245★趣味も同好の士でした
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
「うん、謎の神殿の中もそんな感じだったよ。あの魔の森側の門に詰めている騎士さん達が、調べに来ていたようだけど。詰め所で団長さんとかに聞いても、何か特別に変わったモノは無かったみたい。ただ、団長さん達に言わせると、見たこと無い様式だったって言っていたわ。私の感覚としては、前世のテレビとかで観たエジプトの壁画に似ているなぁ~ってことぐらいかな? まぁーその実態が、女神の愛し子の【神子】を解体したことを表わす壁画で、その者のひとりを【封印】するモノだったなんて、流石に想像つかないでしょうし………。それも、仲間割れの末になんて………」
あっそうなんだぁ………中も似たような感じなのね。
………って、シアちゃん、それ言っちゃったら実も蓋も無いんですけど。
流石に、その封じられちゃったジオンなんて、見るからに情けない表情しているわよ。
雰囲気も萎れてきているわよ、シアちゃん。
………じゃなくって、さっきコウちゃんやガッちゃんと話し合ったコトを言ってみよう。
もし、呪文をガッちゃんが食べられれば、ソコに込められた濃密な魔力を、魔晶石にできるかも知れないんだもん。
ここは、なんでも良いから、あの呪縛の呪文を、ガッちゃんが食べられるカタチへと変換する方法を考えてもらわないとね。
もちろん、私も考えるけどさ………。
「あっ…そうそう…そのコトなんだけどね。シア、ジオンの呪縛の縛鎖を…顕現化………ううん…物質化する方法ないかなぁ? なんでも良いから、なにか思いついたモノをとりあえず言ってみてくれる? もし、なんらかの方法でジオンをグルグル巻きにしている縛鎖の呪文を物質化するコトができるんなら……ガッちゃんが食べちゃうって方法がとれるんだよねぇ。下手に解呪方法を捜すよりも手っ取り早いのよ。ここは、前世のオタク知識を駆使してでも………」
私の言葉に、シアちゃんはちょっと小首を傾げる。
「う~ん……顕現化……じゃなくて…呪縛の縛鎖の物質化ねぇ………なんか…そんなマンガ………あった気が………」
無意識に呟きながら、軽く握った左手の曲げた人差し指を唇にあてて考え込む。
あら……そんな姿も可愛いわねぇ~………じゃない。
ここは、常識に縛られていない、若い思考がありそうなシアちゃんの発想力をあてにしたいのよ。
「私としては、切実に莫大なエネルギーを込められた魔晶石が欲しいのよ。ジオンの呪縛の縛鎖をガッちゃんが食べれる状態にさえなれば、それを食べてもらって、魔晶石にしてもらうことができるのよ。なんでも良いから思い付いたコトを言ってみてくれる? もちろん、私も考えるわ」
そんな風に思っている私の前で、シアちゃんがハッとした表情になって、楽しそうな表情で、ポンッと手を叩いていた。
そして、その口を開いた………。
「ライムも、前世は私と同じ日本人で、かなりなオタクだったんだよね」
再度確認するように言うシアちゃんに、既に隠す気なんて無い私は頷く。
「うん、そうよ。………それも、3人分あるわ。たぶんほぼ同時期に、3回とも転生したみたいなのよ。それがどうかしたの?」
私の答えに大きく頷いたシアちゃんは、私の3回の転生をスルーして、ちょっとどう言おうかと考えるような素振りを見せてから聞いて来る。
「えっとね……聞くけど。ライムって前世でBL系のマンガとかは読んでいたほう?」
シアちゃんの口から零れた単語に、前世への懐かしさが溢れる。
自分の生きた前世の日本は、今を考えると、国としては色々な問題点は山積みだったけど、本当に安定した良い時代だったなぁ~………と、しみじみ思う。
同時に、何故ここでBL系のマンガがでてくるの?
いや、そういう意味でもシアちゃんと私は、同好の士ってことですか?
ついつい、市販のBL本から、イベントで買い漁った同人誌などの思い出にこころの一部で浸りながらね、私は頷いて答える。
そう言えば、私のコレクションってどうなったのかなぁ………なんて思いながら………。
「うん、わりと好物だったわよ。あの禁断感が良かったのよねぇ~………。まぁ、オメガバースが流行っちゃって、そのタブーなギリギリの恋愛ってモノがだいぶ薄れちゃったから………。そっち系(=オメガバース)は読んでないけどね。やっぱり、美形同士の世間様に許されない、秘めた恋愛が良いのよ。なのにオメガバースってさぁ………。アルファは、美形で能力が高くて俺様。オメガは、儚い系美人で保護欲対象で、ごく1部が、『私はヒロインなのよ』系の意地悪っ子でしょ。でもって、ベータは、働きアリって感じなところが、あまり嗜好を刺激されなかったのよねぇ………それで、シアの言うBLはどっち?」
さて、シアちゃんてどんなモノを読んでいたのかなぁ?
BLは、嗜好にもよるんだよねぇ………。
「私が聞いたのは、普通のBLマンガのエロなしで、超が付くような生温い系のヤツね。 攻めが受けに振り回される系かな?」
うん、そういうのも買っていたわね。
同人誌から自力で成り上がって、出版社まで立ち上げた系のヤツを主に………。
「う~ん、そっち系も読んではいたよ」
作っている人達の在庫の関係で、絶版の恐れがあるヤツだったから、定価で予約して、販売日にウチに来るの楽しみしてたわよねぇ~………いやぁ~懐かしいわぁ………本当に。
さて、シアちゃんは何を言いたいのかな?
すみません、やっぱり行き倒れして更新が大幅に遅れました。




