025★出現する部屋の財宝をどうやって運びましょう?
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
驚く私に、コウちゃんがあっさりと答える。
『あのね…この廊下はグルッと繋がっていてね、廊下に出現する扉の中のお宝を全部回収しないと、最後の部屋への扉って開かないんだ』
それってぇ………普通は逆でしょ、ひとつでも盗ったら出られない………じゃないの?
普通のドラ○エ見たいに、ひとつ残らず回収なの?
それも、ぜぇぇぇ~んぶ回収しないとダメなんて………。
あっ…このアイテム、たっぷり有るから回収するのはいいやは無しなのね。
本当に、色々と作りや攻略方法が違うのねぇ………。
どのくらいのお宝があるのかわからないけど、全部を持って歩くのは大変そうねぇ………はぁ~……。
手持ちの袋とかも無いから、少ないことを祈るしかないわね。
とりあえず、コウちゃんの助言通り、全部の扉を開いて部屋の中にあるお宝を回収しますか………。
私はコウちゃんを腕に抱いたまま、小首を傾げてから廊下の左右の壁を見て確認する。
と、一番近くにある部屋の扉は、、左手側に見えた。
こうなったら、一番近くの部屋から地道に探索しますか………。
コウちゃんの説明で行くと、ひとつも残さずに回収しなければならなってことでしょう。
そう思ってから、ふと疑問が思い浮かぶ。
うん? って、あれぇ?
もしかしなくても、反対側の部屋の向こうにも同じような構造があるってこと?
いや、まさかねぇ………でも、一応はコウちゃんに確認しておこう。
「コウちゃん、もしかして反対側の部屋の奥にある回廊のモノも回収しないと奥へと続く扉って開かないとか………」
恐る恐る聞く私に、コウちゃんはその時たしかに、にこぉ~っと笑って頷いた。
『うん、正解っ……流石、ますたぁー………ここは強欲の回廊って言うんだよ………だから、この回廊では謙虚は大敵なのぉ~………ってことで、ここに魔物の類は出ないから、見落とし無くぜぇぇ~んぶ回収しようね』
とても楽しそうにコウちゃんに、私はちょっと溜め息を吐く。
「もう、保存食ないし……お腹が空いて倒れちゃうかも知れないわねぇ……このシルビアーナの身体ってすっごく効率が悪いから………」
そう無意識に呟いた私に、コウちゃんが爆弾を落とす。
『うふふふ~……それは大丈夫だよぉ~……この左右の回廊って時間経過しない空間だからねぇ……だから、生理現象のすべてが存在しないのぉ~……当然、お腹も|空かないしぃ…おトイレとかも行きたくなったりしないのぉ………勿論、睡眠も必要ないのぉ~……眠くならないから………』
ある意味での無間地獄であることを楽しそうに教えられ、私はクラクラしてしまう。
そう、ここはそういう空間なのね、だから強欲の回廊なのね。
こうなると、狂いし神子が所有している云われている、なんでも無制限に入れることができるインベントリが欲しいわね。
たしか、狂いし神子が所有するインベントリって、生き物すら生きたまま入れられるって設定資料集に書かれていたもの。
ただし、入手場所の記載は無かったけどね。
それが、この強欲の回廊なら、納得できるわ。
とにかく、この強欲の回廊にあるお宝というお宝を、ぜぇぇぇ~んぶ回収するのがミッションね。
きっと、その中に狂いし神子が所有する無制限のインベントリもあるはず。
ただ、その無制限のインベントリの形状がわからないのよねぇ………はぁ~……。
とにかく、お宝をひとつ残らず集めててから確認するしかないわね。
「そうなの………まぁ…お腹が空かなくて眠らなくて良くて、おトイレも必要ないなら、そんなに時間かからずに回収できるかしらね」
『ますたぁーだから平気ぃ~………』
嬉しそうに言うコウちゃんは、腕の中からスルリッと抜けて、ひょいっと肩へと移動する。
両手が自由になって私は、最初の扉を開いた。
その中の部屋には、はっきり言って財宝が溢れていた。
眩い装飾品やら宝石やら、どう見ても魔石や魔晶石までゴロゴロとあった。
「うわぁ~……想像以上だわ。こんな量をどうやって回収しろって言うのよぉ~………」
流石にとんでもない量の財宝に、私は途方にくれてしまう。
最初のひと部屋目でコレなのだ。
『ますたぁ~……大丈夫だってぇ………』
愕然とする私に、コウちゃんは肩の上から、財宝の山に隠れるようにして壁に飾られているモノを指し示す。
『ほら、ますたぁ~……あそこにある腕輪が必要だから取って、手首に嵌めて……そしたら起動するから……』
えっとぉ……起動って………じゃなくて、違和感があると思ったら、コウちゃんなんか縮んでない?
何時の間にかコウちゃんのサイズが、肩に乗れるぐらい小さくなっていた。
最初の頃のロシアンブルー並みの大きさから、私の魔力その他を吸収して、メインクーンやノルウェージャンフォレストキャット並みに大きくなっていたはずなのに………。
もしかして、水晶壁にする為に流した魔力って、とぉーっても大量だったの?
そんなコトを考えつつも、私はコウちゃんの指示に従い、壁に飾られていた腕輪を手に取る。
そして、言われたとおりに、手首へと通す………と、すかすかしていた。
えっとぉぉ……この腕輪って、かなり大きいんですけど………。
かなり大柄な男性向けのモノでは………。




