きたくない裏話ねぇ………じゃない。
ぼかして明確な言葉を口にしていないけど、一番の核心だろう、コウちゃんやガッちゃん達は何者なの?
やっぱり、兄弟姉妹ってところかしら?
とりあえず、続きを聞いてみましょう。
「なるほど、1人は別の世界に行ってそれ以上は判らないのね。それは戻ってきていないと仮定ししましょう」
私の言葉に、コウちゃんが不安そうにする。
『………ママぁ………』
「大丈夫よ、コウちゃん。事実確認しているだけだから………。そうすると私達が警戒しなければならないのは、行方が判らない2人と、国造りした1人で、3人ね。とにかく、その3人は絶対に遭遇してはいけない要注意人物ってことで良いのかしら?」
『はい………ただ、僕もそのあたりで限界になってしまって………それ以上は、視れませんでした……魔力が枯渇して昏睡し仮死状態になってしまって………』
なんか、話しが壮大になっているんですが………。
もしかして、コウちゃんやガッちゃんて、もとは1人だったとか?
いや、まさかねぇ………。
ああ……なんか様々な情報がいっぺんに入ってきて、頭がクラクラするわ。
って、違うでしょ…私………クラクラしているのは、魔力枯渇状態だからでしょ。
自分の状態にハッとした私は、左の腕輪からお水の壺を出してコクコクと飲む。
ヨシッ…魔力も体力も…復活っ。
やっぱり、コウちゃんと同様に、ガッちゃんにもお水の効果はないのかな?
2つの壺のお水を飲んだ私はコウちゃんとガッちゃんを見るが、どちらも首を振っていらないをする。
それに頷いてお水の壺を左の腕輪に収納しなおす。
はぁ~………もうこれ以上、理解らない……というか理解りたくないお話しなんて聞きたくないわ。
だって、コウちゃんやガッちゃん、今は右の腕輪の中で仮死状態で蘇生される時を待っている子達の敵となる者が確実に3人は、まだこの世界に居るってことじゃないのぉぉぉぉ~………はぁ~……。
私は、コウちゃんとガッちゃんの会話を聞きつつ、扉の奥に広がる大きな空間を見て首を傾げる。
結構あっちの空間は広いわねぇ………。
私が地球の日本で通っていた、学校の体育館の十倍規模はあるわね。
さほど広くない回廊の先に、この規模の巨大空間ってことは………。
もしかして、何か居るってことかしら?
考えたく無いけど、最終ステージに行く前の防護壁役の何か。
そう、ガーディアンみたいなモノが居るってことかしら?
今の私って、戦闘能力なんて無いわよぉ………。
出現れるのって、魔物かしら?
S級とか、SS級とか、SSS級の魔物なんてゴメンよぉ。
どうやったって、ここから逃げようが無いんですけど………。
前世、フルメンバー居ても攻略できなかった、難攻不落の深淵の絶望ダンジョンの【狂いし神子の討伐】のラストステージ、その前にいるガーディアンってどんなモノなのよっ。
内心でちょっと憤っていた私は、遥か向こう側に、扉があるのを見て盛大な溜め息を吐く。
どうやったって、この巨大空間を抜けて、反対側の扉まで到達しないと、次へ行けないってことよね。
とりあえず、何が出現れるか判らないけど、進まないことには始まらないのはたしかよね。
「コウちゃん、ガッちゃん、何がガーディアンとして出現れるかわからないけど、向こう側の扉までダッシュするから、肩にしっかり掴まっていてね」
そう言って、私が走り出して扉を潜った瞬間。
背後となった扉が、盛大な音を立てて閉まった。
その音を合図に、巨大空間には何処からとも無く、大量の恐竜達が出現れていた。
それもかなり巨大なのが、幾種類も群れで………。
目の前には、見るからに地球の中生代と呼ばれる期間に存在したというモノに、かなり酷似した恐竜達が揃っていた。
私が名前が判るものって………。
ティラノサウルスもどき? トリケラトプスもどき?
メガロサウルスもどき? イグアノドンもどき?
ギガノトサウルスもどき? アロサウルスもどき?
そして、あろうことか、水中じゃなくて、空中を悠然と泳ぐ……。
イクチオサウルスもどき? モササウルスもどき?
かなぁ~り似ている姿を持っているけど、やはり何処かおかしい恐竜達は、見事に肉食系の牙と手を持つモノばかりだった。
でも、これで判ったことは、コウちゃんやガッちゃん達の敵に相当する者達は、地球生まれの知識を持つ者だろうってことね。




