表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/53

029★とりあえず、回復ですね


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 コウちゃんてば、私の魔力を吸収(きゅうしゅう)してあれだけ大きくなったのに、あの壁に魔力を通したら(ちぢ)んじゃったみたいなのよねぇ………。

 あの壁を水晶壁(すいしょうへき)に変えるのは、結構(けっこう)な量の魔力が必要(ひつよう)だったようね。


 それって、私から吸収(きゅうしゅう)して自分の体内に(たくわ)えた魔力を消費したから(ちぢ)んだのよね。

 だったら、魔力をもう一度()せば良いのよね。


 いや……けして瘦身美容をもう一度して、()せたいからじゃないから………。

 いいえ(うそ)です………本当は()せて、もっと身軽になりたいです。

 あのふとましい姿を考えると、あと、もう少し………せめて、もう一回りは()せたいのが本音です。


 私は自分の本音と向き合った後に、言い訳がましいことを考えてしまう。

 ほら、コウちゃんだって(ちぢ)んじゃったしぃ………。

 最初に出会った頃のコウちゃんって、魔力枯渇(まりょくこかつ)でクマムシの乾眠(かんみん)のような状態だったって言っていたし………。

 そう自分に言い訳するように思ってから、私はコウちゃんに言う。


「コウちゃん、(いま)お水を飲んだお陰で、私の魔力ってほとんど回復しているから、分けてあげるね」


 そう言って、最初に出会ったよりもかなり(ちぢ)んで小さくなってしまったコウちゃんを肩から降ろし、両腕で抱きかかえる。

 コウちゃんは、私のすることに抵抗しなかった。


『ますたぁー…良いの? さっきだって勝手に()っちゃったのに………』


 私から魔力(およ)脂肉(あぶらにく)その他を、吸収したことを気にしていたらしい………。

 あらあら………私が望んだことなのにね。

 本当に、コウちゃんって可愛いわぁ~………。

 

 少しオズオズした雰囲気でそう言うコウちゃんに、私は笑って言う。


「良いに決まっているでしょう。コウちゃんは、もう私の家族みたいなものでしょう。それとも、そう言うのって嫌かな?」


 私のセリフにコウちゃんは、小さくなってしまった両手で私の胸元に(すが)りつく。


『ううん…嬉しい…また、ますたぁーの魔力と……そのぉ…お肉をもらっても良い?』


 断然(だんぜん)オーケーですよ、コウちゃん。

 私も本気で()せたいのよぉぉぉぉ~………。

 それで、コウちゃんが大きくもふもふになるならば、なお良しよ。


 今までを考えればかなり()ったとは言え、まだまだかなりふくよかな私は、勿論(もちろん)(そく)オーケーを出しますよ。

 私だって、感情制御その他をされていても、あのズドンッとした寸胴(ずんどう)の姿は女の子として(かな)しかったのは事実ですから………。


 それでも、強いストレスから(つね)に食べることは止められなかったのよねぇ………。

 そのお陰で、脂身(あぶらみ)がたっぷりの贅肉(ぜいにく)がたっぷりとついちゃったけど。

 だから、私はコウちゃん言う。


勿論(もちろん)よ、コウちゃん。できればもう少しお腹と………あと、太腿(ふともも)と二の腕を()らしたいわ」


 年頃の女の子として、気になる部分を思わず口にしてしまう。


『うん、わかった。それじゃコウちゃんをお腹の前で抱えて、まずはお腹の部分の(こご)った魔力を重点的に引っ()って吸収(きゅうしゅう)するから』


 コウちゃんからの答えに、私は思わず嬉しくて笑ってしまう。


「くすくす………それじゃ、よろしくコウちゃん。全身の(あふ)れている魔力を意識して、丹田(たんでん)に集めるわね。思いっきり引っ()り出して吸収(きゅうしゅう)してね。本気で、もう少し身軽(みがる)になりたいのよ」


 そう言って、私は全身からお腹へ………それも下腹の辺りに、身体(からだ)から(あふ)れている魔力を()めるように意識する。

 勿論(もちろん)、コウちゃんの吸引力(きゅういんりょく)に負けて(たお)れたら(こま)るので、背中は部屋の壁につけるようにしていたことは言うまでもない。


 あぁ…コウちゃんの小さくなったお手手が、まだぷよぷよのお腹をもみもみすると、ふわりっと(あたた)かくなって、魔力がすぅーっと抜けていく感覚があるわぁ~………。

 くすくす…本気で、これは痩身美容ね。


 やっぱりボンッキュッボンッは女の理想よねぇ………。

 とは言っても、そんなに大きな胸もお尻もいらないけどね。

 喪女(もじょ)仲間の友人は、たしかにふくよかだったけど、胸もお尻もババーンっとあるタイプの彼女が、常々(つねづね)………。


『こういうのは、()りすぎても大変なのよぉ。肩は胸の重みで()るし、ちょっとデザインとか良いなぁ~とか思ったズボンも、お尻が大きすぎて入らなかったりするし………』


 って、言っていたものね。


 そんなコトを考えている間に、腕の中にいたコウちゃんが少しずつ大きくなり、ふっくらで大きいメインクーンさん()みに変化していた。


『ますたぁー…ありがとぉ~…コウちゃんかなり回復したよぉ~………』


 そのご機嫌を(あらわ)すように、背中の3対の翼はパタパタしていた。

 よくみると、額の小さな角もしっかりと自己主張するほどの大きさへと変化していた。


「うぅ~ん可愛いわぁ~コウちゃん。ちっちゃなコウちゃんも可愛いけど、やっぱりもふもふを堪能(たんのう)できる大きさがいいわねぇ~………」


 そう言って、私は大きさが(もと)に戻った………よりも、(さら)に大きくなったコウちゃんをひとしきりもふもふするのであった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ