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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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277/279

277★無事にフォレンの街に入ったので屋台でお買い物


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 グランツ団長に疑われることもなく、無事に魔の森側の門を通り抜けてフォレンの街中に入った私達は、そのままシアちゃんの宿泊している宿屋へと向かった。


 と、いうか、ジオンがズンズンと歩いて行くので、私はそれに付いて行くだけなのだが………。

 はぁ~………これからどう行動するかとか、ちょっとは相談とかして欲しいんだけど、ジオンの思考にはシアちゃんのことしかないわね。


 たぶん、宿屋には何も用意してないんじゃないかなぁ………。

 とりあえず、簡単に飲み食いできるモノを買って言ったほうが良さそうね。


 そう思った私は、シアちゃんが宿泊する宿屋に向かう途中で、腕輪払いができる屋台を見付けては適当に買い込み、次々とインベントリへと放り込む。


 先を進むジオンは、私がしているコトを一切気にしていなかった。

 が、シアちゃんを抱いているため、かなりゆっくりと歩いているので、追い付くのに苦労するコトは無かったりする。


「フリード君、シアの好みって? どの辺が良いかな? どうせ、帰っても食べる物とか用意してないでしょう。どうせだから、屋台のできたてを買って行こうよ。インベントリに入れちゃえば、温(あたた)かいままで食べられるし………」


 と、声をかければ、フリード君はコクッと頷(うなず)いてあちこちを指さして言う。


「うん、ままはね………う~ん……あっ…あそこの屋台のやきとりと串焼きを美味しそうに食べていたよ。あと、あっちの焼き物も好みみたい。そっちのジュースは口に合うけど。向こうのは苦手みたいだよ。それと、ジオンと僕は好き嫌いはないよ」


 そんな感じで、フリード君と話しながら、私は自分の好みとシアちゃんの好みの食べ物や飲み物を帰り付くまでの間(あいだ)にかなり購入した。

 勿論(もちろん)、コウちゃんやガッちゃんの分もである。


 もしかしたらだけど………この腕輪の中で死に近い眠りの中にいる子達を、シアちゃんが集めた魔晶石で、覚醒(めざめ)させるコトができるかもしれない。

 その時のためにも………たぁ~っぷりと調理済みの食べ物を買っておきましょう。

 魔力という意味ではあまり意味は無いけれど、食べるという楽しみはそれだけで精神的な活力になるんだから………。


 ちょっとルンルンで散財したが、私は気にしなかった。

 だって、まだまだインベントリのゴミとなっているモノはたぁ~くさんあるから、ソレを処分すればいくらでもお金になるので、一切気にしなかった。


 点在する屋台の間(あいだ)を抜けて、少し静かな通りにある宿屋に到着した。

 聞けば、シアのためにあのグランツ団長さんが1ヶ月借り上げてくれたという。


「おかえりなさいませ。そちらは、お客様ですか?」


 宿屋に常駐する用心棒?の問いかけに、フリード君が答える。


「うん、そう、ままの友達。今日は泊って行くと思うから、追加料金が必要なら払うよ」


 フリード君の言葉に、用心棒?は首を振る。


「いいえ、こちらは1ヶ月間、お借り上げいただいておりますので、追加料金は必要ありませんよ」


 そう言って、軽く礼をして立ち去って行った。


「とりあえず、部屋に入るか」


 ジオンの言葉に頷(うなず)き、私達はシアちゃんのために借りられた部屋へと入ったのだった。


 室内に入った感想は、すっきりさっぱりだけど、生活感が無いだった。

 いや、借りたばかりだというコトなのでそれが当たり前なのだが………。

 それに、一応の明かりは灯(とも)っているが、私てきには光量が全然足りなかった。


 うぅ~ん、なんか暗いわねぇ………。

 あっ…なぁ~んだ、あるじゃないの灯(あ)かりとり用の輝石が………。


 そう思った私は、室内に設置されている灯(あ)かりとりの輝石に魔力を注いで、次々と灯(あ)かりを灯(とも)していく。


 よし、部屋は明るくなったわね。

 そんじゃぁ~………シアちゃんと私達の安全のために、ちゃっちゃと【結界】を張っちゃいましょうかねぇ~………。


 っと、その前に……遮音(しゃおん)と遮蔽(しゃへい)と……あとは隠形(おんぎょう)かしらね。


 私は遠視(とおみ)などで覗(のぞ)かれる心配を排除するために、色々(いろいろ)と小細工して【結界】を張った。

 そのコトに安心したらしいコウちゃんとガッちゃんが、シアちゃんの肩から飛び降りる。

 同時に、シアちゃんの腕の中の赤ちゃんの姿がはっきりと目に映(うつ)る。


 それにしても、静かな子ねぇ………。

 いや、もしかして、なにかの術でもかけられているのかな?

 あの2人組ならあるかも………じゃなくて、これから話し合いよ。

 それにしても、シアちゃんの腕は大丈夫かなぁ?

 寝た子は重いって言ってたけど………どうなのかしら?


 なんて思いながら、私はシアちゃんへと声をかけた。


「シア、大丈夫だったぁ? いっくら小さいとって言っても、赤ちゃんって結構重いでしょう? まして、深く眠っているようだし………」


 私の言葉にジオンがハッとしてから、困ったような表情をする。


 今更気付いても遅いしぃ………だいたい、ジオンに何ができるのかしら?

 いや、それよりシアちゃんに、この赤ちゃんを育てられるの?

 前世の記憶はあるだろうけど、子育て経験はあるのかなぁ?

 そう言う私は、子育てなんてリアルでは経験ないのよねぇ。

 ゲームの中でしかしてないから、手助けなんてほとんどしてあげられないのよねぇ………。





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