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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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227/261

227★いらないモノを押し付けましょう


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 前世の私って、転んでもただでは起きないっ………石でも木の棒でも、なんでも良いから、とにかくひっ掴(つか)んで立ちあがるていう感じだったんで………。


 それはさておき、私がいらないモノを入れた袋というのは、見た目が布袋でせいぜいが5キロくらいのミカン箱がスポッと入る程度の大きさのモノだったりする。


 ちなみにこの布袋、ダンジョンから脱出するときに、そこかしこに置いてあった宝箱から出て来たモノだったりする。


 大きさが手頃な布袋なので、何かに使えるかもと一応は回収してきました。

 いや、本当にゲームの時みたいにあちこちに宝箱があったのよ。

 でもって、前世からの収集癖ともったいない精神から、ついつい回収しちゃったのよ。


 そう言えば、宝箱の中には金貨や銀貨もあったけわねぇ………。

 今更(いまさら)になって気付いたことだけど、一文無しじゃなかったわ、私。


 けど、通貨の価値が理解(わか)らないので、結局は猫に小判、豚に真珠状態ですけどね。

 あとで、ちゃんとこの世界の通貨の価値を調べないとだわ。

 一枚の金貨や銀貨が、前世換算で何円にくらいに相当するかも、まだしらないからね。


 願わくば、ゲームの時と価値観が一緒だったら良いんだけどねぇ。

 こればっかりは、現実に買い物とかして、本当の通貨と値段の比率が理解(わか)らないわね。


 まぁ~…それもこれも、ガッちゃんに恐竜モドキ達をたらふく食べさせてからのお話しだけどね。


 じゃなくて、宝箱から出て来た布袋だけど、ただの布袋じゃなかったのよ。

 その布袋は、そこまでは容量がないけど一応はインベントリ機能付きのモノだったのだから………。

 まだ、インベントリというモノは、ダンジョンからの宝箱からしか手に入らないので、ほとんど流通していないのよねぇ………。


 なんらかの理由で、見付けた冒険者が泣く泣く手放したモノは、王侯貴族が買い占めちゃうから、持っている者はそこそこの実力があるか、運が飛び抜けて良い冒険者くらいなのよねぇ。


 そういう意味では流石(さすが)、【難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョン】の宝箱から出るお宝ですよね。

 ただ、残念なことに容量が布袋本体の3倍程度がせいぜいでした。

 インベントリを持たない者には、とぉ~っても価値があるモノでしょうけど………。


 無制限に入る腕輪型のインベントリを左右の腕に持つ私には、全然価値のないモノだったりする代物ですけどね。

 片方なんて、生き物まで入れられる特殊なインベントリですからね。


 その上で、ウエストポーチ型のインベントリも持っているので、はっきりいって使いようとのないモノなんですよ。

 そのウエストポーチ型の方は、無制限ではないですが、どうも普通の平屋くらい内容量がはいるみたいなんですよ。

 だから、布袋のインベントリは私にとっては、なぁ~にも価値が無いんです。


 さっき、【ホワイトファング】の皆さんはインベントリが羨(うらや)ましいって言っていたことだし、容量はそこまでないけど、数があればそこそこの量は持ち帰れるでしょうから、お礼も込めてあげちゃいます。

 でもって、そこ(=布袋型インベントリ)に、いらないモノを適当に放り込んだ私は【ホワイトファング】の皆さんを振り返って、にっこりと笑って言う。


「んふふふふ………それじゃぁ~………この棒を皆さんで引いて下さい。それで、お礼の中身が変わります。最低は…荷物になるだけで………いらないもの、まぁインベントリのゴミみたいなモノですね。当たりは………さてなんでしょうか? ってモノですよ。さぁ、運試しに引いて下さいね」


 そう言って、細い棒の束を差し出す。


 気の良い【ホワイトファング】の人達に、お礼がしたい。

 でも、素直に受け取ってくれないわよねぇ………。

 ここは、あそこで獲った昆虫とか昆虫とか………。


 芋虫とかGとか毛虫とか………。

 これはいらないものというモノを袋詰めしましたよ。


 ああそうだわ、ひとつぐらいマシなもの………ってコトで………。

 シルクスパイダーが有ったわ、これが当たりねと、当たりも作りました。


 私の提案(=強制イベント)に【ホワイトファング】の皆さんと、ファラちゃんが、それぞれの棒を引っ張りました。


 うふふふふ………ゴミが全部無くなりますね。

 ラッキー………いらないって言っても、押し付けますよ私は………。


 その結果はというと………【ホワイトファング】の皆さんの顔は引き攣(つ)っています。

 なんかごめんなさいでも、男なんだから良いわよね。

 私、特に虫類ってキライなんですよ。


 棒に付いていた紐を引くと、インベントリから、5キロのミカン箱くらいの布袋が出てきます。

 それぞれが、おっかなびっくりという顔で、布袋を開けます。


「ライムちゃん、これ…マジかよ?」


「これって……ゴミ?」


「何で…んな…モンが…」


「なぁ~これって…ゴミ…ゴミなのか?」


 ちなみに、ファラちゃんの分の紐は、好奇心に負けたギルマスのアレスさんが引っ張りました。

 そして、アレスさんは袋の口を開けて、中身を見た瞬間に叫んだ。


「うぉぉぉ~マジ…マジかよ。シルクスパイダー…それも、糸腺から糸を取って無い…スッゲー…当たりだな…良いのかよ」






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