253★ジオンが知っているバケモノの話し
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
最近の気温の変動に負けて体調不良のため、更新ができない日があるかも知れません。
とりあえずできるだけ更新はしようと思っています。
何時も読んでいただきありがとうございます。
ジオンの説明に、シアちゃんはのほほんと相槌する。
「そうなんだ」
シアちゃんの認識では、ジオンに叩き切られて、コウちゃんとガッちゃんに食べられちゃったから、当座の危険は去ったというところなのでしょうね。
ジオンもあの変なバケモノが空間を引き裂い出現れた場所を、修復しながら、私達にも理解りやすいように、内容をかみ砕いてバケモノの説明を続けてくれる。
「ああ、だからさっさとこの世界を保つための保護膜たる空間の境界障壁を修復しないと大変なことになるんだ」
ジオンの言葉に、シアちゃんが問い返す。
「えっ…そうなの?」
そんなシアちゃんに、ジオンは頷いて説明を続ける。
「ああ、たしかに1体や2体程度ならば、俺やライムが連れている、そこの神獣達でもなんとかできるだろう。だが、流石にあのバケモノが大量に、この世界に雪崩れ込むと対応でくなくなる。なんせ、あのバケモノが大量に入り込むと、世界のありとあらゆる境界線というモノが破壊されてしまうからな。善悪をはじめとして、生態系のバランスなども盛大に狂うことになる。だから、侵入された世界は、当然の結末として崩壊することになるんだ。そうすると、対抗手段を持たない、この世界の魂魄を含む、生命を持つありとあらゆるモノが吸収されつくされてしまうことになる。そして、更に凶悪なモノへと進化してしまうんだ。ちなみに、吸収された魂魄達は、転生すら叶わず、あのバケモノと同化して、数多の世界の狭間をあのバケモノと一緒に彷徨うコトになる」
ジオンの説明に、私はゾッとする。
もしかしなくても、このレイパレ(R18)やRPG【黄昏の開放】によく似たこの世界の崩壊の危機だったってことなのだから………。
でも、シアちゃんはそのコトには気付いていないようね。
いや、世の中には知らない方がいいことはいっぱあいるから、私もあえてこの世界の危機だったことは言わないけどね。
内心で盛大な溜め息を吐いている間も、ジオンはシアちゃんに説明を続けている。
「………ただ、今回のバケモノは、解体した【神子】から誕生した、そいつら(=神獣)に喰らわれたから、一時的にでもこの世界に同化するだろう。その間に転生できるのは………侵入したバケモノに喰らわれて、魂魄まで呑まれた他の世界の魂魄達だけだ。異世界の全てからはじき出されたバケモノ本体は、侵入した先で今まで同化吸収したモノが全て体内から消えれば、再び数多の世界の狭間へと強制的に除還されるだろう。そして、指針を失ったバケモノには、どんな世界も見えないために、再び侵入できる場所を探して彷徨い続けることになる」
ジオンの言葉から、あのバケモノがどういうモノか理解った私は、再び内心で重く溜息を吐く。
たしか、前世にはそういう内容が描かれたマンガもあった気がする。
う~ん………たしか少女マンガだったような………。
タイトルが悪魔の聖典とかいうヤツだったような気がする。
そこに出て来るバケモノの呼び名ってなんだったけ?
インテリジェンスとか悪魔とか…なんか色々な呼び名があって………基本形態が妖怪とが幻獣とかだった気がするから………そういう意味では、さっきのバケモノとは違うかな?
んでもって、最愛のモノの姿を写し取ることができるんだよね。
似たような(=最愛の者に擬態する)ので、アニメでドラゴン系のもあった気が………。
まぁ、どっちのモノにも救いがあって、自分と共感し、リンクできる相手が必要ってコトかな?
悪魔の方は、唯一本当の死を与えてくれて、輪廻へ(=転生)と導く水先案内人かな?
一緒に死ぬわけじゃないからね、あくまでもちゃんとした死を与えてくれる唯一絶対の愛しい存在っていう設定だったしね。
ドラゴンは………あぁー…内容の大半を、忘れちゃったなぁ………。
そっちは、一緒に逝くってやつだったかなぁ………じゃなぁーい。
ジオンの説明からすると、さっきのバケモノは悪魔よりの方だよねぇ………ただし、救いなんてモノは存在していなそうだけどね。
いや、本当のところはしらんけどね。
まぁ…乙女ゲームにしろ、マンガやアニメ、小説なんかも、どこかの世界を垣間見て書いているって話しがあるくらいだしねぇ………。
前世の世界の誰かが異世界を垣間見たモノなのかもねぇ………だから、結末も変えることができる、たぶん、きっとね。
しゃなくって………時空間に裂傷作った張本人達のひとりだからかなぁ?
ジオンってば、バケモンが引き裂いた空間の修復できるんだねぇ。
なんてコトを思っている私の隣りで、ハラハラした表情のシアちゃん。
その表情を見ていたら、無意識にジオンに問いかけていた。
「ジオン、聞いても良いかな?」
そう言えば、ジオンはちょっと首を傾げて聞き返す。
「うん? なにをだ?」
感触的には大丈夫そうね、だったら思い切って聞いてしまいましょう。
「あのね、疑問だったのよ。力が一番強い貴方が、素直に他のやつらに易々と【封印】なんてされていた理由。だって、本気で抵抗したなら【封印】なんてされなかったんじゃないの?」
私の問いかけに、空間の修復を済ませたジオンは振り返り、抜刀していた剣を腰に戻しながら、ゆっくりとこちらに向かいつつ頷いて言う。




