242★私も、謎の神殿とやらについて行くわ
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
ああ、本当に、警戒心が薄すぎるわ、シアちゃんて………。
やっぱり、ここはきちんと言葉に出して言うべきよね。
心配して隷属奴隷をつけたって、本人がしっかりしていなかったら、どうにもならない時ってあるんだから………。
「じゃあ、私のコトはライムで………でもって、ちょっとお小言を言わせてね。シア、ろくな装備もしていない姿で、魔の森側に来るのは無謀よ。いくら、ジオンが強い男だからって、フリードだってまだ少年なのに………」
ああ、その表情だと、シアちゃんてば自覚はあるけど、直せないっていうタイプなのかしら?
「それ言われるとちょっとつらいわ。まぁ、正論だけどね。どうしても焦っちゃって………」
えぇーとぉー…焦る?って、何にかしら?
もう少し落ち着いて行動した方が良いと思うんだけど………。
とりあえず、シアちゃんの行動の原動力………というか、無謀なことをしでかす理由を聞かないとね。
「いったい何に焦っているの?」
ズバリと聞いてみたら、シアちゃんは隠す気もないようで、その理由を口にする。
「うんとね、ジオンの声と身体を呪縛する呪文の鎖を解く方法を捜しているの。精神が厳重に【封印】されていた、謎の神殿にジオンを連れて行けば、何かヒントが得られるかな? って思って、思い立ったらでこっちに来たから………。それで、装備が軽装なのは、魔の森の中まで行く予定してなかったから………」
シアちゃんの言う内容に、私とコウちゃんとガッちゃんはジオンを振り返る。
シアちゃんが心配するほどの呪縛ねぇ………。
どれどれ、どんな呪縛の呪文がジオンに付いているのかしら?
そう思っていたら、ガッちゃんがハッとしたような表情になって、ものすごぉ~く嫌そうに言う。
「うげっ……マスター……コイツってば…もの凄い雁字搦めの呪文の鎖が……頭の先からつま先まで……覆っています。こんな姿なのに、何の支障も無く動きまわれるなんて……化け物………」
えっ? そんなに? 言うほどなの?
どれどれ、改めて視てみ………って…うわぁ~……たしかに凄いわ。
うん、コレは~………見るからに、雁字搦めってヤツね。
「うわぁ~………たしかに、凄いわね。でも、そこに呪縛の縛鎖があるって確信して視ないと、コレって見えないわね」
コウちゃんも私と同意見のようで、フムフムという顔で言う。
「うん、凄い重い……もう、これは呪詛って言ったほうが良いような、呪縛の縛鎖だねぇ……」
本当にねぇ…ゾッとするほど、全身くまなく呪文の鎖みたいなモノが覆っているわよねぇ………。
シアちゃんには、コレがしっかりと見えているのかしら?
これじゃぁ~………私達の透過も見破られてもしょうがないのかな?
「あっ…見えましたか? そう、ジオンの全身を拘束するソレを解く方法を探して、私が跳ばされた謎の神殿に行くつもりだったんですよ」
なるほど、それで魔の森側に来たのね。
その謎の神殿とやらの中を確認するために………。
それって、どの辺にあるのかしら?
何時から、魔の森側に神殿なんてできたのかしら?
レイパレでは、そんなイベントは無かったはずだから、外伝のクリスタリア王国編だけのイベントなのかしら?
………じゃない、意識が問題から逸れるわ。
できれば、私も、コウちゃんやガッちゃんと、その謎の神殿を確認したいわね。
とりあえず、その謎の神殿とやらの距離を確認しましょうか。
シアちゃん達に拒否られたら、そっと後をつけて行くしかないわね。
まぁ、ここはさりげなく聞いてみようかしらね。
「ねぇ~……その謎の神殿って、ここから近いの?」
私の問いかけに、シアちゃんは周囲を見回してから、小首を傾げて周囲を見回す。
そんな姿やちょっとした仕草でさえ、庇護欲が刺激される。
いや、本当にささいなことでも折れちゃいそうなほど華奢で儚げで可愛いのよねぇ………じゃない。
「たぶん、もう少しだと思います。魔の森側の街壁の出入口からかなり来たし………この辺りはなんとなく見覚えあるから………」
なんて言ったら言いのかしらねぇ………。
本当に、シアちゃんて危なっかしいわよねぇ………なんか、もの凄く心配だわ。
マジで、このまま付いて行きたいわ………というか、目が離せないんですけどぉ。
ここは、率直に聞いてみようかしら。
「シアちゃん、私達もその謎の神殿とやらに、一緒に行っても良いかしら? その壁画とかいうの見てみたいのよねぇ………」
途端に、シアちゃんが嬉しそうな表情になってるし………本当に大丈夫、この子。
なんか、もうどうしようもなく庇護欲そそる子よねぇ………ジオンも隷属のセイだけじゃなく、心配で付いてきているようだし………。
フリード君は、ままって言って張り付いているしねぇ………。
「はい、同行してもらえると助かります。ライムの神獣達は、当事者なんだし、あの謎の神殿に行けば、何かわかると思います。見る者の視点が違えば、何か別の新しい事実が見えて来るかもですから………」
まぁ、たしかに視点が違えば、見えるモノも違うだろうし………シアちゃんだと、なんか見落としが多そうだもんね。
さてさて、何があるのやら………。




