244★ガッちゃんはジオンを拘束している呪縛の鎖が食べたいらしい
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
「うん、私も感知なしよ。………となると、あの神殿の中に入らないと話しにならないわね。まぁ~…それは直ぐにできるから良いかな。ときに、コウちゃんガッちゃん、フリード君をどう思う? あと、シアちゃんやジオンは? どう思っているか教えてくれる?」
私の問いかけに、コウちゃんが小首を傾げながら言う。
「俺は、別になんとも思ってないよ。フリードが俺から零れ落ちたカケラから誕生したモノだとしても………。あいつは、既に個を持っているし………。ジオンは、たしかに俺達が誕生する切っかけを作った7人のひとりだけど、強大な力があるのに、意外と間抜けだし、今は全然脅威に感じないよ」
「そう? もう蟠りみたいなモノはない感じ?」
「うん、あのシアって呼ばれている娘の側にいるセイかなぁ? なんかジオンが妙に苦労性っぽく見えて………敵愾心がものの見事に崩壊しちゃったよ」
ちょっと気が抜けたような感じてそう言ってから、大きくひとつ溜め息を吐いて、コウちゃんは続ける。
「なにより、シアって呼ばれる少女は………なんだろう、こう…もの凄く危なっかしいんだよね。ママとは比較にならないぐらい、世間知らずな感じかな? 同じレイパレ(R18)の悪役令嬢なのにさ。本編と、外伝の差って言っても、あの自覚の無い天然ぶりは…ちょっと………側に居るジオンの気持ちがなんとなく理解るよ………シアのことが心配でたまらないって………俺だって、ママと一緒に仮死状態のみんなを、蘇生させるっていう最優先事項が無かったら、きちんと、独り立ちできるまで、側で見守ってやりたいような存在かな? なんか、本当にどうしようもないほど、すっごく危なっかしいし………ジオンとフリードが側にいても………言っちゃなんだけど、あのふたりだけじゃ全然足りないよね。もっと手が必要だよ」
あははははぁ~………流石、コウちゃん、魂に同化していた期間があるだけに、私と同じ感覚だね。
シアちゃんってなんか危なっかしいんだよねぇ………ジオンとフリード君だけじゃ足りないって感じるのは、同じかぁ………。
だからって、奴隷を増やせばいいってモンじゃないしねぇ~………はぁ~………。
「そう、コウちゃんもそう思うのね。それじゃ、ガッちゃんはどう思った?」
私の問いかけに、ガッちゃんはロップイヤーのような長く艶やかな耳を丁寧にグルーミングしながら、ウニウニと頭と手を動かした後に言う。
「ボクは………あまり関心ありません。ただ、ジオンを縛る、あの呪縛の鎖を何らかの方法で食べられないかなぁ? って思いました。もし、あの呪縛の縛鎖を食べられたら、かなりの大きさの、魔晶石ができるんじゃないかなぁ? って………なんとか食べる方法は無いでしょうか? さりげなく、ジオンの全身を覆う呪縛の縛鎖に触ってみようと………手を伸ばしたら………ジオンに、拒否られましたから………呪縛の縛鎖が、この手に触れるかどうかすら、確認できなかった………」
視点の違うガッちゃんに、私もなるほどと思う。
たしかに、ジオンの声と行動を拘束している、あの限りなく不可視の呪文のような縛鎖はかなり莫大なエネルギーを持っていそうだものね。それ(=呪縛の縛鎖)を、ガッちゃんが食べられたら………と、思ってしまう。
そしたら、ひとりぐらい、完璧に蘇生できるかな?
完全復活させるぐらいのエネルギーがありそうなのよねぇ………。
コウちゃんやガッちゃんみたいに右の腕輪の外に出て、生き生きと活動できるようになるのかな?
「たしかに、そうね………と、見た感じ何の収穫も無いから戻りましょうか? そろそろシアちゃんの体力も復活しているだろうしね。………それにしても、ジオンの声と行動を拘束する呪文による呪縛の縛鎖をなんらかの方法で顕現化できればなぁ………」
そんなコトを呟きながら、私はシアちゃんが休憩している場所へと戻って行く。
軽く意識するだけで、天使シリーズはその能力を発揮してくれるので、コレをシアちゃんに着せた方が良いわよねぇ………などと思いながら、謎の神殿の前にフワリッと降り立てば………。
私達の姿を見付けて、シアちゃんは嬉しそうな声を零れ落とす。
「……あっ……ライム達が帰って来た」
私の姿を見付けて、嬉々としている天然で残念系のシアちゃんの姿に和みながら、ちょっと苦笑いを浮かべながら降り立つ。
その左右には、、フリード君とジオンがさりげなく立っていた。
「お帰りなさい、ライム、コウちゃんガッちゃん、何か見付けられましたか?」
うぅ~ん…シアちゃんて、こうして一度離れてから改めて観察しても、やっぱり定番の儚い系の美少女よねぇ~………。
本人に自覚なんてモンは全然ないようだけど。
その分、フリード君とジオンが気を使っているようね。
とりあえずは、何も無かったコトだし………きちんと答えないとね。
「ざんねんながら、これと言ったコトは無かったわね。まぁ~………上空から見た限りの見解だけど………直前まで【封印】されていたようで、見るからにできたほやほやっぽいモノを感じたわね」
他に感じたモノないし、コレぐらいの感想しかないのよね。
そう思っていた私に、シアちゃんは頷いて言う。




