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悪役令嬢は婚約破棄されて覚醒する  作者: ブラックベリィ


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226/265

226★どの辺が妥協点になるでしょう?


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 私の言葉に【ホワイトファング】の皆さんが顔を見合わせてから、エランさんが今度は言う。


「いや…だから…さ」


 ここはもう少し突っ込んで言わないとダメかな?

 私はひとりのケモナー愛好家として、可愛いファラちゃんに食べさせたいだけなんだけどなぁ………。


「これは、ファラちゃんに上げたものです。人間は関係ありません。私は、テイムの才能が無いんです。こんな可愛い子を手に入れるなんて、夢のまた夢なんです。存分に、楽しみたいんです。お師匠様にだって………」


『やりたいコトをしたいだけするためにも、強い魔物を獲って経験値とお金を、とにかく稼(かせ)げるだけ稼(かせ)ぐんだ。わかったな、ライム。この世は、力ある者が正義だ』


「って、言われたんです」


 幻(まぼろし)のお師匠様ですけどね、それが私の主義主張ですもん、美乳の胸を張ってそう言いますよ。


「おっ…おま…嬢ちゃん…常識って?」


 おもわず、ギルマスのアレスさんがそう突っ込んで来たので、幻(まぼろし)のお師匠様を使って、三世代分+今の私の年齢による経験値から来る、主義主張を訴える。


「お師匠様、曰(いわ)く………」


『世(よ)に言う常識なんてモンは、何それ食べれるのって程度のもんだ。強ければ、道理も常識も尾っぽを巻いて引っ込むから、大丈夫だぞ。そこに大金があればなおのこと。ライムは可愛いからなぁ~………後はにっこりと笑って、上目遣いで、お願いって言えば、野郎相手なら大抵のコトは叶うぞ』


「って…言ってましたから………。いや、私も最初は…それって何か…間違っているとは、思ったんですが、お師匠様が狩った魔物とかお金を適当に出すと、みぃ~んなお師匠様の言いなりでしたから………それも有りかな?

 って思うようになりました」


 私の言葉に【ホワイトファング】の皆さんとアレスさんとアンジュさんの全員が一瞬沈黙する。

 が、それから素早く立ち直ったエランさんが言う。


「嬢ちゃん…でもな…俺達も…アレでな」


 大人の事情とか世間的なという意味を含ませた言葉で、私の行動(=ファラちゃんに餌付けする)を諌(いさ)めようとするので、私は小首を傾(かし)げてから妥協点になりそうなコトを言う。


「あっ…だったら、このフォレンの街の中を案内をして下さいよ。ここ、初めてなんで………。それと、ご飯をおごって下さい。あと、ファラちゃんをかまい倒したいので、一緒の宿に泊まりたいんです。その代わり、あるものをあげますよ」


 にっこり笑ってそう言えば、ギルマスのアレスさんが溜息混(ためいきま)じりに言う。


「ライムちゃん、そぉ~んなに美味しい特権もらってたら、こいつ等(ら)が堕落しそうなんだけどぉ~………」


 私はアレスさんの言葉に、クスクス笑って言う。


「あら、私にとっては……くすくす…【ホワイトファング】の皆さんって弟みたいな感じなんですけどぉ………。年下の子には…優しくしなさいってお師匠様に言われましたもの…………」


 私の発言に、アレスさんが突っ込んでくれます。


「ライムちゃん、歳幾(としいく)つ?」


 アレスさんの発言に、アンジュさんが、それ女性にとっては禁句ですという顔になるが、あえて黙ってことの成り行きを見守っている。

 それを見て、クスッと再び笑って、私は定番のセリフを言う。


「あら、女性に歳を聞きますの? うふふふふ………私は、ハイエルフと人間のハーフなんです。年齢はアレですわね………でも、こころは永遠の16歳なんですのぉ~………。どうしても…ハイエルフハーフだから姿に、こころが引かれるからなぁ~…そのぐらいの年齢だと思って行動しろって、お師匠様に言われました。ですから、私の我(わ)がままに付き合って欲しいんですぅ~………ダメですか?」


 定番の上目遣いを使って言えば、マイケルさんが降参と両手を挙げて言う。


「ああ…もう…理解(わか)ったよ。このフォレンの街にいる間(あいだ)は、ライムちゃんの下僕になってやるよ。それで、ファラの食べた分はチャラな」


 私の行動に諦めてくれたみたいです。

 これで、ファラちゃんと遊びたい放題です。


「はい、ありがとうございます。うふふふふ………やぁ~っぱり、お師匠様の言うとおりですねぇ~………。でも、我(わ)がまま言ったら、お礼は必要だって言われています」


 私の言葉に、すかさずファーズさんが言う。


「いや、それいらねーから」


 その言葉を聞こえていないふりでスルーして、いったんファラちゃんに食べさせられなかったソルス・エル・ピーシェの果実をしまい込み、ちょっと背負い袋の中でゴソゴソと手を動かします。

 だって、左の腕輪ン中のインベントリには、いっ~ぱい、まだまだ色々(いろいろ)な魔物が入っているけど、ガッちゃんでもいらないって言ったモノが結構あったりしますからね。


 もったいないお化けで拾ったヤツがね。

 それを、ささっと適当な布袋(=こちらも、【難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョン】の中で手に入れたモノ)に放り込み、きゅっと軽く口を縛って少し長めのヒモをつけて、細い棒の先に括(くく)り付けました。


 その細い棒は、【難攻不落の深淵(しんえん)の絶望ダンジョン】から出てソルス・ロス・エンダ村に向かっている途中で、何となく拾ったモノたちです。

 いや、焚火(たきび)とかするのに使えるかな?って、何の気なしに拾っちゃっていたんですよ。





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