241★それぞれの立ち位置?
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
フリード君の事情を聞いて、私はなんとも言えない気持ちになる。
たしかに連れ合い………それも最愛を取り戻す手段が、ソレ(=血の繋がった子供を身代わりに捧げる)しかなかったなら、そういう選択肢もあるかも知れない。
気持ちてきには納得できないけど、狼種って番への情愛が強い種族のひとつだったのよねぇ………。
「氷狼神っていうのは、狼の獣人に崇められている存在なのね。でもって、連れ合いを取り戻せる力を持っているってことなのね」
確認するように問いかければ、シアちゃんは小首を傾げながら、【神子】から誕生した幻の8番目のほうのフリード君から聞いた内容を口にする。
「うん、そうらしいわ。フリードが融合した魂のカケラから見たモノは、氷狼神の力で自分(=本来の身体の持ち主)の魂のほとんどが喰われたところと、その、氷狼神が持つ権能によって、母親の連れ合いが再誕されて寄り添って立ち去る記憶だけだって………。どうも、この子を産むためだけに、他の狼獣人に子種をもらっただけらしくて、この子(=本来の身体の持ち主)への愛情は無かったようなの。だから、親に愛してもらえなかった子だから『一緒に生きよう』って、フリードがその魂のカケラを吸収して融合したらしいの。ほら、フリードも魂のカケラだったからね。カケラ同士だから融合しやすかったようよ」
母親に、連れ合いを取り戻すためだけに生み出された子供って………。
たまにマンガとかでそういう設定があって、好きになれない設定だなぁーとは思ったけど………リアルでソレをされた子って、あまりにも不憫すぎるわ。
じゃなくて、さっきもちょっと疑問に思ったけど、魂ってそんなに簡単に分割したり融合したりできるものなのかしら?
「魂のカケラ同士って融合しやすいってことかしら?」
素朴な疑問がポロッと零れてしまう。
その言葉に、シアちゃんがハッとする。
「………じゃなくて、フリードってば繭化の状態でも、力が強かったようなのよね。まぁー…さすが【神子】の真魂の真核のカケラから誕生した幻の8番目だよね」
その言葉に、解体された【神子】の魂魄の真魂の真核を持つコウちゃんを見て、私も頷く。
「そうね、コウちゃんから零れ落ちた真魂の真核のカケラなら、それだけの力があってもおかしくないわね。なんせ、異世界に渡るような力の持ち主だもの………」
そう言えば、シアちゃんはさらりっと異世界渡りしたコウちゃん力のことをスルーして、レイパレ(R18)関連の話しに戻る。
「ちなみに、ジオンが7人の中で1番強い男だったから………念入りに【封印】したんですって………」
その情報を聞きながら、私は現状を分析する。
いや、3人分の人生の経験値のお陰で、冷静になれるのって助かるわ。
アラフィフ喪女の前世だけだったら、こうは冷静に分析できなかったでしょうからね。
にしても、シアちゃんを心配している人達がいるのね。
いや、この性格だもの、当たり前よね。
それも、フリード君も美丈夫のジオンも存在していない、危なっかしい薄幸の美少女のシアちゃんだけと出合ったら、よほどの人でなしじゃない限り過保護になるわ。
………じゃなくて…そう、ジオンもフリード君もシアちゃんのために買われた隷属奴隷なのね。
とはいえ、そういう風に扱っている様子はないけど………逆に、彼らに心配されているようだし………。
いや、それより氷狼神に捧げられたって………氷神狼じゃないの?
いや…まって……もしかしてだけどぉ………。
7人の男達に解体された【神子】から、新しい力のある氷神狼が誕生したことで、それまで存在していた氷神狼が格下げされて氷狼神が誕生したってことなのかしら?
………じゃなくって………。
こころ(=魂)を食べられちゃった子だから、コウちゃんのカケラの身体にしたのかぁ………。
まぁ、魂のカケラ同士って感じだったのかな?
しかしコウちゃんから零れ落ちた真魂の真核のカケラで【封印】の強化って、ジオンってばいったいどれだけ怖がられていたのよ?
7人の男のひとりかぁ………コウちゃんやガッちゃんは、どう思っているのかな?
そう思って、私が振り返ると、コウちゃんが溜息混じりに言う。
「たしかに、ジオンだっけか……そいつが1番、あの7人の中で力があったな」
その言葉に追随するように、ガッちゃんも言う。
「うん、たしかに………でも途中で制止の声をかけたのもたしかだよ。ただ、それで仲間に【封印】をされちゃうって………」
「ある意味で、7人の中で1番力があって、良識があったから【封印】されたってコトだろうな」
なるほど、コウちゃんとガッちゃんは、さりげなく私にジオンがどういう位置で、どれだけ強かったかを教えてくれるのね。
ここは、きちんと聞いていると頷いてあげよう。
「まぁ……そうだったの………じゃなくて、それは置いておいて、シアさんでしたっけ………」
私がそう声をかければ、同郷の者と出会えたことが嬉しいらしいシアちゃんはニコニコしながら答える。
「あっ……同郷でレイパレ(R18)愛好者なんですから、私のことはシアで良いですよ」




