↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
242/261

242★私も、謎の神殿とやらについて行くわ


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 ああ、本当に、警戒心が薄すぎるわ、シアちゃんて………。

 やっぱり、ここはきちんと言葉に出して言うべきよね。

 心配して隷属奴隷をつけたって、本人がしっかりしていなかったら、どうにもならない時ってあるんだから………。


「じゃあ、私のコトはライムで………でもって、ちょっとお小言を言わせてね。シア、ろくな装備もしていない姿で、魔の森側に来るのは無謀(むぼう)よ。いくら、ジオンが強い男だからって、フリードだってまだ少年なのに………」


 ああ、その表情だと、シアちゃんてば自覚はあるけど、直せないっていうタイプなのかしら?


「それ言われるとちょっとつらいわ。まぁ、正論だけどね。どうしても焦(あせ)っちゃって………」


 えぇーとぉー…焦(あせ)る?って、何にかしら?

 もう少し落ち着いて行動した方が良いと思うんだけど………。

 とりあえず、シアちゃんの行動の原動力………というか、無謀なことをしでかす理由(わけ)を聞かないとね。


「いったい何に焦(あせ)っているの?」


 ズバリと聞いてみたら、シアちゃんは隠す気もないようで、その理由(わけ)を口にする。


「うんとね、ジオンの声と身体(からだ)を呪縛する呪文の鎖を解く方法を捜しているの。精神が厳重に【封印】されていた、謎の神殿にジオンを連れて行けば、何かヒントが得られるかな? って思って、思い立ったらでこっちに来たから………。それで、装備が軽装なのは、魔の森の中まで行く予定してなかったから………」


 シアちゃんの言う内容に、私とコウちゃんとガッちゃんはジオンを振り返る。


 シアちゃんが心配するほどの呪縛ねぇ………。

 どれどれ、どんな呪縛の呪文がジオンに付いているのかしら?


 そう思っていたら、ガッちゃんがハッとしたような表情になって、ものすごぉ~く嫌そうに言う。


「うげっ……マスター……コイツってば…もの凄い雁字搦(がんじがら)めの呪文の鎖が……頭の先からつま先まで……覆(おお)っています。こんな姿なのに、何の支障も無く動きまわれるなんて……化け物………」


 えっ? そんなに? 言うほどなの?

 どれどれ、改めて視(み)てみ………って…うわぁ~……たしかに凄いわ。

 うん、コレは~………見るからに、雁字搦(がんじがら)めってヤツね。


「うわぁ~………たしかに、凄いわね。でも、そこに呪縛の縛鎖(ばくさ)があるって確信して視(み)ないと、コレって見えないわね」


 コウちゃんも私と同意見のようで、フムフムという顔で言う。


「うん、凄い重い……もう、これは呪詛(じゅそ)って言ったほうが良いような、呪縛の縛鎖(ばくさ)だねぇ……」


 本当にねぇ…ゾッとするほど、全身くまなく呪文の鎖みたいなモノが覆(おお)っているわよねぇ………。


 シアちゃんには、コレがしっかりと見えているのかしら?

 これじゃぁ~………私達の透過(とうか)も見破られてもしょうがないのかな?


「あっ…見えましたか? そう、ジオンの全身を拘束するソレを解く方法を探して、私が跳ばされた謎の神殿に行くつもりだったんですよ」


 なるほど、それで魔の森側に来たのね。

 その謎の神殿とやらの中を確認するために………。

 それって、どの辺にあるのかしら?

 何時から、魔の森側に神殿なんてできたのかしら?


 レイパレでは、そんなイベントは無かったはずだから、外伝のクリスタリア王国編だけのイベントなのかしら?

 ………じゃない、意識が問題から逸(そ)れるわ。

 できれば、私も、コウちゃんやガッちゃんと、その謎の神殿を確認したいわね。


 とりあえず、その謎の神殿とやらの距離を確認しましょうか。

 シアちゃん達に拒否られたら、そっと後をつけて行くしかないわね。

 まぁ、ここはさりげなく聞いてみようかしらね。


「ねぇ~……その謎の神殿って、ここから近いの?」


 私の問いかけに、シアちゃんは周囲を見回してから、小首を傾(かし)げて周囲を見回す。

 そんな姿やちょっとした仕草(しぐさ)でさえ、庇護欲が刺激される。

 いや、本当にささいなことでも折れちゃいそうなほど華奢で儚(はかな)げで可愛いのよねぇ………じゃない。


「たぶん、もう少しだと思います。魔の森側の街壁(がいへき)の出入口からかなり来たし………この辺(あた)りはなんとなく見覚えあるから………」


 なんて言ったら言いのかしらねぇ………。

 本当に、シアちゃんて危なっかしいわよねぇ………なんか、もの凄く心配だわ。

 マジで、このまま付いて行きたいわ………というか、目が離せないんですけどぉ。

 ここは、率直に聞いてみようかしら。


「シアちゃん、私達もその謎の神殿とやらに、一緒に行っても良いかしら? その壁画とかいうの見てみたいのよねぇ………」


 途端に、シアちゃんが嬉しそうな表情になってるし………本当に大丈夫、この子。

 なんか、もうどうしようもなく庇護欲そそる子よねぇ………ジオンも隷属のセイだけじゃなく、心配で付いてきているようだし………。

 フリード君は、ままって言って張り付いているしねぇ………。


「はい、同行してもらえると助かります。ライムの神獣達は、当事者なんだし、あの謎の神殿に行けば、何かわかると思います。見る者の視点が違えば、何か別の新しい事実が見えて来るかもですから………」


 まぁ、たしかに視点が違えば、見えるモノも違うだろうし………シアちゃんだと、なんか見落としが多そうだもんね。

 さてさて、何があるのやら………。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。